北海道半周ひとり旅②【知床斜里ー網走ーサロマ湖ーオホーツクラインー宗谷岬】

今回の旅は、3泊4日で北海道をぐるりと半周するドライブひとり旅です。

今回は上の地図の様に釧路から札幌まで1100キロを4日間でドライブしてまいります。

▲一日目の様子を動画にまとめましたのでよろしければご視聴いただければ幸いです。

今回の記事では2日目の知床斜里から宗谷岬までの行程をご紹介いたします。

よろしくお願いします。

~前回までの記事~

■北海道半周ひとり旅①はコチラ>>釧路~知床斜里


昨夜は旅の疲れもあり、温泉に浸かってビールを飲むと一瞬で寝てしまっていました。

と言う事で朝5時半に目が覚める。ここは東北海道、知床斜里駅前のホテルです。

さて本日はなかなか大変な長距離を移動します。

予約をしてある宿は宗谷岬の突端です。移動距離約350㎞、高速道路は無く全て一般道を走るので中々時間がかかりそうです。

と言う事で早朝早く起きて、旅を進めてまいります。

◇5:50 知床斜里「天に続く道」へ

昨日、斜里中心地まで訪れる途中でも通ってきた道路なんですが、延々と真っすぐな道が特徴です。

その真っすぐな道を高台から望むことができる「天に続く道」と呼ばれるスポットがあります。

その直線距離なんと28㎞にも及ぶ長さで、東側の直線スタート地点の展望がすごい美しいとの事です。

と言う事で天に続く道スタート地点へ向かいましょう。宗谷岬へのルートには外れるため、朝のうちに向かう事にいたしました。

ホテルから13キロ程15分程で到着です。地平線の彼方まで真っすぐな道が続きます。

望遠レンズで撮ると正にアップダウンが強調されて、目の錯覚も相まって上に向かって伸びているようにも見えます。

こんなに長い距離ですから日本一長い直線道路か思いきや、さらに上を行く道路があるんですね。それが「美唄~滝川区間」29.2kmと言う距離で日本一直線区間が長い道路だそうです。

北海道は明治に入ってから開拓が進んだため、街道もなく道路は一から整備されていきました。「山アテ道路」と呼ばれる当時の測量技術を駆使し、遠方に聳える山頂を基準にしたこの様な長い直線道路が作られて行ったそうです。

この天に続く道も並行に走る国道334号が海別岳を基準点に真っすぐに引かれています。

北海道至る所この様な爽快な道がたくさんあります。

なお、スタート地点には一応パーキングスペースがありますが、周りは私有地なので入ってしまわないよう気を付けなければいけません。

さて、早朝の気持ち良いドライブを終えてホテルへ戻ります。

今朝は朝食付きプランなので朝食が始まるまでの間、ホテル周辺を歩いてみましょう。

ホテルから徒歩30秒でJR知床斜里駅です。駅前は奇麗なロータリーがあり、駅舎もモダンな感じです。

みどりの窓口もある有人駅でJR釧網線中でも中核駅です。

世界自然遺産に登録される知床で多く見ることができる天然記念物オジロワシのオブジェが堂々と立っています。

駅の西側には大きなバスターミナルがあり、斜里バスの拠点になります。札幌からの高速バスやウトロ方面や知床五湖などへの観光の際もここからバスが出ています。

駅ロータリーから一際大きな建物が今回宿泊させていただきましたホテルルートイングラン ティア知床-斜里駅前です。

早朝散歩を終え、朝ごはんを頂く事にいたします。

朝食は一階にあるレストランでバイキングで頂きます。6時45分からです。

和食洋食から色々チョイス。今回は洋食メニューにいたしました。

◇AM8:20 網走へ向かう

ホテルを出発し、まず向かうのは網走。

38㎞50分少々のドライブ。

オホーツク海岸線を右手に進むドライブが続きます。

途中、左手に濤沸湖とよばれる汽水湖が広がってきます。湖の北側、オホーツク海に挟まれた砂州には小清水原生花園が広がり、多くの野鳥が飛来する湖で、ガン・カモ類は毎年6万羽以上が飛来する湖です。

