今回の旅は夫婦でお盆休み8月13日から一泊二日で香川に出発いたします。
毎年混雑するためお盆休みの旅行は避けてましたが、今年の夏は平日に休みがなかなか取れなさそうでして、近場で軽く行けそうな場所と言う訳で決行いたしました。

車は渋滞に巻き込まれるとストレスですので、今回はお酒も飲めるw鉄道を使って向かうことにいたします。
これまで四国へ旅行することは非常に多かったのですが、鉄道で向かうのは初めてです。楽しみです♪
◆AM8:00 姫路駅から新幹線と在来線を乗り継いで高松へ
岡山までは新幹線で向かいますが、お盆休み真っ只中と言うこともありほぼ満席でして、並びでとれる座席はグリーン車のみでした。
2駅区間のみの乗車ですがめったに乗れないグリーン車を満喫します。
およそ19分間と言う短い乗車時間で岡山に到着です。
ここからは瀬戸大橋線に乗り換え高松まで向かいます。
岡山から四国方面へはたくさんの特急列車が発着しておりますが、高松へは快速マリンライナーで向かうことになります。
今日はマリンライナーの先頭車両のグリーン車で(^^♪向かいます。乗車券別途1人1000円です。せっかくの旅行ですから奮発いたしました(^^♪
マリンライナーの先頭車は2階建て車両になっており、1階部分が指定席、2階部分と最前列の4席がグリーン車となっています。今回は最前列1A 1Bが並びで空いていました。
この前4席は半個室状になっており、前後のスペース少し広いように感じます。シートの後ろには荷物も置けますし、空いていればここを指定するのが良いと思います。
岡山から、妹尾、茶屋町に停車します。茶屋町を超えると線路は立派な高架線になりトンネル区間が続く本四備讃線へ入ります。本州側最後の駅 児島駅には岡山から30分ほどで到着。ここでちょうど半分ぐらいですかね。
児島を出発し、再びトンネルを潜り抜けると一気に瀬戸大橋に入ります。
さて、2層構造の瀬戸大橋は上を自動車、鉄道は橋の中を走り抜けます。
鉄道が走る瀬戸大橋の中は割と広いスペースが設けられていますが、瀬戸大橋を設計した当初の予定は、今走っている下り線が在来線の上り線、左の上り線には新幹線の下り線を敷く計画があり、線路の外側にはそれぞれもう一本ずつ上り下りの線路を敷く計画になっていたそうです。
当初瀬戸大橋を設計する際は四国へ新幹線を走らせる計画があったようで、建設が進んで行った1990年代、島を渡る6つの大きな橋梁にはそのスペースを確保したまま進んで行きました。そのスペースが車窓からしっかり確認できます。
いつも車ではこの上を走って四国へ向かっていますので、電車でトラス構造内部を進んで行くのは色んな発見があります。そしてガタンゴトンと轟音を響かせながら海を超えて行くのは不思議な感じです。
なにより車と違って、じっくりと瀬戸内海の島々を眺めながら渡るのでいいですね。
また、鉄橋なので線路の真下が透けてます。これが高所恐怖症の私にはなかなかスリルを与えます💦
瀬戸大橋は、5つの島の間に架かる6つの橋梁と3つの高架橋を合わせた総称で全長9368mあります。
昭和63年4月10日バブル絶頂期に開通した、鉄道の併用ルートの橋としては世界最長の橋です。
本州側から「下津井瀬戸大橋(吊橋)」「櫃石島橋(斜張橋)」「岩黒島橋(斜張橋)」「与島橋(トラス橋)」「北備讃瀬戸大橋(吊橋)」「南備讃瀬戸大橋(吊橋)」の橋梁を約10分少々で渡って四国に上陸いたします。
さて、四国に入り最初の停車駅は坂出です。
坂出を出ると15分で終点高松に到着。
◆AM9:40 高松に到着しうどん屋一件目は「めりけんや」
初めて鉄道での四国入りです。いやーなかなか見どころありました。
高松駅はJRでは珍しい車止めのある4面9線の頭端式ホームです。
これは、瀬戸大橋ができるまでは80年間にわたり四国と本州を結ぶ鉄道連絡船「宇高連絡船」の接続駅であったため、その名残で線路が全て高松駅で行き止まりになる終着駅構造になっています。
さて、高松に着いたらばまずうどんです。

さっそく駅のすぐ南に讃岐うどんの文字を発見。お盆休みだけあって長蛇の行列が見て取れます。
しかし讃岐うどんは回転が速いため、長蛇の列もすぐ順番が回ってきます。
めりけんやで最初の一杯目を頂くことにいたしましょう。
本場さぬきは、量が多めですからうどん巡りをする場合お腹が減っていても小を選ぶことが大切です。
ぶっかけ小を注文しました。スダチが良いですね!そしてうどんを決めた後にやってくる天ぷらコーナーでついついオプションを付けてしまいがちです。
鱧てんがあったので誘惑に負けてしまいます💦
讃岐うどんの楽しみは「こし」もですが、ダシがお店によって様々なのも良いですね!
腹6分目ぐらいでめりけんやを後にいたします。
今日は観光しながら3件ほど回ろうと考えております。
◆AM10:25 少し歩いて香川県立ミュージアムへ
さて、高松を少し観光いたしましょう。高松駅から高松城跡の北側を回って1.1㎞にある香川県立ミュージアムへ向かいます。

