今回は、この木曽路旅でも一番心に残った福島の旅をご紹介します!
- AM7:30
おはようございます。朝からシャンシャンと鈴の音で目が覚めます。
木曽路旅二日目ですが前回までの旅路はこちらから>>その一(馬籠)その二(妻籠)
今回宿泊させていただいた おん宿蔦屋さんの一人部屋からの景色はこんな感じでした。
この目の前の大手橋を渡って登校して行く、小学生のクマよけ鈴の鈴の音で目が覚めました。
朝食は昨日コンビニで買った、うどんとホットコーヒーと言うバランスの悪い組み合わせをそそくさと食べて、本日も出発しますか!
- AM8:00
さて旅の2日目は福島の町並みを散策します。電車の出発時間がAM11:04ですので、それまでに回われる箇所を散策します。
旅館の仲居さんからマップをいただきまして、訪れることが出来そうな場所を教えてくださったのでとても助かりました。
さて出発!の前に荷物が多く大変なので、宿から自宅へボストンバックを荷物宅急便にて送ってもらうことにいたしました。
これで本日も身軽で歩くことが出来ます!
まずは木曽福島の名所である福島関所跡へ向かうとします。
宿から約700メートルですので、さほど遠くはございませんが、
木曽福島の町は急峻なV字谷状地形です。
木曽川を挟みこのような随所にある階段をてくてく登ります。これが結構きつい(><)
さて、階段を登りきると、福島の街並みが綺麗に見渡せました!
そして進んで行きますとまず見えるのが、
高瀬資料館。今回はここには訪れませんでしたが、この資料館は、高瀬家と言う代々木曽代官山村氏に仕えてきた江戸時代の武士の家を資料館として開放されてます。
また、薬「奇応丸」を製造していた武士とも知られ、島崎藤村の姉が嫁ぎ、小説「家」のモデルとなった旧家です。
その高瀬家から少し歩くと福島関所へ到着いたしました。
この福島の関所は、4大関所の一つと言われております。
箱根、新居、碓氷、福島の四箇所を4大関所と指しますが、特徴は関所としての規模もありますが、厳しさが半端なかったと言われています。
江戸時代に入り徳川家康が天下を治めるに当たって、特に力を入れて取り締まりを行った4大関所ですが、特に福島関所は創設以来約270年間、中山道の要衝として「入鉄砲」(江戸へ入る武器)「出女」(大名の人質が国元へ逃げ帰るのを監視)を取り締まった重要な関所でした。
内部は資料館として様々な展示物や資料があります。
受付の管理人のおばさんがとてもお話好きで、関所の歴史からオイラの電車の出発の時間で回れそうなコースを丁寧に教えていただきましてとても助かりました。
直にお話を聞くことで特に記憶に残りますし、何より知識が入ることでこれから観光する場の楽しさが倍増いたしました。ありがとうございますm(__)m
しかし、少々話が長くなってしまい、次へと散策開始です。
- AM9:30
次は、木曽川を渡って興禅寺前を通り、山村代官屋敷へと向かってみます。
先ほど登って来た階段を降りて木曽川の対岸へ
昨夜、泊まった宿からこの木曽川の流れの轟音が一晩中聴こえていたんですが、最近の台風&大雨で水量がかなり増えている様子。
- AM9:50
時間も心配になって興禅寺は参入せず、少し早歩きで山村代官屋敷へと向かいました。
ここは、先ほどお話しさせていただいたおばさんにもおすすめの太鼓判を押されたので訪れました。
江戸幕府の旗本としてこの木曽谷の地を治めていたのが山村氏であり、先ほど訪れた福島関所の関守も兼ねてました。その山村代官のお屋敷です。
関所とは反対側の高台に聳る立派な門構えの屋敷は、風情がありますな。
屋敷にたどり着くまでの石畳の回廊と、木曽らしい気高し木々が何とも趣があります。
玄関に到着。屋敷内は美しい庭園が広がり、江戸時代のこの地での旗本の暮らしぶりを感じられる品々が展示されております。
オイラが特に感激したのは景観です。
気品高い庭園に、高台から望む木曽の山並みと福島の街並みが一望できる背景。
みごとな庭園と木曽の街のコラボレーションです。
尾張藩から木曽の地を収めた山村氏は、今でも福島の人々に語り継がれており、やはりカリスマ代官だったことがひしひしと感じられます。
- AM10:30
さて、長居してしまったぁ。。
少し電車の時間に焦ります。
と言う訳で、ここからは早歩きで町並みを散策。今も残る福島宿へ向かいながら、駅までを目指します。
行人橋を渡ると、勢いのある木曽川の横には崖家造りの家屋が立ち並びます。
橋の袂には公園があり、足湯がありましたが今回は豪雨の影響などで止まってました。
福島の町は、本当に険しい谷に沿って作られまして、街は階段だらけです。
しかし、平坦な街並みではなく、高低差があり混沌とした感じがまた、面白いです。
今も旧街道の昔の雰囲気が残る「上の段」に到着です。
宿場であった上町・下町は昭和2年の大火で焼失し、現在では古い建物はほぼ残されていません。
ただ、地形や道路から往時をしのぶことができます。昨日訪れた、馬籠宿、妻籠宿に比べてものすごく静か。
こういう雰囲気がとてもいい感じですね。
街並みを歩いているとふと、よく訪れた兵庫県の有馬温泉と少し似ているように感じます。
宿場町を抜けて、結構長く続く階段を抜けますと、
電車道に出ました。ここからはもう駅までは近いはずです。
今一度、木曽福島の街並みを目に焼き付けます。
- AM11:00
駅に到着したのは出発分前、、、わりとギリギリでございました。
いやー。良かったです!木曽福島!
今回の旅で一番心に残った地です。
さて列車に乗って、次の宿場町へlet’s go!