3泊4日九州縦断ひとり旅【かんなわ温泉巡り~さんふらわあ乗船】

フェリーさんふらわあの格安プラン「舟遊プラン」を利用した3泊4日の九州ひとり旅、いよいよラストになります。

さんふらわあで大阪を出発したのは一昨日の夕方、翌日は鹿児島から熊本を経て高千穂を観光し大分別府へ到着。

そしては本日は別府温泉地獄めぐりなどを経て、再び鉄輪温泉へ戻ってまいりました。今回の記事は鉄輪温泉散策から帰りのフェリーさんふらわあの様子をご紹介いたします。

よろしくお願いします。

初日のフェリー旅はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅1話

二日目、志布志から高千穂峡までの乗継移動はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅2話

大自然の造形美、高千穂峡を歩くはこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅3話

日本神話が残る天岩戸神社を参拝はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅4話

夜の別府温泉が散策から翌日は明礬温泉はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅5話

7つの地獄めぐりはこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅6話


PM2:40

地獄めぐりを終えて鉄輪温泉へ再び戻ってまいりました。

地獄巡りの5つの地獄が集まる鉄輪温泉は別府観光の中心で、緩やかな坂道沿いに旅館や大衆温泉、土産屋が並びます。

別府八湯の中でも一番の湯量を誇る鉄輪温泉。鉄輪温泉の西側「亀の井バス待合所」から下り始めるメインストリート「いでゆ坂」を下って参ります。

そこかしこから湯煙が立ちのぼりまさに別府を象徴する景観を実感することができます。

昔ながらの湯治宿や共同浴湯がたくさん点在し、加温や加水をしていない本物の源泉かけ流しのお湯を気軽に楽しめるのも魅力です。

いでゆ坂を少し下ったところにある上人湯に立ち寄り、一風呂浴びます。

お賽銭箱に100円入れて入浴♨

シンプルな浴槽に滾々と温泉が湧きだします。

私一人だったので贅沢にくつろげました。

少し加水されていたのでしょうか、熱い湯ではないですが芯からジンジン温まり、のんびり長湯できます。湯上りは程よいポカポカした感じが長く続きます。

湯上りさらに、少し下って渋の湯へ。

「はしご酒」ならぬ「はしご湯」です。100円でコインロッカーを借りる事で入浴できます。

地元の方が先に浸かっておられましたのでご挨拶して浸かります♨

渋の湯から少し北へ入ると、鉄輪温泉の名物「蒸し湯」があり、むし湯広場が広がります。

鎌倉時代の1276年に時宗の開祖・一遍上人によって開かれたと言われており、一遍上人像へ「湯かけ」ができます。

自身の具合が悪い部位を、湯かけ上人様に見立ててお湯をかけてお参りします。私は、「肩」、「腰」、「背中」、そして「頭」にお湯をかけます 笑

そして全国でも珍らしい「足蒸し」も設置されており、こちらは無料で利用可能です。

はしご湯でポカポカいい感じ、さらに鉄輪むし湯を体験してみる事にしましょう。

入浴料700円です。

むし風呂は浴衣220円でレンタルできます。いざ入浴。

着替えを済ませて、浴衣のまま奥にある1m四方の木戸を開けて中に入ります。

内部は約8畳ほどの石室で、温泉の噴気で熱せられた床の上には石菖(せきしょう)という清流沿いに群生する薬草が敷きつめられていて、その上に人が横たわり約10分~15分程度入浴すると言うに独特な入浴方法です。サウナ感覚ですね。

石菖のいい香りと別府の温泉蒸で、とても癒されます。「豊後鉄輪、むし湯の帰り、肌に石菖の香が残る」詩人の野口雨情が詠じている通り、香りと温泉成分で身も心もリラックスすることができます。

じっくり蒸された後は、隣の温泉で汗を流します。

湯上りは、休憩部屋で少し休んで行きます。

いや~極楽極楽♨~

さて3つの温泉を「はしご湯」したところで、カメラ片手にぶらぶら鉄輪温泉を散歩します。

町中あちらこちらから湯けむりが立ち上る贅沢な光景は鉄輪温泉の風物詩です。湯上りアテなく歩くのが楽しいひと時です。

地上に吹き上げる高温の沸騰泉は気液分離装置により温泉水と温泉蒸気とに分離され、温泉水は配管で各集落へ、高温の蒸気は「湯けむり」となり空中に高く排出されます。

坂道に沿って昔ながらのお木賃宿や旅籠の起源を持つ古い宿泊施設が旅館や貸間として残り、路地を挟んで小さな湯治宿が建ち並んだりとレトロで情緒豊かな町並みも、歴史深い温泉地ならではです。

PM4:20

さてさて時刻も良い時間になってきました。あっという間に時間が過ぎました。

帰りのフェリー乗船時間もありますのでぼちぼち次の目的地へ🚗

昨夜別府市街へ向かう途中に夜景を見た湯けむり展望台へ再び立ち寄りました。

山側の別府の街並みが一望できるスポットです。

展望台は車が4台ほど止めることができる空き地が二段あって、上側の段には最近設置されたのでしょうか、真新しい展望台があります。

これぞ「おんせん県」の風景を目に焼き付けます。

最後に今回別府のスタート地点にほど近い別府タワーを登ってみようと向かいましたが、、、

なんとこの日は臨時休業だったみたいです。残念。

PM5:10

と言う訳で、2日間レンタカーお世話になったレンタカーを返却しに別府駅西側のトヨタレンタカーへ向かいます。

別府ともお別れです。

ここからはタクシーでさんふらわあフェリー乗り場へ行きます。

さんふらわあ あいぼりがすでに停船しています。

出航は18時45分。だいぶ早い到着になりましたが、乗船できるまで待合室で待つことにいたしましょう。

行きの「大阪ー志布志」さんふらわあ きりしまはまだ新しい客船だったのですが、「別府-大阪」さんふらわあ あいぼりは、来年新船に移行される予定の少し古いフェリーです。

