3連休を何とかとれる事になりましたので、前々から計画していた旅の一つ、美濃から越前を渡る行程の旅路へ出発いたします!
しかし岐阜県から福井県の旅に、なぜ3日間もかかるの?と思われるかもしれませんが、今回の旅は長良川鉄道と言う第三セクター路線(越美南線)とJR九頭竜湖線(越美北線)を利用すると言う行程。

各路線は列車の本数が極端に少ないローカル線。さらに途中の北濃駅から九頭竜湖駅までは線路が繋がっておらず、しかも県境にまたがる区間にあたるためそれに代わるバスも途中までしか走っておりません。
なのでその区間は徒歩で行く事になります。

さて今回辿っていく越美南線(長良川鉄道)と越美北線は、元々国鉄時代に福井から美濃太田までを結ぶ「越美線」としてそれぞれ途中までの開業となりました。
国鉄時代、美濃太田駅から北濃駅までは越美南線、南福井駅(JR移行後は越前花堂駅に起点変更)から九頭竜湖駅までは越美北線として開業しましたが、民営化後工事は中止され北濃駅 – 九頭竜湖間が分断されたままとなっています。
越美南線は工事中止後の1986年12月11日に第三セクターの長良川鉄道に移管され、越美北線は1987年4月1日の国鉄分割民営化時に西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承されました。
この路線で行程を考えると、どうやっても最低3日はかかる旅路になるのです。丸2日でも足りません。
しかし逆に3日あれば、途中下車しながらかなり充実した観光が出来ることになります!

JRの乗車券は、100キロ以上になれば後戻りしなければ何回でも途中下車が出来ます。
尚且つ有効期間が100キロ毎に一日ずつ増えるのです。
ただ今回の場合、美濃太田からは私鉄の長良川鉄道となり、九頭竜湖からは再びJR線となるため実質2枚の乗車券、後は特急券を購入いたしました。
前置きが長くなりました、それでは出発いたします!!
今回も気合入れて編集した動画を作成いたしましたので良ければご視聴いただければ幸いです。
AM7:00
姫路駅から新幹線こだま号に乗車し新大阪まで参ります。

一気に名古屋まで行って乗り換えが通例ですが、ちょうどこの時間帯は、一日に一本のみ運行される大阪発のワイドビューひだ号が出ておりますので、そちらを利用いたします。
その方が乗車料金が格段にお安くなります。

新大阪からワイドビューひだ号へ乗り込みます。ここから約2時間半の乗車です。
AM10:30

美濃太田駅に到着。
ここで長良川鉄道に乗り換えとなりますが、乗り換え時間まで一時間少しございますので、ぶらり途中下車です。

駅より約一キロほど南に下れば、旧中山道へ出ます。
その中山道の宿場町「太田宿」へと向かってみましょう。

中山道69次の51番目の宿場、美濃十六宿の中央にある太田宿。
太田宿は、中山道三大難所の一つに数えられた「太田の渡し」があり、尾張藩の代官所もあったことから、政治・経済・文化の中心地として栄えました。

人が少なく良い所です。それでいて現在も古い町並みや枡形などが残り、宿場情緒が残りとても風情があります。

国登録有形文化財に指定されている旧小松屋は、江戸時代に旅籠を営んでいた建物を、そのまま活用した太田宿のお休み処です。
近世町屋建築の落ち着いた雰囲気の中、畳の上でくつろぐことが出来ます。

ほんと江戸時代にタイムスリップしたかのようです 笑
旧小松屋の裏庭から川の土手へ出ることが出来ます。

今回の旅はこの長良川に沿って北上していく旅です。しばらく川の流れを感じていると、いつの間にかこれから始まる旅路を感慨深く思いながらカメラのファインダーを覗いていました。
と、長良川と思い込み続けていたのですが、これ実は木曽川ですよね💦旅から帰ってきてこのブログを書き始めて改めて理解すると言うイタイ勘違い(スミマセン)
それはそうと、ゆっくりしすぎました。やばいやばい、、列車の時間に間に合わなくなってしまう💦💦
という事で、少し小走りで駅まで向かう事となりました。。。重い荷物を背負っての移動なのでいきなりの体力消耗です。
AM11:30
美濃太田駅から長良川鉄道へ乗車。

何とか予定列車に間に合いまして、さて次の途中下車はどこにしようかなと。
ひとまず美濃市まで行ってみて、そこで考えよう♪
AM12:00

ローカル列車に揺られてゆっくりと田園風景の中を進んで行き、約30分少々で到着です。
少し天気の雲行きが怪しくなってきたぞ⛅
大丈夫か☁
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