3泊2日北九州横断ひとり旅①【長崎観光グラバー園】

今回の旅は3泊2日とでも言えばよいでしょうか、深夜出発&早朝帰着で九州北部を横断する一人旅に出発です。

まず、旅の概要ですが、夜行バスで神戸三宮から長崎へ向かいます。長崎を昼過ぎまで観光し長崎から西九州新幹線とJR在来線特急リレーかもめを乗り継ぎ鳥栖まで向かいます。鳥栖からは観光特急「ゆふいんの森」に乗車し終点まで、大分の奥座敷由布院で一泊いたします。

翌日は駅レンタカーを利用し鶴見岳を登り、耶馬渓を探索し小倉へ向かいます。小倉からはバスで新門司港へ向かい阪九フェリーで神戸へ戻ると言う行程です。

今回の一人旅も少ない時間を有効利用した旅程を計画しましたので是非最後までお読みいただけたら嬉しいです^^

◆PM9:00 姫路駅出発

さて仕事終わり姫路駅から新快速に乗車し三宮へ向かいます。

姫路駅の在来線切符売り場で運賃表を確認しながら大荷物を抱えていると、知らないおじさんに後ろから声を掛けられ、

おじさん「お兄ちゃんどこまで行くんや?在来線?新幹線?」

私「えっ💦在来線ですが、、、」

おじさん「西?東?」

私「とりあえず三宮です。。。」

おじさん「よかった!なら、これ使こてー」

なんと、デイパス乗り放題切符を譲ってくれました!(^^)!

姫路を今日の最終地にされていたみたいで、おじさんはこの切符は不要となるので「これ使こてー」と言う事です!(^^)!(感謝)

いやーありがたいですなぁ!幸先良く姫路駅を出発です。

◆PM10:15 三宮から夜行バス「オランダ号」に乗車

神戸三宮の長距離バスはミント神戸1Fにあるバスターミナルから発着しております。

以前は駅から西側の不便なところに長距離バス待合所がありましたが便利になりました。

これから、9時間半の夜行バスに乗車です。

関西から長崎へはオランダ号と言う長距離夜行バスが運行されています。

このオランダ号は京都から出発しており、なんば、梅田、USJを経て神戸三宮へやって来ます。三宮を出ると明朝長崎まで乗降は出来ません。

大村インター、諫早インター、新地ターミナル、大波止、長崎駅南口、ココウォーク茂里へ停車。

途中、福石PAと大村湾PAで休憩停車いたします。

座席は3列シート、近鉄バスで運行されています。トイレは車内にありまして、サービスのブランケット、腰当はありません。

と言う事でこれから9時間半夜行バスに揺られてまいります~🚌

◆AM6:50 大村湾PAで休憩停車

さて、目覚めればもう九州に入っています~

夜明け前の大村湾は少し肌寒く、疲れた夜行バスの旅の気分転換にちょうど良い♪

約15分停車してくれます。

もう一時間少々で長崎市内へ到着です。

◆AM7:45 新地中華街バスターミナルへ到着

当初は長崎駅南口まで行こうと思っていたのですが、こちらの新地ターミナルの方が長崎観光の拠点としては良いと思い下車いたしました。

中華街や出島へは歩いて数分。その他グラバー園や大浦天主堂方面へもここから路面電車一本で3駅です。

拠点として大事なコインロッカーもあります!

まずはコインロッカーで大荷物をコンパクトにしてから出発いたします。

ここからまず向かうのはグラバー園。グラバー園の開園時間は8時からですから丁度良い時間です。

グラバー園に向かうには路面電車(長崎電気軌道)に乗車して行くのが便利です。

バスターミナルから電停までは少し北へ歩きます。

電車は各系統、5分から9分間隔で運行しています。

上の緑の線5系統から乗車し、通常であればグラバー園や大浦天主堂へは「大浦天主堂電停」で下車します。

今回、私は終点の石橋まで行ってグラバー園を最短ルートで巡れると言われる裏ルートで行ってみたいと思います(*^_^*)

◆AM8:10 石橋電停からスカイロード経由でグラバー園の裏ゲートへ

さて路面電車の終点石橋電停に到着しました。

通常グラバー園へは一つ手前の大浦天主堂から向かうとメインゲートから入場できるようですが、本日は時間が限られているため、坂の上まで楽に行ってからゆっくり歩いて下りながら散策して行こうと思います。

