諏訪湖を巡る(信州標高1900mドライブの旅➁)

AM9:20、奈良井宿の静かな朝を堪能し、次なる目的地は諏訪湖方面へ。

信州ドライブの旅前回の記事はコチラ→<木曽路で車中泊し奈良井宿を散策>

木曽路を抜け、松本盆地に差し掛かると、広大な葡萄畑が広がり、信州らしい風景が目に入ります。

旅の高揚感が増してくる一方で、塩尻市の中心部ではお盆休みの影響もあり渋滞が発生。それでも風景を楽しみつつ、次の目的地に向かいます。

次なる目的地は諏訪大社下社 秋宮

AM11:00、少し寄り道しながら、下諏訪に位置する「諏訪大社 下社 秋宮」に到着。
諏訪大社は、日本でも最も古い神社の一つとして知られ、その歴史は一説によると2000年以上に及びます。諏訪大社は4つの境内に分かれ、上社には「本宮」と「前宮」、下社には「春宮」と「秋宮」があります。

諏訪大社は狩猟や農耕、武神として信仰を集め、特に諏訪湖周辺の自然と密接に結びついた文化を象徴しています。各社殿はそれぞれ独自の神聖な空気をまとっており、特に下社秋宮は農耕や庶民信仰を重視する神社とされています。

私たちは、諏訪大社の中でも庶民的な方^^;と勝手なイメージで、今回は「下社 秋宮」を目的地に決め参拝することにしました。

まずは駐車場に車を停め、神域に足を踏み入れます。手水舎で手を清め、境内の奥に進むと、「千尋池」と呼ばれる静かな池が目に留まります。木々の間から差し込む陽光が水面に反射し、波紋が静かに広がる美しい光景です。

鳥居をくぐり、参道を進むと、目の前には「寝入り杉」と呼ばれる巨大な杉の木が立っています。長い年月をかけて成長したこの木は、まるで参道を守っているかのように堂々と構え、参拝者に神聖な空気を感じさせます。

今日はお盆の連休中ということで、参拝者も多く、境内には蝉の音が響き渡り、賑やかな夏の風情を感じながらお参りを済ませました。

諏訪湖と間欠泉センター

さて諏訪湖と言えば、アラフィフの私は、子供の頃に見ていたNHKの教育番組「たんけんぼくのまち」を思い出します。あの番組で見たチョーさんの自転車で諏訪湖を駆け巡る映像が、私の心に刻まれており、今回の訪問はどこか懐かしくも新鮮な気持ちを呼び起こしてくれます。

小学生の低学年の頃ですが諏訪と言う地名を知ったのもこの番組でした。その映像が今の風景と重なりさらに興味深さが増していくのを感じながら、いよいよ諏訪湖へ向かいます。

諏訪湖周辺には美術館や博物館などの観光名所が点在しています。観光スポットに迷いましたが、今回は有名な「諏訪湖間欠泉センター」を訪れることに。

間欠泉センターの1階には地元の特産品やお土産を扱うお店があり、2階には諏訪湖を舞台にした映画やドラマの紹介展示がありました。そして、3階は諏訪湖を一望できる展望所で、諏訪湖の壮大な景色が広がっています。ここでは、諏訪湖の夏の風物詩「諏訪湖花火大会」の歴史や写真も展示されていました。

この花火大会は毎年8月に行われ、日本最大級の規模を誇ります。約4万発もの花火が打ち上げられ、湖面に映る花火の光と音の共演は、訪れた人々を魅了します。湖畔で観覧する花火は特に美しく、諏訪湖ならではの絶景が広がります。

3階の南側に諏訪湖を一望できる展望室があり、ここからは間欠泉を上から見ることが出来ます。間欠泉は、かつては50mもの高さまで吹き上がることで有名でしたが、近年ではその噴出量が減少しており、現在は控えめな噴出となっています。それでも、展望所からはその姿を見ることができ、昔の噴出力を想像しながら楽しむことができました。

諏訪湖周辺での昼食

時刻はAM11:55。お盆休みで混雑が予想されるため、早めに昼食をとることに。スマホで近くの蕎麦屋を調べ、「そば割烹 八洲」に向かいました。店内は混雑していましたが、運よく席が空いており、すぐに入店。

まずは諏訪湖名物のワカサギの天ぷらを注文。サクサクとした食感で、湖の恵みを感じながら一瞬で平らげました。

そしてメインのせいろ蕎麦。八ヶ岳山麓で育まれた香り高いそば粉を使用した手打ち蕎麦は、コシが強く風味豊かで、一口ごとに信州の味覚を堪能できました。ごちそうさまです♪

諏訪湖の散策

食後は、諏訪湖の遊覧船乗り場へ。時間があれば遊覧船に乗りたかったのですが、次の予定もあるため断念。そのまま湖畔を歩くと、カヤックやレンタサイクルのお店が目に留まり、諏訪湖でのアクティビティが充実していることを実感します。

さあ、湖面には水色の水面に交じり黄緑が一面広がっています。これは「ヒシ」と呼ばれる水草だそうでその黄緑色が独特な景観を作り出しています。近年ではこのヒシが増えすぎて問題となっているようですが、その中で水鳥がエサを探している様子もまた自然の一部として興味深く見えました。

ゆっくりとカメラ片手に歩いて再び間欠泉センターに戻ってきました。かつて50mの高さまで噴き上がっていた間欠泉の跡を間近で眺め、歴史のロマンに思いを馳せます。

さてさて午後になると、諏訪湖周辺も猛暑に包まれ、標高700mのこの場所でも汗ばむ暑さに。

ここからさらに標高の高い涼しい場所へと向かうことにします。

▲今回の旅の様子をユーチューブにUPしていますので良ければご視聴くださいませ。

<次回、茅野市高原の遺跡と秘湯霊湯を巡るに続きます>

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