立山黒部アルペンルートの旅。標高3 000m級の峰々が連なる北アルプスの玄関口室堂へ。
赤や黄色だけでなく、濃緑や淡緑など鮮やかな色彩で山々が彩られる紅葉の秋。今回初めて秋の立山に訪れてみました。
幻想的な湿原と紅葉のコントラストが美しい弥陀ヶ原を経て標高 2 450 m、雲上の楽園と称される室堂を目指します。
◆AM10:50 弥陀ヶ原出発

標高1930mの弥陀ヶ原から高原バスに途中乗車です。
2000mを超えてくると一気に天候も急変、雲の中へと進んで行きます。そして気温もさらに下がってきているのでしょう、バスの窓が曇り始めます。
◆AM11:10 室堂到着


標高2450m室堂バスターミナルに降り立ちます。本日の立山黒部アルペンルートではここ室堂が最終目的地。
ターミナル内は、ホテル立山が併設されていてレストランや喫茶店などがあります。
階段を登り外へ出ますと、驚くほどの風と寒さが出迎えます🥶
そしてかなり雲が広がっており曇ったり晴れたり微妙な天気です。


さて、立山玉殿の湧水を凍える手で汲んで出発しましょうか。

と言う事で、当初予定していた室堂山展望台までのハイキングは、天候上望むことができそうな景色が微妙なので変更。雷鳥沢方面へ向かいたいと思います。
室堂から歩き始めると、かなりの寒さに凍えます。しっかりと冬の装備は整えてきたつもりでしたが、それでも不十分だったようです^^;
10分少々でみくりが池に到着。みくりが池は反対側の「みくりが温泉」側から望んだ方が、立山をバックにいい景色が見れるかもしれません。
さらに10分弱でみくりが温泉を超えエンマ台に到着。ここからは地獄谷が見渡せます。
地獄谷は立山火山の最後の活動によってみくりが池などと共に形成され、現在は火山性ガスの危険のために閉鎖されています。地獄谷から湧出した温泉を、「みくりが池温泉」「らいちょう温泉」「雷鳥沢温泉」へ送って使用されています。

その「らいちょう温泉」「雷鳥沢温泉」はエンマ台からアップダウンを繰り返す先に位置し、もちろん車などは侵入できません。そのため山小屋への資材を運ぶ歩荷(ぼっか)の方が荷物を運ばれていました。

ここからは右手に血の池、左手にリンドウ池があり、リンドウ池を大きく迂回したアップダウンがある遊歩道が続きます。
ここら辺りからの景色が特に秋の立山を満喫できる絶景なハイキングでした。
植物などを撮影しながらゆっくり歩いていきますと、天気が段々と良くなり晴れ間が出てきました。
太陽が出ると気温も上がり暖かくなります。
◆AM12:10 雷鳥荘でお昼ご飯



さて、室堂から1時間程ゆっくり歩いて雷鳥荘近くのベンチで休憩。
左手には奥大日山から室堂乗越、眼前は剱御前、麓には雷鳥沢キャンプ場が望めます。
太陽が出始めましたが、雲の動きが早いです。急いで今日の昼飯カップ麺を作ってしまいます🍜

室堂の湧き水で作ったカップ麺は最高です♪体も温まりました~
さてさて、再びみくりが池付近まで戻ってまいりました。





このころには雲もなくなってきて絶景の景色が望めました。右に真砂岳そして富士の折立から大汝山・雄山と続きます。そして右へ下って一の越。
望遠レンズからは何とか雄山神社も望め、次回は是非この立山を登ってみたいですなぁ。
室堂平慰霊碑へ到着。遭難者の慰霊碑だそうです。
そして奥に立山室堂山荘が見えてきました。現在はリニューアルされ非常に大きな山荘となっていますが、現存する日本最古の山小屋としても有名です。
室堂平からは「玉殿の岩屋」や雄山山頂の「雄山神社」へも近く、かつてから立山信仰の拠点とされていたのでしょう。
◆PM1:20 室堂出発
さて、室堂散策も無事楽しめることができまして帰路へと向かいます。
高原バスは暖かく、心地よい乗り心地で帰りは熟睡zzz
一瞬で美女平へ到着です。
美女平からケーブルカー→立山からは富山地方鉄道に乗車し、富山へ向かいます。
乗り継ぎがとてもスムーズに行きました。

地鉄電車はゆっくりと長閑な田舎を進んで行きます。
◆PM4:50 富山出発
さてさて、まぁスムーズに行ったとしても、乗継乗継で富山を出発するころはすでに5時前。


北陸新幹線はくたか号に乗車し金沢到着5時20分です。
金沢で、帰りのサンダーバードで食べる駅弁などを購入。
◆PM5:30 金沢出発
いよいよ旅も大詰めです。



新大阪まで2時間半のサンダーバードに乗車します。
松茸弁当とビールで2時間半はあっという間。
◆PM8:10 新大阪到着
ここからは新幹線で姫路まで帰ります。



今回は、夏に戻り梅雨で断念した北アルプスへ向かいましたが、今回も悪天候で急遽山歩きは中止することになりました。
しかし短い立山の秋を存分に堪能することができましたので良かったです^^
来年も時間を作って、今度こそ立山登山を決行したいと思います♪
最後までお読みいただきましてありがとうございました^^
