涼風に誘われて、白樺湖から霧ヶ峰へ(信州標高1900mドライブの旅④)

今回の旅は、仕事を終えた夜から関西を出発し、灼熱の夏を逃れて標高1900mの信州へと向かうドライブ旅です。(令和6年8月10日~8月13日)

今回は日本百名山「霧ヶ峰」をドライブしながら霧ヶ峰の最高峰車山山頂を目指します。

信州ドライブのこれまでの記事①→<木曽路で車中泊し奈良井宿を散策>

信州ドライブのこれまでの記事②→<下諏訪から諏訪湖を訪れる>

信州ドライブのこれまでの記事③→<標高1900m秘境の霊湯を満喫>


清々しい朝の高原ドライブと白樺湖でのひと時

AM8:40、渋御殿湯を出発。この日の気温は19℃。下界では連日の猛暑、37℃にもなる暑さが続いていますが、ここではすがすがしい朝が迎えてくれました。高原の清涼感が心地よく、今日は自然と風景に包まれるドライブを楽しみます。

目的地はまず「白樺湖」。約23kmの山道を、ゆっくりとドライブしながら下ります。途中、少し渋滞に巻き込まれつつも、1時間ほどで白樺湖南側の大きな無料駐車場に到着。標高1900mから1400mまで一気に降りてくると、少し暑さが戻ってきました。

駐車場にはキャンピングカーや車中泊仕様の車がずらりと並び、湖畔でデイキャンプやアウトドアを楽しむ人々の姿が見られます。私たちも湖畔を少し歩き、自然を満喫しました。「白樺ぐるりんスタートゴール」という立札の前で、ランニングやサイクリングを楽しむ若者たちが元気に行き交います。静かでありながら、活気も感じられる湖畔の朝でした。


絶景への道、ビーナスラインから車山山頂へ

白樺湖を後にし、次はビーナスラインを走り車山高原へ向かいます。約7kmのドライブは、標高が徐々に上がり、視界が広がるたびに期待感が高まります。

辿り着いたのは、車山高原の山麓に広がる大きな駐車場。周囲を見渡すと、四季折々の表情を見せるこの場所は、冬にはスキーリゾートとして賑わうことで知られています。今は緑に覆われたゲレンデが、冬の訪れとともに雪に染まり、スキーヤーたちを迎える準備をするのでしょう。高原の涼やかな風が吹き抜け、広々とした空間がどこまでも続いています。

様々なトレッキングコースを参照しながら、今回はリフトに乗って一気に車山山頂へ向かう事にしました。車山山頂は日本百名山「霧ヶ峰」の最高峰です。

リフトは「スカイライナー」と「スカイパノラマ」を乗り継ぎ、往復で一人2500円。

リフトに乗ってから気づいたのですが、靴に履き替えるのを忘れてクロックスで来てしまったので、リフト中に脱げて落ちないかと少しヒヤヒヤしていました(笑)。

リフトが徐々に高度を上げると、眼下には美しいパノラマが広がります。天気も良く、日差しは強いですが風が涼しく、まさに爽快!山頂からの眺めは圧巻で、先ほど訪れた白樺湖が遠くに小さく見えます。

山頂には「天空の社」とも呼ばれる車山神社の鳥居もあり、しばしその静寂と神秘的な雰囲気を楽しみました。

そしてなんと言っても標高1925mからの眺望は最高に美しい。八ヶ岳、富士山、南・中央・北ルプス、浅間連峰など、360度に広がる大パノラマ!


絶景のビーナスライン、霧ヶ峰高原へ

下りのリフトに乗ると、登りよりもさらに壮大な景色が広がり、眼下に広がる絶景に思わず息をのみます。

約20分ほどのリフトは素晴らしい時間でした。さて車山を満喫し車に戻ると、時刻は11時半。次の目的地は「霧ヶ峰自然保護センター」、ここから約8kmの道のりです。

ビーナスラインを進むにつれ、さらに美しい車窓が広がります。下に小さく広がる街並み、そして空へと続くような青空。まるで別世界に引き込まれるような感覚です。ドライブそのものが、自然の中での冒険の一部となっています。


霧ヶ峰でのランチと歴史のひと時

正午、PM12:00に霧ヶ峰自然保護センターに到着。しかし、ここは大混雑!昼時ということもあり、食事処「霧ヶ峰ビーナス」は満席で入れません。そこで、外の売店で「シャインマスカットソフトクリーム」「ホットドック」「から揚げ」をいただき、軽いランチを済ませました。

このシャインマスカットソフト、超濃厚&マスカットの甘酸っぱさの絶妙なバランスがに感動です!(^^)!

