2021年夏、お盆前に訪れた四国旅行2泊3日の旅路です。
今回の旅行程は、播州を出発し徳島を経由して室戸岬から高知を目指す旅です。
(兵庫県 緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発令していなかった時期の旅行になります。行程中は同行者以外ソーシャルディタンスをしっかりとり、密を避けた行動を心がけております。)

走行距離、約650キロのドライブ旅。これまで何度も四国は旅行しましたが、唯一室戸岬は訪れたことがございませんでしたのでとても楽しみです!
まず一日目は室戸岬を目指す、ほぼドライブです。
二日目は室戸岬から高知への80キロの道のりを、あちこちゆっくりと観光しながらまいります。
三日目は恐らく雨の模様ですので、大きな予定は入れず帰路に着くドライブ行程です。
よろしくお願いいたします。
では、出発いたしまーす!
■AM10:00
少し遅めの出発でスタート、神戸淡路鳴門自動車道を経て徳島へ入ります。
出発してから1時間50分少々経ち、ちょうどお昼前。
今回の旅の始まりは、徳島のご当地ラーメンを食べることからにいたします♪
徳島ラーメンは濃厚な豚骨スープが特徴で、生卵をトッピングしていただきます。

コッテリ感とは裏腹に意外とスルッといただくことができ、スープまで美味しくいただけます🍜
■PM1:00
お腹もいっぱいになった所で、ドライブ再開です。
徳島市内から室戸方面へは、高速道路が整備されていないため国道55号線をひたすら走ってまいります。

徳島市内から小松島市、阿南市を抜け日和佐へ向かいます。この区間は、市街地を抜けるまでしばらく渋滞が続き内陸部分を進んでいきます。途中からは高規格道路の日和佐道路に入り高速で進みます。
日和佐からは国道55号線を離れ、しばらく海沿いを走ることにいたしましょう。

南阿波サンラインと言う、日和佐から牟岐を海岸線経由で結ぶ県道147号線です。
リアス状になった高低差の大きい海岸を進むためすごく景観の良いドライブが楽しめる、ツーリング道です。約17キロの区間。
途中4つの展望所があり、第一展望所で車を止めます。




日和佐浦展望台で休憩。ここからは、室戸阿南海岸国定公園の美しい海岸線と雄大な太平洋の景観を一望できます。
この先、千羽海崖では高さ200mもある断崖絶壁が太平洋に向かって2kmに渡って続き、付近は格好の釣り場としても有名なのだそうです。
さらに少し車を進めて第2展望台、第4展望台から太平洋を眺めます。





この辺りは光害が少なく空気が美しいため天体観測に適すとされ、1998年11月のしし座流星群発生の際にはサンライン展望台は絶好の観測場所だとして、天文ファンの車で賑わったこともあるとの事です。
また、最近では車中泊ブームもあり、満点の星空と雄大な日の出を眺めることができる穴場スポットですね♪
■PM3:10

絶景のドライブを終え牟岐に到着。
徳島県内最大の無人島である大島をはじめ、沖合にいくつか島を持つ牟岐町。大島付近には、高さ10mほどに成長した世界最大級のコブハマサンゴと呼ばれるサンゴがあり、サンゴが有名な町です。
牟岐からはかつて土佐街道の難所だった断崖絶壁沿いを進みます。
徳島県の最南端海陽町に入りました。ここ海陽町を超えると高知県です。

JR牟岐線(現在は安佐海岸鉄道)の海部駅が近づくと、線路上に不自然なトンネルが見えてまいります。
今となっては無用の長物トマソンとなる、何これ珍百景的な存在のトンネルですが元々はちゃんとトンネルの意味がありました。
もともと小高い丘だったこの場所を抜けるために作られたトンネルでしたが、その後町開発で小高い丘を均し整地、トンネルだけが残る形となりました。徳島最南端の珍スポットですね^^
また、現在はJR牟岐線の終点は一つ手前の阿波海南駅までとなり、この区間は運休中の安佐海岸鉄道となっています。(安佐海岸鉄道は今後DMV「線路と道路を走れる乗り物」導入に伴う施設工事経て再開業するとの予定です)
さて海部を過ぎると、海をはさんで対岸に木々が生い茂る大きな半島が見えます。

外洋の荒波を避けて魚たちが避難してくる場所でもある那佐湾です。
この後、高知県東洋町を過ぎると、室戸半島沿いに左手に太平洋を眺めながらのドライブが続きます。

ここからは日本ジオパークにも認定された海成段丘地形が連なる、美しいジオドライブです。
■PM4:00

さてさて、室戸ドライブはようやく室戸市に入りました。
途中、宿の夜を快適に過ごすためのドリンク類を買い込むため商店へ立ち寄ります。

モンマートむろとで、色々買い込みます。
ここから先、室戸岬方面はコンビニはもちろんの事お店はたぶん無いと思いますので、ここが最後のお店です。
色々買い込むことができましたので安心です^^
■PM4:20
本日の最終の目的地「むろと廃校水族館」へ到着しました。
かつて小学校だった廃校舎をそのまま再活用した水族館です。
まず、受付を済ませ、順路に沿って校舎2階へ上がります。










小学校の教室や備品などを面白く再活用し、アクアリウムと小学校の懐かしさを感じることができる水族館。
2階は、一部教室が残され、奥には大きな水槽エリアが広がります。
特に室戸はウミガメの産卵地でもあり、近年の温暖化による砂浜面積の縮小化や、海洋ごみの問題など、室戸ならではの海洋事情を知ることができるのも興味深いです。







3階は理科室のような部屋に、様々な展示物や標本などがあります。
外に出るとプールが広がります。プールも巨大な水槽として利用されています。
じっくり見るには結構な時間が必要そうです。面白いし興味深い内容たっぷりで室戸観光の際は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
むろと廃校水族館
登校・下校時間(営業時間)
4月~9月 9:00~18:00
10月~3月 9:00~17:00
※年中無休
入館料
大人(高校生以上):600円
子供(小・中学生):300円
■PM5:00

さて、この後は本日の宿へと向かいます。
ここからは後8キロほどです。

到着しました!本日お世話になるお宿、ホテル明星(あけのほし)さんです。
ホテルの客室からは、乱礁が広がる太平洋が一望できます。
早速一息つきます。

本日の日の入りが6時半頃と言う事で、一服後室戸岬をぐるりと回り日の入りを拝める場所へ行ってみました。
■PM6:30

日の入りのタイムラプス撮影をしてみようと準備いたします。

天候が少し変わり雲がかってましたが、太平洋に真っ赤な夕焼けが広がります。
■PM7:30
さてホテルに戻り夕食。





海の幸を存分に楽しめる夕食で、おなか一杯になりました(^^)/ごちそうさまでした。
ホテルあけのほしの魅力はお風呂にもあります。
温泉ではないのですが、海洋深層水露天風呂「二千年の湯」に浸かることができます。




露天風呂が海洋深層水風呂となっています。
割とぬるいお湯で夏にはいい感じですが、かなり塩分濃度がありますので入ってみると結構ガツンと来ます。(有馬温泉の金泉のような感じ)
しかしじわじわ効いてくる感じが実感します。肌の弱い方は長湯はやめた方がよさそうですが、温泉好きの私はかなり長湯をし、その後のビールが最高に美味しかったです🍺
さて、ひがしこうちの旅一日目はここまでです。明日からが本番です!
次号に続きます>>ひがしこうち旅その2北川村へ向かう