秋の奥会津一人旅①:福島への夜行バス「ギャラクシー号」と初めての磐越西線

今回の旅は、秋の奥会津を巡る3泊2日の旅です。この度も『3泊2日』という変則的なスケジュールですが、仕事を終えた夜から出発して帰着した朝にはそのまま仕事に向かう、少々ハードな行程に挑戦しました。凝縮された2日間をフルに使って、奥会津の秋の美しさを楽しみたいと思います。

まず、旅の概要をご紹介いたします。

姫路駅を夜8時に新幹線で出発し、京都駅へ。そこから関西と福島を結ぶ夜行バス『ギャラクシー号』に乗車し、郡山へと向かいます。

翌朝、磐越西線で会津若松に到着。待ち時間を利用して会津若松の街を散策します。そして、今回の旅のメインとなる只見線に乗り、紅葉に染まる車窓を眺めながら会津川口で途中下車。ここから24時間、只見線の撮影スポットを巡りながら、奥会津の紅葉と温泉を堪能いたします。

翌日は只見線の終点・小出まで乗り通し、上越線で越後湯沢へ向かいます。越後湯沢からは少し贅沢に新幹線グリーン車で東京へ。東京からは今回初めての夜行寝台列車『サンライズ瀬戸』に乗り込み、姫路には朝5時半に到着します。

今回の旅では特に奥会津の紅葉を只見線を乗り通しながらじっくり味わう事が出来たらと期待いたします。天気予報も曇りから晴れに変わりました!期待が膨らみます♪

それでは、旅の詳しい内容をこれから綴ってまいりますので、ご一緒に旅気分を味わっていただければ幸いです。


  1. 京都駅から夜行バスへの旅立ち
  2. 快適な座席で福島へ向かう
  3. 夜明けの郡山駅に到着
  4. 旅のはじまり:磐越西線で会津若松へ
  5. 霧が晴れて現れる磐梯山の美景

京都駅から夜行バスへの旅立ち

<PM8:02>仕事を終えた足で姫路駅に向かい、まずは新幹線で京都へ向かいます。

今日は日曜日の夜ということもあり、のぞみ号の自由席は混み合っています。新神戸まではデッキで立っていましたが、なんとか席が空いたので一息つきつつ京都へ。

<PM8:46>姫路から45分で京都に到着。あっという間の道のりです。


そして、八条口にある高速バス乗り場、F3バス停へと向かいます。

日本各地へ発着する夜行バスが行き交う京都駅ですが、F3バス停も多くのバスが並び、賑わいを見せています。

<PM9:45>今回の旅のお供、ギャラクシー号が到着。写真のような2階建ての3列シートバスで、近鉄バスと福島交通が共同運行する夜行バスです。今回は福島交通の2階建てバスに乗車します。

このバスは、大阪府と福島県を約9~12時間で結びます。関西から福島への旅ができる数少ないルートの一つです。今回は大阪からの乗車は時間的に余裕がなく、京都から乗車することにしました。


快適な座席で福島へ向かう

指定された席は9A。2階にあるシートで、階段を上がってすぐの座席です。

独立した3列シートのバスではありますが、私の席は隣がやや近く、2:1のような配置に見えます。一番右側の座席であれば確実に独立シートだったようですが、ただ運よくこの日は混雑が少なかったため、隣には誰もおらず、リラックスして過ごせそうです。

少しピンボケで見えづらいですがこちらが座席の操作説明です。

座席右側の肘掛け先端にはコンセント、その下にはリクライニングレバーやシートヒータースイッチが配置されています。

左側のシート横にはオットマン調整レバーがあり、足を伸ばす事が可能です。

実際にリクライニングして足を伸ばしてみると、前の階段壁が近いせいか少し狭さを感じますが、壁の上に足を置くことで快適な姿勢が取れました。使い捨てスリッパも用意されており、長距離移動にはありがたい配慮です。

京都駅を出発後、最初で最後の休憩地、大津サービスエリアに到着。

約20分の停車でトイレや買い物を済ませ、バスは福島に向かいます。この後のSAでの休憩停車はありませんでした。(車内にはトイレが完備されているので安心です。)

▲今回の旅を動画にしました。ご視聴いただければ嬉しいです!(^^)!


夜明けの郡山駅に到着

<翌朝AM6:55>予定より30分ほど早く、郡山駅前に到着しました。

窓の外にはあいにくの雨と濃霧が広がり、郡山駅前も幻想的な雰囲気に包まれています。天気予報ではこの後晴れるとのこと。

旅の幸運を期待しながら、まずは切符を購入してコンビニで簡単な朝ごはんを済ませ、次の列車までの時間を過ごします。


旅のはじまり:磐越西線で会津若松へ

<AM7:50>会津若松行きの快速列車の発車まで少し時間がありますが、ホームに列車が到着したのを見て、さっそく向かいます。緑の車体が静かにホームに佇む姿に、期待が高まります。

AM8:29>いよいよ快速会津若松行きが発車。車内に腰をおろすと、ようやく旅の実感が湧いてきました。

4両編成の車両には空席が目立ち、ボックスシートを一人で独占できる贅沢な空間。ここから、霧に包まれた幻想的な田園風景を眺めながら進んでいきます。

外は深い霧がかかり、どこか夢の中を漂っているような不思議な気分です。

夜行バスでの睡眠不足もあってか、現実と夢の境が曖昧になり、思わず目を閉じてしまいそうです(笑)

会津若松までの道中、列車は15分ほどで会津熱海駅に到着。ここでは通学の高校生たちが次々と降りていき、車内はさらにゆったりとした雰囲気に。

霧が晴れて現れる磐梯山の美景

<AM9:10>車窓の左側に広がる景色には猪苗代湖と色付き始めた山々。右側には堂々とそびえたつ磐梯山。

天気も良くなり、徐々に雄大な磐梯山が近づいてきました。

磐梯山はこのあと、列車の右手から左手へと忙しなく顔を見せ、さらに列車はゆるやかにカーブを描きながら山々を抜けていきます。

<AM9:41>1時間弱の乗車はあっという間、ついに列車は定刻通り会津若松に到着!

改札を出てまず目に入るのは赤べこの後ろ姿。その愛らしい姿に、はるばる会津に到着した実感が湧いてきます。

ここから次の列車の時間まで、会津の街を思う存分楽しむことにします。

到着したばかりの会津若松の街並みが、秋の空気と共に歓迎してくれるような気がして、胸が高鳴ります。それでは、会津の観光を存分に満喫していきましょう!

秋の奥会津旅②会津若松観光へ続く→続きはこちら

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