行きのさんふらわあきりしま乗船の記事はこちら>>3泊4日九州縦断旅1話

PM5:50

さて、乗り込みます。

まずはエントランスでルームキーをいただきます。やはり長距離フェリーの乗船はワクワクしますねー♪

行きの「きりしま」に比べ「あいぼり」は少し小ぶりな感じのフェリーで、3階4階が客室になります。

まずは部屋へ向かい荷物を置きます。

今回泊まるお部屋はデラックスシングル。一人で利用するには最もランクが高いお部屋♪

フェリーの客室ではお目にかかりにくい船窓もあり、開放感があります。

トイレ、洗面台、シャワー、浴槽があり、ホテル並みの設備が整います。

アメニティもしっかり整っていますので不自由ございません。

さて、デッキへ向かいましょう。

間もなく出航。

昨日の今頃はまだ東九州自動車道を車で走っていたんですね。別府にはとても長く滞在したような気になりますが、到着してから24時間も経っていないのか。

今回の旅が色々とフラッシュバックします。

赤いファンネル越しに別府の街並みが離れて行きます。

さて、船内を少し散歩しましょうか。

3階エントランスより右舷船尾側に、売店がありその向かいがレストランになります。

レストランの営業時間は乗船後から20:30まで、1500円のバイキングとなります。

喫煙コーナーやゲームコーナー、そして同じく右舷側に大浴場(女湯、男湯)がございます。

今日は4回も温泉を堪能したので大浴場はもういいかなと言う事で、寝る前に部屋のお風呂を堪能することにします。

自販機はジュースお酒以外にも様々な商品がありました。

PM7:00

一通り船内を散策し、夜ご飯を食べにレストランへ辿り着きました。

さんふらわあのレストランはバイキング形式です。通常価格より500円安くなっており1500円で食べ放題。

行きのきりしまで食べて美味しかったカレーをチョイス。そして、パスタは注文してから調理してくれるので出来立てがいただけます!

PM8:30

部屋に戻って、船窓を望む。

遠くに夜景が広がります。恐らく国東半島の街の光でしょうか。

かぼすハイボールを飲みながら夜の瀬戸内海を眺めていると、いつしか眠りについていましたzzz

AM5:00

目覚めれば明石海峡を通過していました。

しかし窓の外はまだ暗く、再び睡魔が襲ってきまして微睡感覚で過ごします。

そうしているうちに大阪港へ到着でございます。この日は20分ほど早く到着する放送が流れます。

AM6:20

大阪港へ戻ってまいりました。長かった3泊4日の九州縦断旅も終ります。

さんふらわあからの下船客がそれぞれ降りて行き、ガランとしたATCホールを出てさんふらわあを眺めます。

今回の旅は、いつも以上にボリュームがありました。3泊4日の九州旅、初日は仕事終わりの出発で実質3泊2日と言う感じですが、時間を有効利用して中身の濃い旅路ができました!

さて、今日はこのまま仕事です。

次回も、限られた時間で面白い行程ができる旅計画を立て、また旅立ちたいと思います。

最後までお読みくださいましてありがとうございました。


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今回の旅をユーチューブで配信しています。是非ご覧いただければ幸いです。

3泊4日九州縦断ひとり旅【かんなわ温泉巡り~さんふらわあ乗船】」への3件のフィードバック

  1. 船の中に大浴場もあるんですね!!
    私もフェリーに乗るなら、窓付きのお部屋がいいです。
    いろんな意味で(^-^;
    これだけ大きいと、揺れることは…ないですよね。
    (船酔いしやすいから…(^-^;)

    いいね: 1人

    1. TABISURUEIYOUSHI様 こんにちは!
      船室に窓があるのとないのとでは旅の時間がガラッと変わる気がしました。
      大浴場などの一般のビジネスホテル並の設備は一通り揃っており、移動式のホテルのような感じで楽しめました。
      最近の長距離旅客フェリーではバルコニーのある部屋もあるみたいで、クルーズ客船の様な豪華な旅も出来るみたいですね^^「お金があれば乗ってみたい(*ノωノ)」
      今回の瀬戸内海の航路は波が小さいため全く揺れる事は無かったです。ただ行きの太平洋航路は、夜中少し揺れは感じましたね。もし船酔いなど揺れが苦手でしたら船の真ん中辺りお部屋だと揺れが少ないらしいですよ^^
      時間はかかりますがゆっくりと景色が過ぎて行く船旅は旅情感抜群でした!(^^)!
      コメントありがとうございます!!

      いいね: 1人

      1. 確かに豪華客船はせっかく乗るのであれば、ゴージャスな部屋がいいですが、値段が…!(゚д゚)!

        真ん中あたりのお部屋、、なるほど~。
        ゆっくりと景色が過ぎていく…、それはそれで楽しそうです。
        いつか、やってみたいです(*^^)v

        いいね: 1人

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