今回の旅はフェリーさんふらわあの格安プラン「舟遊プラン」を利用した3泊4日の九州ひとり旅です。
初日の夜さんふらわあで大阪を出発し、翌日は鹿児島から熊本を経て高千穂を観光し大分別府へ移動。
3日目は別府温泉を散策いたします。今回の記事では地獄めぐりをご紹介して行きたいと思います。
よろしくお願いします。
初日のフェリー旅はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅1話
二日目、志布志から高千穂峡までの乗継移動はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅2話
大自然の造形美、高千穂峡を歩くはこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅3話
日本神話が残る天岩戸神社を参拝はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅4話
夜の別府温泉が散策から翌日は明礬温泉はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅5話
AM12:00
さて別府八湯「明礬温泉」で少々長湯しすぎて気付けばもうお昼です。
別府温泉は地獄めぐりが有名です。
計画では「別府八湯全ての湯めぐりを終えてから、地獄めぐりへ」の予定でしたが、さすがにこれは時間的に難しそうです^^;
とりあえずは「地獄めぐり」に行くことにしました。

地獄めぐりの「地獄」とは温泉の「源泉」の事で、別府観光のメジャースポットとなっています。
別府市内には数か所の地獄が存在しますが、その中でも地獄めぐりで有名な地獄組合に加入しているのは「海地獄」「鬼石坊主地」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」「血の池地獄」「龍巻地獄」の7つです。
鉄輪温泉に集中する地獄ですが、「血の池地獄」と「龍巻地獄」はすこし離れた紫石温泉にあります。

という訳で、まず一番メジャーな地獄、「海地獄」へと向かう事にいたします!
受付で共通観覧券(2000円)を購入いたしまして入場。
海地獄






海地獄はその名の通り、硫酸鉄による綺麗なブルーの地獄で、国の名勝に指定されています。
見た目はコバルトブルーが美しく気持ちよさそうな温泉に見えますが、なんと温度は98度もあります♨
泉脈までの深さは200mにも達します。
地獄の畔には別府白龍稻荷大神が鎮座し、真っ赤な鳥居が並びます。




地獄に隣接した池では温泉水で「大鬼蓮」が栽培されていて、お盆のシーズンには大きく育った葉の上に子供が乗ると言ったイベントもあります。
奥には温室もありました。

温室を出ると真っ赤な「赤池地獄」が広がります。園内は湯けむりがモクモクと立ち昇ります。
鬼石坊主地獄
さて、海地獄を出るとすぐ横が鬼石坊主地獄です。
長らく閉鎖されていた新坊主地獄と鬼石地獄を合わせて「鬼石坊主地獄」とし園内が整備されまして、2002年12月に約 40年ぶりにリニューアルオープンされたニュー地獄です。
熱泥がそこかしこで吹き上げ、坊主の頭のように膨れます。





天然記念物に指定されている本坊主「坊主地獄」はここより少し山側にあり、本家より後に出た地獄ということで、新坊主地獄とも呼ばれることもあるそうです。
続いての地獄は少し車で下ります。(30秒程)
かまど地獄
もとは柴石温泉下手にあった地獄が枯渇したため、1947年頃に現在地に移転した地獄です。
旧の竈地獄で、八幡竈門神社の大祭で神前に供える御飯を炊いていたことからこの名が付きました。
他の地獄の見所を凝縮して集めたられたような6つの地獄があり、「かまど地獄」1ヶ所で様々な地獄が楽しめます。6つの地獄はそれぞれ「地獄の一丁目」から「六丁目」と名付けられています。








順路の途中に極楽一丁目から三丁目と言う地獄を体感できるコーナーがあり、温泉を飲んだり浴びたりすることが出来ます。
最近では所縁の八幡竈門神社とともに鬼滅の刃の聖地としてマスコミなどに取り上げられ話題になりました。
鬼山地獄
今度はかまど地獄のお隣にある、「鬼山地獄」です。
別名「ワニ地獄」とも呼ばれていまして、温泉熱を利用して約80頭のワニが飼育されています。
シンボルとなっているマレーシア伝統家屋内は、ワニ飼育の歴史や1925年から1996年までこの地獄で生きた世界最長寿記録を持つワニ「イチロウ」の剥製もあります。