まず石橋電停から100m程山側へ歩いていきますとグラバースカイロードと呼ばれる斜行エレベーターの乗り場に到着します。

すると、この様な立派なエレベーター入り口に着きます。これに乗れば一瞬で標高60mまで行くことができ無料で利用することができます。

エレベーターは途中2階から5階まで降りることができます。

さて一気に5階まで到着しました。ここでグラバー園中心エリアと同じぐらいの標高ですかね。

少し近くを散策してみます。

この位置からでもだいぶ見晴らしがよく、旧居留地など長崎の町を一望できます。特に今日は雲一つない天気で暖かい🌞

先ほど乗ってきたグラバースカイロードを望みます。上から見ても中々存在感のあるエレベーターですね。まるでケーブルカーのようです(笑)

さて、ここから少し下ることになりますが、見てみたい場所がありますので歩いていきます。南山手らしい風景といわれる祈念坂(きねんざか)から早朝の「坂道の町長崎」を望みたいと思います。

暖かい日差しに猫も日向ぼっこして昼寝中ですzzz気持よさそうです🐈

町歩きの休憩所として無料で利用できる南山手レストハウスに立ち寄りましたが、残念ながら9時からのようですね(>_<)まだ8時過ぎなので閉館しておりました。

南山手レストハウスを超えると細い坂道へ続きます。

国宝の大浦天主堂の脇に続く階段状の細い坂道が祈念坂です。この古い石畳は明治時代初期に整備され、旧居留地時代の遺構としても貴重なものだそうです。

人通りが少なくこの静けさを「沈黙」で有名な作家遠藤周作も気にいって度々訪れていたそうです。

古の石畳が続く細く急な坂道に教会の尖塔と港町が望め、旧居留地長崎らしい風景です。

再び南山手レストハウス前まで戻ってまいりました。ここからはさらにエレベーターに乗ってまいります。

◆AM8:40 グラバー園を巡る

続いては垂直エレベーターと呼ばれる通常のエレベーターで3階までまいります。

ここまでくるとグラバー園への裏入場ゲートまではもう近いです。

今回は少し寄り道しましたが、斜行エレベーターと垂直エレベーターを利用すればほぼバリアフリー状態でここまでやってくることができます。

ここからは時間もたっぷりあるのでゆっくりとグラバー園内を散策してまいります。

さてコチラがグラバー園のもう一つのゲート、第2ゲートになります。園内の一番高い場所に位置するので、ここからは基本下りながら散策ができます。

まずは第二ゲートの横にある旧三菱第二ドッグハウスを散策です。

旧三菱第二ドックハウスは、明治29年に建てられた洋館でその後グラバー園に移築保存されました。木造2階建ての建物で、ドックハウスとは船が修理のためにドックに入っている間乗員が宿泊する施設です。

三菱造船所第二船渠の建設に伴ない、その傍らに建てられたもので昭和49年にここグラバー園に移築されました。

ここから一望するグラバー園と遠景の長崎港はとても素晴らしいです。

と言う事でドッグハウスを後にします。

さぁ、早朝のグラバー園内を歩いていきます。

午前中は太陽の光が山側から来るので逆光になりがちです。逆に海側は順光ですが、建物の影ができ近い景観は暗くなってしまう。綺麗な景色を望むのであればお昼以降が良いのかもしれません💦