まず網走のどこを到着目標地にするか迷いましたが、一先ず「ぽぽ260」と呼ばれる網走港の親水性施設へ向かってみます。

◇AM9:10 網走親水性防波堤ぽぽ260

到着しました。ぽぽ260。

ぽぽ260防波堤は海に親しむ親水防波堤として1995年に建設され、防波堤の上を散策できるようになっています。

その長さが260mあるのでこの名前が付いたのだそうです。

東防波堤灯台はクリオネのレリーフが施されています。

網走のシンボル帽子岩を望みます。

帽子岩は網走の語源ともいわれています。古いアイヌ語で「チパ シリ」(幣場のある場所)と呼ばれたそうです。この地方のアイヌ民族は、流氷明けの沖へ海獣猟に出る前、この岩に登ってイナウ(御幣)を立て祈りを捧げたと言います。それが転じて「アパシリ」になり、網走と呼ばれるようになったとの説が有力らしいです。

防波堤の反対側の港には海上保安庁の巡視艇が停泊していました。

網走の観光地は、網走監獄やオホーツク流氷館など色々とありますが、私は北方民族博物館へ向かって見ようと思います。

アイヌ民族や北方民族の風土や歴史に興味があります。

網走川を境に南側に立つ天都山を登って行く事15分。

◇AM9:30 北海道立北方民族博物館

天都山の山頂付近に北方民族博物館はあります。

ちょうど9:30から開館です。ぴったり9時半に到着しました。

北方民族博物館はアイヌ民族だけでなく、オホーツク海から北極海周辺の、北海道、ロシア沿海州、アラスカ、シベリア、北欧等の地域に棲む幅広い民族の歴史などを細かく知ることができる博物館です。このような広い民族を対象とした民族学博物館としては、日本では唯一なのだそうです。楽しみです。

館内は充実した展示物が多数あり、詳しい解説と興味をそそられる展示がなされていましてじっくり見て回ります。

館内は撮影も大丈夫なので、時間配分も考え後でじっくり読もうと写真撮影もしっかりしました。

特に広い範囲での民族の違いを細かく比較して知ることができますので面白いです。

しかし北方文化は、一部ロシアにまたがる遺構などの発掘解明調査が進んでいないエリアもあり不明なままでまだまだ謎に包まれている事も事実です。

アイヌ、ニブフ、イヌイットなど各々の生活や文化、また北方民族独特のアニミズムやシャーマニズムも深く知ることができました。

展示物や解説は、ショート映像や動く展示物、原寸大の住居模型など工夫を凝らした展示方法で関心は尽きません。

非常に堪能しまして面白かったです。しかも来館者は私の他もう一人だけで、さらっと見て回るつもりがわりとゆっくり一時間以上見て回りました~

北海道立北方民族博物館

●一般 550円
●高校生・大学生 200円

◇AM10:45網走から宗谷岬へ

さてさて今日の目的地まではまだまだ300kmもあります。ここからはスライドショーと動画でご紹介いたします。

途中サロマ湖畔で昼休憩し、少しドライブ時間が不安になってきたためサロマ湖からは一気にドライブを進めます。

道の駅おうむ、はまとんべつで休憩を挟むと、ゴールが見えてきて少し余裕を持ちなおす。

北海道らしい景観の中をまっすぐ走る道路「猿払エサヌカ線」、日本最北端の村「猿払村」の道の駅に立ち寄ります。

サロマ湖から宗谷岬までは下の動画でご視聴いただけます。

▲サロマ湖畔から宗谷岬までをタイムラプスでご覧ください

◇PM5:50宗谷岬到着

網走から約7時間と少し、日本最北端宗谷岬へ到着です!

何とか日没までに到着することが出来ました。

宿は宗谷岬から歩いて3分少々のペンション。一先ずは宿に車を停めて宗谷岬まで歩いて行ってみました。

間宮林蔵の銅像に夕日が差し掛かり、夕暮れの美しい宗谷岬に到着です。

改めてかなり遠い道のりだったことを実感いたしました。

夕日に染まる美しい海岸線を望みしばしボーっと佇みます。

海鳥が魚を狙って集まってきました。風の音と波の音、鳥の鳴き声が共鳴します。

日本最北端の地から望む風景を20分ほど眺めているとお腹が減ってきました^^;さてボチボチ夜ご飯を食べよう。

次回「宗谷岬ー旭川」へ続く>>北海道半周ドライブひとり旅その③

2日目の旅の様子を動画にまとめています。どうぞご視聴ください。


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