飼育されているワニたちは急に殴り合いをはじめ、中々迫力があり見入りました🐊
白池地獄
続いては、鉄輪温泉へ続くみゆき坂を少し下って「白池地獄」へ到着です。
これまでの地獄に比べると特に和を感じる地獄。
含ホウ酸食塩泉で、噴出するときは透明ですが、外気に触れ温度が下がると白濁しこの様に乳白色に映ります。





1931年噴出し当初は「玖倍理地獄」と呼ばれていたそう。
園地を整備する際、風土記にある「玖倍理湯の井」との混同をさけるため、地獄の特徴から「白池地獄」に改称されました。
日本庭園が広がり、湯けむりと和情緒を感じることが出来る地獄です。
温泉熱を利用した熱帯魚館が併設されています。
別府の地獄として海地獄と同様に国の名勝に指定されています。
PM1:40
さて、ここまで速足で5つの地獄めぐりを済ませて参りましたが、残るはあと2つ。
少し離れた場所にありますので、車で移動いたします。

血の池地獄
血の池地獄は日本で一番古い天然の地獄で豊後国風土記や万葉集にも「赤湯泉」等としてその存在が見られる歴史ある地獄です。酸化鉄や酸化マグネシウム等などによって朱色に染まっていることから名づけられました。
まさに「赤い熱泥の池」です。 1927年には高さ220mにまで達する大爆発を起こしたと言われています。









紅葉の時期、色付いた紅葉と真っ赤に染まる地獄の色合いがとても美しく、私は7つの地獄な中で一番印象に残りました。
血の池地獄も国の名勝に指定されています。
さて血の池地獄から東へ少し歩いて下ると、最後の地獄「竜巻地獄」に到着。
竜巻地獄
龍巻地獄は、30~40分間隔で噴出する間欠泉で、噴出していない間は次の噴出まで待たなければいけません。
間欠泉で有名なアメリカのイエローストーンは1時間以上の間隔がありますが、それよりタームは短いです。これは空洞説と垂直管説とのメカニズム違いだと考えられています。


気圧の高い地下深くで熱せられた湯は摂氏150度にも達しますが、噴出直後に減圧によって気化し100度以下となります。



私が訪れたときはちょうど噴出し終わった所で、その待ち時間の間にお土産物屋さんをぶらぶらします。


「まだか、まだか」と待っていると、いきなり噴出しますのでびっくりします(@@)!
約50m噴出する力があるとされ、観光客の危険防止のために噴出孔の上部や側部には石の天井や壁が設けられておりますが、それでもかなりの勢いです。この竜巻地獄も国の名勝に指定されている他、別府市の天然記念物にも指定されています。
PM2:40
さて、これで7つの地獄を全て回りました。少し急ぎ足ではございましたが^^;
この7つの他にも別府地獄組合に入っていない地獄もあり、訪れたい個所は尽きません。
次は再び鉄輪温泉まで戻り温泉湯巡りとまいりましょう♨
別府温泉の旅まだまだ続きます~
次回<かんなわ湯めぐり~さんふらわあ乗船>へ続く
別府の温泉巡りいいですね!!
私は一度しか行ったことがないんです。
確か、海地獄と血の池地獄に行ったと思います。
血の池地獄で軟膏を購入したのですが、その時アトピーがひどくて困ってたんですが、それを塗ったら劇的に治りました!!
また行きたいです(^^)/
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TABISURUEIYOUSHI様 こんにちは!
別府温泉行かれたことがあるのですね!私も初めて訪れたんですが、観光地の規模を超えて生活に温泉が溶け込んだ街の様子が新鮮で魅力的でした。
>血の池地獄で軟膏を購入したのですが、その時アトピーがひどくて困ってたんですが、それを塗ったら劇的に治りました!!
それはすごいですね!!温泉の成分は様々な効能があると言いますよね。
私も腰が悪いのではしご湯をしたところ随分マシになりましたが、日常生活に戻ると再び痛みが... 笑
早くコロナが収まって気兼ねなく旅ができるようになってほしいですね^^
コメントありがとうございました!!!今後ともよろしくお願いいたします。
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やっぱり温泉は効果ありますね。
自分には海水系や硫黄系が合うみたいなんですが、別府は特に合った気がします。
湯の花も買いましたが、すごくよかったですね。
腰痛がおありですか…。
私もたまにひどくなるのですが、その時は、立ち上がったり歩いたりの動作も痛く、能や狂言の「そろりそろり」状態で歩いてます(笑)
やっぱり温泉はいいですよね。
ホント、早く収まって欲しいですね。
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします(^^♪
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