続いては坂を下りながら旧ウォーカー住宅へ立ち寄ります。

「R. N. ウォーカー商会」を設立したロバート・ネール・ウォーカーの次男の旧邸で、大正4年に購入し、亡くなる昭和33年までこの建物で暮らしていました。

瀟洒な外観で、建物の周りをベランダが囲い、張り出し窓からは日光が入り心地よい雰囲気を醸し出します。

明治16年~35年に、大浦天主堂横の祈念坂沿いに建築された建物をグラバー園に移築されました。

旧所在地にあった頃は母屋のほか風呂、トイレ、和室もありましたが、洋風の意匠を残す部分のみが移築されました。

当時の建物の中の様子が伺えるのがとても良いですね。

旧ウォーカー住宅を過ぎると非常に長いエスカレーターが見えてきます。

第一ゲートから来場した場合は、途中からこの様なエスカレーターを乗り継いで行くことができます。この辺りまで来るとだいぶ下ってきた感があります。

さてぐるっと回って今度は旧リンガー邸の前を通ります。

旧リンガー住宅は、木造で外壁は石造、平屋建てで屋根は桟瓦葺きです。

3面に角石の柱を配した吹き放ちのベランダを設けています。正面中央が出入り口で、中廊下の左右に各部屋を配置しています。

玄関ホール南側の食堂と、北側の応接室の全面をベイウィンドとしており、長崎港を眺めることができます。

この建物は、1868年頃に建築されたと云われており、1874年にリンガーが取得し、1883年頃から自宅として使用しました。

さらに奥へ歩いていくと旧オルト住宅(この日は工事中)があり、突き当りに旧スチイル記念学校があります。

この旧スチイル記念学校は、明治20年9月にアメリカのダッチ・レフォームド教会の外国伝道局長だったスチイル博士が、東山手9番地(旧英国領事館跡)に建てられた、日本人教育のための学校「スチイル・メモリアル・アカデミー」でした。

開校後、私立東山学院、私立中学東山学院、明治学院第二中学部東山学院と校名は改称されましたが、英語教育と特色ある学風で昭和7年までの45年の歴史を長崎の教育史に刻ました。

その後、東京の明治学院に合併されると、長崎公教神学校、東陵中学校、海星学園校舎と変遷し、昭和47に海星学園より保存のため長崎市が寄贈を受け、翌年ここグラバー園に移築し復元されました。

再び旧オルト邸まで戻ってきて坂を下りて進んで行くと旧グラバー邸が見えてきます。

トーマス・グラバーが1859年21歳の時に長崎へ来航し、1863年24歳のときに、長崎港や製鉄所、船の出入りが良く見える南山手のこの高台にグラバー邸を建築しました。


旧グラバー邸は、現存する最古の洋風木造建築であると同時に、最初の和洋折衷建築といわれています。特徴はL字型バンガロー、扇型の屋根に瓦葺、レンガの煙突、コロニアル風大型窓など。アーチ型のドアは全てが洗練され、窓越しに庭を隔てて港が一望できる、南山手の外国人居留地でもっとも立地の良い場所に位置しています。

グラバー園を上から辿ってくると最後にメインのグラバー邸を見ることとなりますので、これがとても良かったです。

他の旧邸宅も素晴らしいですが、やはりグラバー邸は一際存在感があり美しいデザインです。

じっくり散策してまいりまして、早朝と言う事もあってか観光客もほとんど居ないため撮影もしやすく楽しめました。

◆AM9:20 南山手をもう少し散策

さてグラバー園を出ましてグラバー通りを少し歩きます。

すぐ横に大浦天主堂が聳えます。祈念坂から見た景観もよろしかったですが、やはり正面から見るのが美しいですね。国宝に指定されています。

グラバー通りから国際あいさつ通り少し歩いてまいりますと、通称「祈りの三角ゾーン」と呼ばれている、キリスト教・仏教・神道と3つが隣接する場へ向かいます。

教会、寺、神社が接するため、そのように呼ばれるようになったという全国的にも珍しい、そしてなんとも長崎らしい場所です。

左手に大浦諏訪神社、右手に妙行寺、奥には大浦教会があり、長崎独特の文化を感じることのできるスポットです。


いやー早朝の観光は良いですね~ゆっくり散策できました。

さて、グラバー坂を下って行きましてそのまま海沿いの方へ進んで行きます。

ちらほらお店も開店し出しましたが、飲食店はまだ開店しなさそうです。と言う事でコンビニで適当な朝食を済ませます。

「ボウリング日本発祥地」と刻まれた石碑がありました。

長崎は貿易で栄えた町ですから日本初、発祥のものが数多くあります。「ボウリング日本発祥」と言う場所は長崎の他にも、港町神戸や横浜にも同じような逸話があります。

さてどれが正しいのかスマホで調べてみると、、、

ボウリングに関する国内最古の記録は、160年も前の1861年(文久元年)の長崎・出島。

次いで66年(慶応2年)の横浜、神戸は3番目の69年(明治2年)と云われているそうです。

と言う事で長崎が日本発祥で間違えないようです(;´∀`)

普段気にしないふと目にしたモノも、早朝のひとり旅では気になります。

ベンチでコンビニおにぎり弁当を食べながらスマホで調べるのも、早朝ぶらり旅ならではですな♬

さて、9時40分です。まだまだ長崎を満喫したいと思います!!

次回へ続く>>北九州横断旅2

▲今回の北九州横断ひとり旅前編動画




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