適当に購入したつもりのホットドックも唐揚げも食べ応えあり美味しかった~♪

おなかも落ち着き、霧ヶ峰自然保護センターを訪れます。

駐車場や食事処は混んでいたものの、センター内はとても空いています。霧ヶ峰の自然や歴史を学ぶことができます。少しゆったりゆっくりとみて回ることが出来そうです。

ここ霧ヶ峰自然保護センターは、霧ヶ峰高原の自然や生態系について学べる施設です。館内には、霧ヶ峰の四季折々の風景や高山植物、動物に関する展示が充実しており、地域の自然保護活動に関する情報も発信しています。また、湿原の成り立ちや気候変動についても学べる解説があり、子どもから大人まで楽しめるスポットです。外には散策路も整備されており、自然を満喫しながら霧ヶ峰の歴史や生態系を体験できる場所です。


午後1時、次の目的地・八島湿原へ!

お昼を過ぎると、さすがにお盆休みということもあって、道路は少しずつ混雑が始まりました。渋滞を抜けつつ、15分ほどのドライブで「八島ビジターセンター あざみ館」のある駐車場に到着。しかし、駐車場は満車状態。でも幸運なことに、警備員さんの的確な誘導のおかげで、スムーズに駐車することができました。

まずは、「ビジターセンター あざみ館」で八島湿原について知識を深めます。

八島ビジターセンター「あざみ館」は、八島湿原とその周辺の自然環境を学べる施設です。湿原の成り立ちや、生態系に関するパネル展示、四季折々の植物や動物に関する解説があります。また、近隣のトレッキングルートや観光情報も提供しており、八島湿原散策の前に訪れることで、より深い理解と楽しみが得られます。


館内で八島湿原の成り立ちや生態について学んだ後、いよいよ湿原散策へと向かいます。


湿原をぐるっと周遊するトレッキングコースがあり、ゆっくり歩いても約1.5~2時間ほどかかります。

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<八島ビジターセンターHPより>

標高約1632mに位置する八島湿原は、18種類のミズゴケをはじめとする湿原植物や、貴重な動植物の宝庫で、国の天然記念物にも指定されています。広がる景色と貴重な植物を楽しみながらの散策は、軽いトレッキングとして最適です。

我々も少しだけ湿原内を散策してみることに。道中で出会う様々な高山植物に心を奪われ、気づけば時間があっという間に過ぎていました。


霧ヶ峰を後にして、岐阜へ向かう

八島湿原を満喫した後は、霧ヶ峰を後にします。次のルートは、県道40号線を南下して上諏訪方面へ。やはりお盆の渋滞がじわじわと発生し始め、想像通りの混雑でしたが、何とか中央道に乗り、午後3時半には諏訪湖SAに到着しました。


最後に、ゆっくりと諏訪湖を眺めながら、この信州の旅を締めくくります。

その後、岐阜で宿泊する計画に沿って、中央道を進み土岐JCTで東海環状自動車道へ。目的地の岐阜中心部に到着したのは19時過ぎ。


泊まったのは「ビジネスホテル金園 岐阜」という驚きの安さ、一泊一人2750円の宿。とりあえず寝るだけの場所としては十分で、宿泊には満足。夕食は近くのパスタ屋さんでお腹を満たしました。


関西へ無事帰還!日常へ戻る

翌朝、関西に向けて帰路につき、無事に帰還。実は戻ってきてそのまますぐ仕事という事で、旅から日常への切り替えを実感しつつも、舞い戻った地は37℃の猛暑、、やはり少々切ない気持ちに苛まれますねぇ~(>_<)

さて今回の旅は、限られた時間で「今年の異常な猛暑からの逃避」をテーマにしたドライブ旅でした。標高の高い場所で過ごす涼しさは、本当に格別でした。

また、近々新たな旅に出たいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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