今回の旅について
今回の旅では、秋の奥会津を丸二日間かけてじっくりと巡りました。絶景と紅葉が織りなす只見川沿いの景観や、只見線沿線の見どころを楽しみつつ、会津若松や只見線の旅情を満喫しています。
これまでの旅の様子は以下の記事でご覧いただけます。
- 秋の奥会津一人旅①:福島への夜行バス「ギャラクシー号」と初めての磐越西線
- 秋の奥会津一人旅②:周遊バスで巡る会津若松
- 秋の奥会津一人旅③:只見線で巡る紅葉絶景と温泉宿泊記【乗り鉄編】
- 秋の奥会津一人旅④:只見川の渓谷美と絶景列車を追う一日【撮り鉄編】
1日目は関西を夜行バス「ギャラクシー号」で出発し、早朝に郡山へ到着。その後、会津若松の観光を楽しみ、只見線に乗車して紅葉に染まる絶景の車窓を満喫しながら会津川口駅に到着しました。
2日目は、会津川口駅でレンタカーを借り、奥会津のビュースポットを巡った後、再び只見線に乗り小出駅を目指します。この記事では、その後の旅路をご紹介します。
▲今回の旅の様子をユーチューブにUPしております。
午後の只見線再乗車:会津川口から小出へ
午後2時40分。奥会津の観光を終え、会津川口駅でレンタカーを返却しました。
駅構内に入ると、ちょうど上り・下り両方向の列車が停車中。観光客や地元の方々でホームは賑わっています。記念撮影をする人や景色を眺める人の姿もあり、旅情を感じさせる風景が広がっています。
私も、昨日乗車した只見線と同じ時刻ダイヤの小出行きワンマンカーに乗り込みます。列車は2両編成で、午後3時29分、定刻通りに会津川口駅を発車しました。
只見線での「飲み鉄」と車窓の景色
さて、列車に乗り込み空いた座席を見つけました。ここからは自動車の運転もないので、缶ビールを手に取り、「飲み鉄」スタイルで車窓を楽しむことにします。
車内は昨日ほどの混雑はありませんが、それでも席はほぼ埋まっています。特に、年配の女性グループが多く、和やかな雰囲気です。
ガタンゴトンとスローテンポのリズムの中、ゆっくりと列車が進む車窓は時間を忘れる非日常感を感じます。
出発から25分少々、列車は第七只見川橋梁を渡ります。この鉄橋の向こうには、昨日宿泊した宿のある景色が見えます。
第七橋梁を超えると、列車は只見川の北側を沿うように進みます。
会津塩沢駅を過ぎたあたりで左手に国道252号線の寄岩橋が見えてきます。間もなく通過するビュースポットの第八只見川橋梁は、この寄岩橋の上から狙うと綺麗に撮影できるそうです。
この第八只見川橋梁は「渡らずの橋」として知られており、川の対岸に渡る目的ではなく、只見川の絶景を構成するユニークなスポットです。
やがて列車は山深い景観を縫うように進み、「只見四名山」の一つである蒲生岳や要害山が姿を現します。
山深い車窓と只見川の景色を眺めていると、進行方向左側に大きくカーブを描く高架橋を渡ります。この高架橋もまたビューポイントとして知られる「叶津橋梁」です。
開けた景色が見えてくると、間もなく只見駅に到着です。
只見駅での停車時間
只見駅では約10分間の停車時間があり、ホームに降りてしばし気分転換。乗降客の人々が写真を撮ったり、のんびりと過ごす姿が印象的でした。
ここから次の大白川駅までの区間は30分ほど。距離にして約20kmです。
只見線の中でも、この区間は特に雪深い「六十里越」として知られるエリアを通ります。
六十里越えと只見線の秘境区間
列車が進む六十里越えは、福島県と新潟県の県境を越える険しい山岳地帯。
この「六十里」という名は、昔、この区間があまりにも困難で、六里(約24km)の道が十倍にも感じられたことから名付けられたと言われています。

冬になると国道252号線のこの区間は通行止めとなり、雪解けの翌年GW頃まで閉鎖されるため、只見線が唯一の交通手段となります。
この厳しい自然環境の中を走る列車の頼もしさを感じながら、六十里トンネルを抜けると、すでに外は真っ暗です。
列車は大白川駅に到着。冬期通行止めの国道に代わる交通手段として重要な駅です。
この駅では列車の行き違いのためしばらく停車。静寂に包まれた夜のホームで、列車の待機時間もどこか幻想的な雰囲気です。
小出駅へ到着
午後5時50分。2時間20分ほどの旅路を経て、列車は終点の小出駅に到着しました。この時点で、只見線全線走破を達成!
達成感に浸りつつも、次の列車までの40分間、駅で過ごすことになります。
ただ、小出駅周辺には商店やコンビニが全くなく、列車を待つ間の暇つぶしにはやや不便な印象でした。
ここからは、東京方面行きの列車に乗り換えながら、いよいよ旅も最終章を迎えます。
越後湯沢へ:小出駅からの移動
小出駅での待ち時間を終え、次は上越線で越後湯沢駅を目指します。

