秋の奥会津一人旅③:只見線で巡る紅葉絶景車窓と温泉宿泊記

今回の旅は、秋の奥会津を丸二日間かけてじっくり回る旅程です。

↑前回までの記事

関西から夜行バス「ギャラクシー号」で郡山へ。そして今朝、会津若松駅に到着しました。只見線の列車待ちの間に会津若松を観光し、いよいよ今回の旅のメインイベントである只見線の乗車が始まります。


PM 1:00 – 只見線、いざ出発!

ホームに向かうと、既に2両編成の小出行き列車が入線しており、大勢の人で賑わっています。さすが日本一の観光ローカル線と言われる只見線、すでにほぼ満席です。

という事でそんな人気の高い只見線ですが、乗り通すには非常に難易度の高い路線。行楽シーズンの土休日には臨時列車も運行されますが、平日は全線を通して運行される定期列車は1日3本のみです。紅葉が見ごろのこの時期は特に混雑するのでしょう。

まぁ何とか席を見つけて荷物を網棚に置き、少しホッとしました。

PM 1:08
さて列車がゆっくりと会津若松駅を出発します。


只見線の概要と歴史

只見線は福島県の会津若松と新潟県小出を結ぶ全長135.2kmのローカル線です。沿線は国内有数の豪雪地帯で、冬季に国道252号が閉鎖される地域では、只見線が唯一の交通手段となります。

2011年、新潟・福島豪雨による甚大な被害で会津川口~只見間が長期間不通となりましたが、地元自治体とJR東日本が協力して上下分離方式で復旧。以来、自然豊かな景観が注目され、多くの観光客を惹きつける人気路線となっています。

今回の旅では、2日間かけて只見線全線を乗り通し、そして撮影スポットも巡っていく予定ですのでご期待ください^^

▲今回の旅を動画にしました。リアルな只見線の車窓をご覧ください!(^^)!


会津盆地を抜けて山間部へ

列車は七日町駅、西若松駅に停車し、会津鉄道と分かれた後、会津盆地を大きくカーブしながら北へ向かいます。

途中、踏切の安全装置が作動した影響で徐行運転となり、会津坂下駅へは約20分遅れで到着しました。ここを過ぎると、車窓の風景は徐々に木々に囲まれ、山間部へと入ります。


PM 2:18 – 会津柳津駅に到着

列車は会津柳津駅に停車。2024年4月にリニューアルされたこの駅には、SL展示や赤べこの絵付け体験ができる工房が新設される予定です。観光の拠点としても注目される駅です。

この辺りから紅葉がはっきりと目立ち始め、車内も賑やかに。乗客たちはカメラやスマホで車窓を撮影し、秋の景色を楽しんでいます。


第一只見川橋梁と只見線の見どころ

会津桧原駅を過ぎると、只見線屈指の名撮影スポット、第一只見川橋梁に差し掛かります。列車の速度が落ち、雄大な橋梁と紅葉が織りなす絶景が広がります。

その後、第二只見川橋梁や「宮下アーチ三兄弟」などの撮影ポイントを通過。列車が左右に大きくカーブするたびに、車窓からの景色が変わり、乗客たちもシャッターチャンスを逃すまいと忙しそうです。

PM 2:42
会津宮下駅に到着。只見線の中でも観光名所として知られるこの駅ですが、列車は満員状態。多くの乗客がそのまま車内で景色を楽しんでいます。


渓谷美と只見川の変化

列車は宮下ダムや只見川の流れを横目に、さらに山間部へ。

夢幻峡の渡し船で知られる早戸駅を過ぎると、第四只見川橋梁を渡り、渓谷美がいっそう際立ちます。川沿いの景色が刻一刻と変化し、旅の魅力がどんどん深まります。

只見ダムと上田ダムを挟んで列車は只見川沿いを上流部へと進みます。

只見川の水位もみるみる上がり始め、周囲の風景も迫力を増してきました。車窓から見える大志集落の景色を楽しんでいると、列車は間もなく会津川口駅に到着です。


PM3:08 会津川口駅に到着

会津若松から列車に揺られて約2時間。只見線の車窓に癒されながら進むと、会津川口駅に到着しました。

この駅では、列車の行き違いのため30分以上停車します。その間、乗客の多くが列車を降りて写真を撮影したり、駅前のお店を訪れたりと思い思いに過ごしています。

乗車していて感じたのは、乗客層が意外にも年配の夫婦や女性グループが多いこと。鉄道マニアや男性グループの姿が少ないのは少し意外でした。そして、ここまでの駅で下車する人はほとんどおらず、皆さん乗り通して只見線の旅を満喫している様子が印象的です。