まずは琴電と言う高松市内を走る私鉄の駅構内の大きなコインロッカーで荷物をいったん預ける。
今日の気温何と38℃☀☀ 歩いているだけで大汗が噴出ます。
高松城跡のちょうど反対側に位置しますので、高松城跡を回りながら行くこともいいかもしれません。
しかし今日は驚異の38℃。炎天下の城跡散策はやめておくことにいたしましょう。
と言うことで、城の北側をぐるっと回って香川県立ミュージアムに到着しました。
館内に入ると涼しいー。いい感じでございます。
(入館料410円)
館内のギャラリーは2階に「常設展示室」「特別展示室」、3階に「歴史展示室」があります。
2階は空海にまつわる展示を催されておりますが写真撮影できません。3階の歴史館は写真撮影できます。
と言うことで3階を中心に見て回ることにしました。
主に香川県の古代から現在に至るまでの、歴史文化風土の成り立ちを非常に詳しく知ることができて面白いです。
工夫を凝らしたジオラマ展示や映像展示など目と耳から自然に情報が入るので興味深く見て回ることができます。
美味い讃岐うどんへの進化のルーツは、瀬戸内特有の天候や地形に纏わる治水事業から発展して行った事を知れたり、その他香川の中世から近世にかけての成り立ち、インフラの発展など興味深い資料や展示がありまして一時間半ほど見て回りました。
さて、香川県立ミュージアムを後にして再び歩いていきます。
行きしとは逆で南側から高松城跡を回っていきます。
城跡の南東側にある艮櫓(うしとらやぐら)と大手門にかかる旭橋をバックに琴電(ことでん)が通過します。線路に沿うように進んで高松築港駅まで戻ります。
◆AM12:10 ことでんに乗って屋島へ向かう
さて、コインロッカーから荷物を取り出し高松築港駅から屋島駅まで向かうことにいたします。
築港駅からは6分から7分間隔で電車が出発しており、瓦町駅まで同じ線路を通りそこからそれぞれ琴平方面と長尾方面へ向かうようです。
我々が向かうのは、志度線の琴電屋島駅です。志度線は瓦町から乗り換えるようですので、築港駅からはどの電車に乗ってもいいでしょう。
乗車し2駅で瓦町駅に到着しました。
瓦町は高松の繁華街ですから乗降客も多いジャンクション的な駅です。我々もここからいったんホームから2階へ上がって志度線のホームへと向かいます。
ここで再び改札内にあるコインロッカーに大荷物を預けます。


結構乗客が乗っておりしばらくは立って乗ります。沖松島駅から座ることができました。瓦町駅からは約20分少々の乗車です。
屋島駅に到着しました。駅に出た途端に38℃の気温が襲います。なかなか厳しいです☀
◆AM12:45 うどん2件目「わら家」へ向かう
駅を出て振り返ると、リアルノスタルジックな駅舎です。これが良い。
屋島は高松市中心部から北東に位置し、屋根のような形状の南北に長い台地状の地形になっています。
四国八十八箇所霊場第84番札所の屋島寺があったり、山頂付近には水族館もありますが、この暑さでは歩いていくのは難しいです。
今日は屋島の山麓付近にある「わら家」へ向かうのと、体力に余裕があれば四国村ミウゼアムを訪れてみたいと思います。
まずは、駅前から続く微妙な坂道を歩いていきます。
距離としては500mちょっとですが、暑さと微妙な坂道に心折れかけます。

さて左に讃岐東照宮 屋島神社が見え少し右に見える藁葺の屋根が目指す「わら家」です。
わら家に到着すると汗だくでございます。そして、びっくりするほどの長蛇の列が、と言うより長蛇行の列、、、(写真撮り忘れるほどの蛇行した列にちょっと気を失いそうになります💦)
ちょうどお昼時なので仕方ない。。。
と、その先にレトロなカフェ風な建物があります!

四国村カフェ!ここは列がない!とにかくここに入って体制を立て直そう。
レトロな店内は超涼しく天国です!我々が入った時は少し空いててとてもありがたかったです~(;´∀`)

四国ご当地、和三盆糖のかき氷で体の芯から冷やします。「生き返る~⛄」
芯から冷えると体力がかなり回復しましたので出発です。
さて「わら家」の列がなかなか減りません。減るどころか長くなる一方です。。。さて、ちょっと風も出てきて体力も回復!先に四国村ミウゼアム歩いてみることにしましょうか!
と言うことで、灼熱のハイキングが始まります。









































































