【鉄道バス徒歩で巡る 美濃→越前ひとり旅】②うだつの上がる街並み美濃

今回の旅は長良川鉄道と越美北線に乗車し途中下車しながら観光地を歩く旅です。

前回までの記事はこちら>>①中山道太田宿を巡る

さて降り立ったのは美濃市駅。

長良川鉄道ではまぁ中核駅になると思われますが、駅前はこの様に小ぢんまりしております。

降り立ったは良いですが、近くになにもございません。

地図を見てみましょうか。

画像をクリックすれば地図を拡大できます

降り立った美濃市駅から約一キロ北西に美濃の町があるとの事。

駅前は何もありません。

それでは美濃の町まで歩いてみます。

向かう途中、また駅が見えてきました。

ここは昔走っていた名鉄美濃町線の旧美濃駅跡でした。

今は廃線となっており駅舎のみ保存されていて、列車も残ってます。

昭和の交通インフラが鉄道中心だった時代、全国に鉄道路線がどんどん広がって行きました。

しかし国鉄民営化となった平成になると、赤字路線の廃線とともに道路のインフラ整備が進むにつれ維持コストのかかる鉄道がどんどん姿を消していきました。

特に名鉄線の路線はかなり縮小され、岐阜北部を走る軌道区間を中心に一部鉄道区間を全て廃線としました。2004年(平成17年)の事です。

ウィキペディアより

上の路線の美濃町線、高富線、揖斐線、谷汲線、田上線、鏡島線、岐阜市内線の、架線の電圧が1500Vに上がらないままだった区間、いわゆる600V線を全廃止になりました。(画像はウィキペディアより)

さて、ふらりと立ち寄った美濃ですがいきなり鉄分の濃いスポットに出会いました。

旧駅舎内は美濃市の観光案内や休憩所も兼ねており、一服がてら立ち寄ってみる価値がありました!

PM1:00

しばらく歩いて美濃の町、通称うだつの上がる街並みへと到着いたしました。

いやぁ。なんとも風情がある街並みです。一通りぐるりと街を歩き回ってみましょう。

美濃の町についても全く未知でございます。

無料で訪れることが出来るギャラリー山田家さんへお邪魔いたします。

昔の旧家屋を利用したギャラリーとなっており、お住まいになられている方からいろいろお話を伺います。

美濃市は和紙が有名で美濃和紙の歴史は古く約1300年を数えます。

今では職人の数は減ってしまったらしいのですが、「美濃和紙でなければ」の需要がある「美しく優しく強い」美濃和紙の紙漉きの技術を守っていこうと伝承活動を続けています。

「強く美しく優しい」美濃和紙は各モノの材料に留まらず、アートの視点からも関心が寄せられるマテリアルであり、町屋ギャラリーが街全体にたくさん見かけられました。

さて「うだつが上がる町」という事でその歴史を探っていきたいと思います。

江戸時代中期(18世紀末)に建てられた市内最大規模の商家「旧今井家住宅」を訪れてみます。

間口十二間(約22メートル)、奥行八間(約14.5メートル)、建坪96坪(316.8平方メートル)の中二階の構えとなっています。

屋根の両端には卯建を上げ、母屋の奥には中庭と土蔵が並んでいます。

中庭には涼やかな音を奏でる「水琴窟」が埋められ、しっとりした和情緒を堪能できます。

さて“うだつ(卯建・宇建)”とは、屋根の両端にある防火壁のことです。

江戸時代、類焼を防ぐ工夫として、切妻平入りの町屋の両端の妻を一段高くした“うだつ”が設けられました。しかしこの“うだつ”は、一丁前の店を構えなければ上げられません。

豪商たちは、“うだつ”を上げることはもとより、富と粋の象徴としてその意匠も競い合ったといいます。


そんな“うだつ”のある家も年々減り、今最も多く残っているのは美濃市常盤町・相生町・本住町・泉町です。中には、国の重要文化財として指定されている家もあります。

PM2:00

さて、ゆっくりと美濃の町を探索した後は駅へと戻ります。と地図を確認すれば隣の梅山駅の方が近いような感じです。

という事で梅山駅に向かう事としましょう。

いやぁ、少しぶらり途中下車のつもりが、長々一時間以上も滞在していました。

予定の列車を乗り過ごし、一時間弱待つことになりました。

美濃についてから雨がぱらつく天気模様でしたが、駅に着くと天候が回復してまいりました🌞

リュックにはカメラやレンズ、パソコンなど10キロ以上を背負っての歩きはわりと堪えます💦

丁度一休みという事で駅のベンチに腰掛けます。

PM3:00

再び列車に乗り込みました。

ここからは約45分の乗車。郡上八幡へ向かいます。

列車はディーゼルの豪快なエンジン音を轟かせて北へ走ります。

という事で暫く美しい車窓を眺めながら、うとうととします💤

今回の旅の動画を是非ご視聴ください⤴

次号「奥美濃の小京都」へ続く >>こちらをクリック


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