さて、私はこの会津川口駅で途中下車。会津川口から先へは明日24時間後の同じ時刻の列車に再び乗車する予定にします。

そして本日は、ここから今回の旅のもう一つのポイントであるレンタカーを借りて移動して行く事にいたしましょう。


会津川口駅で町運営リーズナブルレンタカーを利用

事前に調べていた通り、駅前で金山町観光協会が運営するレンタカーが借りられます。準備されている車は4台で、なんと24時間で利用料金は4000円!これは驚きの価格です。

(金山町観光情報サイト)

只見線沿線では大手のレンタカー会社は無いので見落としがちですが、良く調べると町運営のこう言うサービスがあるのは非常にありがたいですね。

この他只見駅にも別のレンタカーサービスがあるようです。(エスネットレンタカー)

駅前の観光物産協会で受付を済ませる予定でしたが、訪れると留守の張り紙が。「駅構内にいます」とのことだったので、駅に戻ってみるとスタッフの方が列車の到着対応で忙しい様子。「ごめんなさい、少しお待ちいただけますか」とのことで、その間に駅前を少し散策してみました。

パン屋さんや食堂、商店、酒屋などが点在する駅前は、小さな町ならではの温かみがあります。商店で夜のお酒やおつまみを買い、再び駅へ戻ると受付が再開され、無事にレンタカーを借りることができました。

今回の車はコンパクトカーの「パッソ」。観光の足としては十分すぎる選択です!


宿泊地「民宿たつみ荘」へ

早速レンタカーで出発し、宿泊地である会津大塩駅近くの「民宿たつみ荘」へ向かいます。

少し紅葉を楽しみながらゆっくりドライブして向かうと、会津川口駅から約30分少々で本日のお宿に到着しました。

たつみ荘は、大塩温泉の源泉掛け流しを楽しめる宿。宿泊者は無料で温泉を利用できるというのも嬉しいポイントです。

チェックインを済ませて部屋へ向かうと、どこか懐かしさを感じさせる昭和の雰囲気が漂う和室。田舎の家に泊まりに来たような落ち着いた空間に癒されます。


部屋の窓からは只見川や只見線、そして第七只見川橋梁が見渡せる絶景が広がります。豪雨災害を乗り越えて復活した橋梁を望む景色には感慨深いものがあります。


温泉と夕食でほっと一息

コタツに入り、景色を眺めながら缶ビールでひと息ついた後、温泉へ。

金山町観光情報サイトより

温度が約38.3℃と少しぬるめで、長湯するにはぴったり。

内湯と露天風呂を満喫しながら地元の方々と話をする機会もあり、兵庫県から訪れた事にすごく驚かれる場面もありました(笑)。

夕食の時間になると、旅の疲れも忘れる贅沢なひとときが待っていました。

馬刺しやタラの煮付け、山の幸たっぷりの天ぷら、そして地元の巨大なキノコ(名称を忘れましたが、すごく美味しかった)を使った煮物など、どれも絶品。女将さんそしてもう一人の宿泊者のおじさんとの会話が弾み、心温まる夕食となりました。


夕食後はもう一度温泉に浸かり、部屋に戻ってからは軽くお酒を楽しみながらコタツでリラックス。

時計を見るとまだ7時半でしたが、コタツの暖かさが非常に心地よく眠気を誘います。

明日は早朝から撮影スポットを巡るため寝床の準備を開始。なにより昨夜の夜行バスの疲れで、9時にはそのままぐっすりと眠りに落ちました。

次回は只見線のお勧めスポット巡りそして秋の奥会津の魅力をご紹介します!→続きはこちら

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください