長野の旅①:北陸新幹線で行く冬の信州

信州長野の旅に出発です!

今回は、長野市内での所用ができたことをきっかけに、「せっかくなら旅行もしよう!」と計画しました。正直なところ、所用ついでの旅行というよりも、旅行ついでの所用という気持ちが強くなってきました(笑)。

一泊二日で長野駅周辺のエリアを満喫する旅。その様子を時系列でお届けします。まずは、関西・姫路から長野までの道のりをご紹介します。

朝一番の新幹線で長野駅を目指します!

これまで関西から長野駅へ向かうルートといえば、名古屋まで東海道新幹線で向かい、特急しなのに乗り換えるのが一般的でした。

しかし、北陸新幹線が敦賀まで延伸したことで、新たに特急サンダーバードと北陸新幹線を利用する北陸経由のルートが登場。時間的にはこちらのほうが早く到着できます。

ただし、従来の名古屋経由のほうが約3,000円安く済むため、どちらを選ぶかは悩みどころです。

今回は時間を優先し、北陸経由を選択。帰りは名古屋経由で帰る予定です。

東海道山陽新幹線(姫路ー京都)

姫路駅の新幹線ホームへ。

AM5:50

姫路始発の「のぞみ68号」は、下りホーム12番線から発車。

東京方面へ向かうのに博多方面のホームから乗車するという、ちょっと珍しいシチュエーションです。

出発時点では外はまだ真っ暗。しかし、新大阪を過ぎるころには夜が明け、朝日に照らされた新幹線が並ぶ鳥飼車両基地が見えてきました。

移動の始まりを実感し、ワクワク感が高まります。

まもなく京都に到着です。

AM6:45 京都駅に到着。ここでサンダーバードに乗り換えます。

サンダーバード乗車(京都ー敦賀)

京都駅0番ホームへ移動。

AM6:55 ホームに到着。すっかり明るくなりました。

気がかりなのは、今季最強寒波の影響で湖西線の一部が運休していること。サンダーバード1号はルート変更もなしで通常運行との情報に一安心です。

京都を出ると、次は終点の敦賀。無事に行けば約1時間の乗車です。

AM6:59 定刻通りに京都駅を出発。

湖西線沿いの車窓には、朝日に輝く琵琶湖が広がります。琵琶湖の対岸からは朝焼けに染まる雲を望み幻想的な風景。

軽く朝食をとりながら、北へ向かいます。

近江高島駅を通過する頃、雪が降り始めました。

近江今津駅では、あたり一面がすっかり雪景色に。まるでモノクロ写真のような世界が広がり、冬の旅情を一気に感じます。

AM7:35 近江中庄を通過。

厚い雲が広がり、吹雪のような景色に。車窓から見える木々や家々も雪に覆われ、寒さがこちらまで伝わってくるようです。

湖北エリアへ入ると、さらに豪雪地帯に。

近江塩津を過ぎ、長いトンネルを抜けると、福井県へ。雪深い風景の中を、列車は定刻通りに走り抜けます。

AM7:54 サンダーバード1号は遅延することなく終点・敦賀に到着。

ここで北陸新幹線に乗り換えます。

敦賀駅は2024年3月、北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、駅全体大きく生まれ変わりました。

従来の在来線ホームに加え、新幹線専用の高架ホームが新設され、近未来的なデザインに。コンコースも広々としており、利便性が向上。北陸エリアの新たな玄関口として、観光客やビジネス利用者を迎えています。

北陸新幹線(敦賀ー長野)

長いエスカレーターを登り、新しくなった敦賀駅の新幹線ホームへ。

リニューアルされた敦賀駅は高さ37メートルと巨大で、およそ12階建てのビルに相当します。新幹線ホームも地上から21メートルの高さに位置し、かなり高い場所からの出発となります。

おそらくこれは、発車直後に通過する木ノ芽峠を抜ける全長19,760メートルの新北陸トンネルに備えたものではないかと推測されます。鉄道は急な高低差に弱いため、福井方面からの線路の高度を下げるのが難しく、結果としてこのような設計になったのかもしれません。

AM8:05 。さて、「かがやき506号」が入線。

敦賀を出ると、すぐに約20㎞の長さを誇る新北陸トンネルに突入。福井、芦原温泉、加賀温泉と停車し、金沢へはAM9:05に到着。敦賀から金沢まで、わずか1時間。速い!

金沢を出発し、富山を過ぎると、雪がさらに激しくなります。窓の外は白一色の世界。

時折見える雪に埋もれた民家や木々が、北国の厳しい冬を物語ります。

糸魚川で案内放送。列車に付着した雪が走行に影響を及ぼす可能性があるため、臨時停車。約15分ほど作業を行い、無事に再出発。

糸魚川を過ぎると、北陸新幹線は日本海沿いから内陸へ進みます。

上越市に入ると、雪の勢いが和らぎ、長野盆地に近づくにつれ積雪も減少。寒波の影響の少なさを実感します。

AM10:20 長野駅に到着!

6分の遅れで済み、ひと安心。

改札を抜けると、関西とは違う、キリッとした冷たい空気が肌に突き刺さるよう。思わず襟を立て、長野の冬を実感します。

長野駅前には近代的なビルが立ち並び、行き交う人々の活気が感じられます。昨年は松本にも訪れましたが、やはり長野駅はより都会的に感じます。

長野市の人口は約37万人。松本市(約24万人)よりも規模が大きく、県庁所在地ならではの活気があります。

少し長野駅前や、駅の商業施設MIDORIをぶらぶらし、駅弁などを購入しました。

ここから長野電鉄に乗り換え、特急「ゆけむり」で湯田中温泉へ向かいます。

長野電鉄・特急ゆけむりに乗車(長野-湯田中)

長野電鉄は、長野市から湯田中温泉を結ぶローカル線。途中、小布施や須坂といった観光地を通るため、旅情を感じられる路線です。

駅は地下にあり、改札を抜けると、ちょうどAM11:33発の特急が入線。

この列車、元小田急ロマンスカー。

先頭車両は展望席になっており、特別感があります。特急料金はわずか100円、進行方向一両目は指定席となっており、指定席を取っても+300円と、驚きの安さです。

座席はゆったりとしたクロスシート。約40分の乗車をより快適に楽しめそうです。

さて先ほど購入した駅弁とビールを頂くことにいたしましょう!

長野と言えばソースカツ丼だそうで、ヒレソースカツ丼弁当をチョイス!大きなカツにキャベツとごはんそしてソース味がビールにベストマッチ!

長野を出発した列車は、しばらく地下を走った後地上に出ますが、ゆっくりとしたスピードで北へ進みます。

車窓には信州らしい雪をかぶった山並みが広がります。

そして低い樹木が点在する様子があちらこちらで見受けられました。スマホで調べるとこれはリンゴの木だそうで、さすが長野だけあってりんごの果樹園がたくさん広がります。

途中、権堂・須坂・小布施・信州中野に停車し45分少々で終点湯田中に到着です。

AM12:18。終点湯田中に到着。レトロな駅舎に大勢の観光客が降り立ちます。

特にインバウンドによる外国人達をたくさん見かけました!

駅前はたくさんのバス乗り場があります。

湯田中駅は湯田中温泉の最寄り駅。湯田中温泉までは歩いていく事ができます。その他にも渋温泉や安代温泉など、近いエリアにたくさんの温泉点在し、徒歩やバスで向かうことになります。

私はここからは一旦バスに乗り換えて目的地を目指す事にいたしましょう!

次回<雪と温泉とスノーモンキー>に続く

にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください