九州は梅雨入りしたみたいですが、近畿地方ももうすでに梅雨入りした天候です。
というか今年は特に雨が多いような気がしますね。
そんな中、先日、宍粟市の千草町の方へドライブがてらライトハイキングへ行って参りました。
最近神戸新聞にも掲載されておりましたクリンソウを観に「ちくさ湿原」へ向かいました。
クリンソウのノボリが山道沿いに目立つので直ぐに分かります。
場所はちくさ高原キャンプ場の道を挟んで向かい側です。
ハイキングがてら湿原の山道を歩きます。
コースは600メートル1500メートルと2000メートルの3つのコースがあり、少しアップダウンがありますが今回は2000メートルを歩きます。
一応入場無料でございますが、募金箱が設置されてますので是非ご協力しましょう!
さて、少し天候の雲行きが怪しくなってきましたな。。。(汗
クリンソウ(九輪草)は、比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する花です。
花は長く伸びた茎に階段状に咲き、その様子を五重塔の屋根に立つ九輪(相輪) に見立てて名付けられたと言われてます。
いやぁしかし、途中から結構な雨に見舞われます☔️☔️
しかし湿原の中は木々に覆われておりあまり雨が当たらない。。
撮影しながら歩いていると色んな風景を感じ撮れました。
鬱蒼とした木々の木漏れ日の中に群生するクリンソウの色合いが美しい。繊細かつシャープなピンクとグリーンのコントラストが一面です。
神戸新聞に掲載されただけあって、平日にもかかわらず大勢の人で賑わう湿地帯。
そして雨脚も結構強くなりました。
と言うことで東屋にて雨やどり。しかし一向に雨が弱まる雰囲気はございません。
歩き終えお昼ご飯を食べに向かいます。
向かったのは、ちくさ高原ネイチャーランド。
ここの中にある食堂がOPENしているらしいのです。
ネイチャーランドとはスキー場の事です。その中の食堂でいただきます。
かき揚げうどんとカツカレーを注文です。メニューはさほど多くございませんが、結構な山奥なので近くに食べるお店があると言うのはとても助かりました♪
さて、ご飯を食べ出すと雨が止む😓 まぁ仕方ない😓
ちくさ湿原を後にし、続いては、ここから約3キロほど南に下ったところにある「たたらの里学習館」と言う施設にやってきました。
「たたら」とはなんぞやと言う事ですが、ジブリの「もののけ姫」にも登場するのでしょうか。(オイラはあまりアニメを見ないので詳しく存じ上げないのですが)要は今で言う製鉄所の様なものでしょうかね。
その昔、中国地方などの山間部がその「たたら」の本場だったようです。山間部の砂鉄から鉄を生成する工場がここの千草にもあったようです。
特に千草町は古代から鉄づくりの歴史が深く、中世以降は特に備前の刀匠たちに珍重されて数々の名刀を残した町でした。
そのたたらの跡地にこの資料館ができたそうです。資料館の裏手には、江戸時代のたたらの跡地が随所に見当たります。
たたら(天児屋鉄山)跡は、設備ごとに整然とした石垣群に区画されており、約400m四方の広大な遺跡が残っており学会からも高い評価を得ているらしいです。
たたら跡を歩いて見ました。沢が流れておりここも湿地が広がり当時の石垣跡がたくさん残ってて、いまでも製錬によるスラグと言うか不思議な形をした石ころが沢山転がってます。
このたたらの里学習館の館長さんがすごいお話好きで郷土の歴史に詳しく、面白いお話を聞くことができました。ありがとうございます。
石垣の上には稲荷神社が見えます。
いやぁ、入梅時期の雨ハイキングとなりましたが、ちくさ湿地のクリンソウもきれいに拝めました。そしてたたらの歴史も面白かったです。
近場の風土を今一度じっくり見て回る「小出かけ」も趣深いですね^^