4両編成の列車は通勤・通学の時間帯と重なり、車内は思った以上に賑わっていました。窓越しに見える夕暮れの景色を楽しみながら、40分ほどの乗車で越後湯沢に到着です。
越後湯沢駅でのひととき
越後湯沢駅は「ぽんしゅ館」や「がんぎどおり」など、地元の特産品やお酒を楽しめるスポットが充実しており、さらに駅中温泉「酒風呂」まであります。
そんな魅力的な施設に期待していたのですが、到着したのが19時10分。惜しくも閉店時間の19時を過ぎており、楽しむことが叶いませんでした。

また、この越後湯沢駅は約30年近く前に、初めて青春18きっぷで友人と目指した駅でもありまして、懐かしくも今回は残念ながら乗換のみの通過点になってしまいました。
いずれまた改めて訪れる事として、今回は駅構内のコンビニで生姜焼き弁当とビールを購入し、新幹線のホームへ向かうことにします。
上越新幹線:グリーン車の贅沢
PM7:39。「とき」が静かにホームに滑り込んできました。
今回は少し贅沢にグリーン車を選択。
11号車にあるグリーン車は広々としており、席に設置されたコントローラーでリクライニングやレッグレストの調節が可能です。割り当てられたのは16A、最後尾の一人用座席。静かで快適な空間に座り込み、車窓を眺めながら旅の続きを楽しみます。
これまでの旅では混雑した列車が続きましたが、ここではゆったりと弁当を広げ、ビールを飲みながら一息。

新幹線はあっという間に大宮駅に到着し、さらに東京を目指します。
東京駅で夜行列車の待ち時間
東京駅に到着し、ここからは人生初の夜行寝台列車「サンライズ瀬戸」に乗り換えます。

発車まで少し時間があるので、駅構内で晩酌用のお酒とつまみを調達。
駅の賑やかさと旅の終盤への期待感が交差します。
PM9:25。ホームに入線した14両編成のサンライズエクスプレスが輝くヘッドライトを灯しながら現れました。ホームは旅行者や鉄道ファンで賑わい、カメラのシャッター音が響きます。
早速乗車し、今回予約した「のびのび座席」へ向かいます。
サンライズ瀬戸:のびのび座席の魅力
「のびのび座席」は特急指定席料金で利用できる手頃な寝台スペースです。
のびのび「座席」と名付けられていますが、実際にはフルフラットの絨毯敷きのスペースが割り当てられています。
今回は2階の7C。コンセントはありませんが、足を伸ばして横になれる十分な広さがあります。
簡易的な毛布と枕カバー(枕はありません)が用意されており、この2種類の布を工夫して寝床を作る必要があります(笑)
晩酌を楽しんでいると、隣席の方と会話が弾み、一緒に旅話で盛り上がります。
その方はこれから四国を巡る予定とのことで、楽しそうな様子が伝わり、私も旅の終わりが近いながらも心が温まりました。一期一会の出会いが、これまた夜行列車旅の醍醐味!
PM9:50、列車は東京駅を出発。白ワインとつまみを楽しみながら、最後の夜を過ごします。
車内探検と夜の列車
しばらくして車内を少し探検することに。
サンライズ瀬戸はサンライズ出雲と併結した14両編成で、私が乗車したのは5号車です。
車内のほとんどがBシングル個室と呼ばれる一人用の個室です。
中には、Bソロ(さらに小さな個室)やBサンライズツイン(二人用個室)それからAシングルデラックス(一人用の大きめの個室)などがあります。
そのほか、シャワー室やミニサロンも備わり、走るビジネスホテルそのもの。夜の静かな車内を歩きながら、鉄道旅の魅力を再確認します。
PM11:22、熱海駅を通過。眠気が訪れたので、洗面台で歯磨きを済ませ、就寝準備に取り掛かります。
目覚めの朝と旅の終焉
翌朝AM4:25、目を覚ましますと大阪駅です。
神戸を過ぎ瀬戸内海を望む車窓からはうっすらと夜が明ける青みが少しずつ広がり、旅の終わりを感じさせます。
あと30分もすれば姫路に到着です。
AM5:28、列車は無事に姫路駅へ到着しました。

改札を出ると、まだ静かな街の空気が漂っています。
旅の余韻を感じつつ、また近々次の旅の計画を立てながら帰路へ向かうことにいたします。
今日はこの後すぐに仕事です。旅の疲れはありますが精神的なリフレッシュになり仕事への活力をもらえた2日間でした。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。近々また旅に出たいと思います(*^_^*)






















































