今回の旅は、初日と最終日に札幌で所用があるため、その合間を利用して道央エリアを3泊4日でコンパクトに巡る旅路となっています。
この記事では2日目、小樽を出発し、洞爺湖温泉での宿泊を目指す道中の様子をご紹介してまいります。
✅北海道旅一日目娘と一緒に小樽観光編はコチラ
✅ユーチューブに一日目の様子を動画にまとめています^^
絶景下道ドライブで巡る ニセコ・洞爺の自然美ルート

本日のドライブは、高速道路を使わずにのんびりと下道で。移動距離はおよそ130km弱。途中、ニセコを経由して向かいます。まずは国道5号線を南下しながら、ゆっくりと景色を楽しみましょう。
小樽を出て約2時間、倶知安町に入ります。

車窓の先に、大きく姿を現したのは「蝦夷富士」こと羊蹄山。小樽から約80km地点にあるこのあたりは、ニセコ町や蘭越町とともに「ニセコ観光圏」を形成し、国内外から多くの観光客が訪れる人気エリアです。冬はスキー、夏はハイキングや川遊びなど、四季折々の楽しみがあります。
ちょうどよいタイミングなので、この辺りで少し休憩をとることに。
羊蹄山を望む名所!道の駅ニセコビュープラザで名物チェック
AM12:36、「道の駅 ニセコビュープラザ」に到着しました。
この道の駅は、観光案内と特産品販売を行う「情報プラザ棟」、地元の新鮮野菜が並ぶ農産物直売所やテイクアウトグルメが揃う「フリースペース棟」、そして「トイレ棟」の3棟からなります。広々とした敷地内にはニセコ観光に役立つ情報が満載。
今回は旅の最終日に息子の下宿先へ立ち寄る予定があるため、地元野菜をいくつか購入してみることにしました^^
そしてちょうどお昼どき。ここでランチをいただくことにします。
立ち寄ったのは「ルピシア Ex-Factory 製造直売所」というお店。焼きたてのパンやお惣菜、お酒まで揃う魅力たっぷりのフードスポットです。
私たちは、店内で販売されていた「世界を旅するお弁当」シリーズから、「北海道」と「北イタリア」をチョイス。冷凍お弁当ですが、その場で電子レンジが使えるので、熱々でいただくことができます。
サービスでいただいたのは、地元ニセコ産ハーブを使った「ニセコアンヌプリ」のハーブティ。
スタッフの方々も気さくで親切、温かい雰囲気の中でお弁当を温めながら楽しいひと時を過ごしました^^
1,500円相当のお弁当がこの日は1,000円!コスパも味も大満足のランチとなりました。
さて、エネルギー補給も済んだところで、引き続きドライブを続けます。国道5号線から分かれ、羊蹄山の南側を抜けて、洞爺湖方面へと東へ向かいます。
洞爺湖・昭和新山・有珠山へ 火山が生んだダイナミック絶景

次なる目的地は、洞爺湖の西側にある「サイロ展望台」。ニセコビュープラザからは約32km、40分ほどのドライブです。
展望台から望む大パノラマ!洞爺湖の絶景を満喫
PM2:10。サイロ展望台に到着しました。
この展望台があるのは、旧洞爺村の香川・成香地区。
もともとはアイヌ語で「台地の上」という意味を持つ「ニナルカ(ninar-ka)」と呼ばれていたそうです。その名の通り、湖面から150mの高さにあるこの場所は、洞爺湖の雄大なカルデラ地形を一望できる絶景スポット。
そしてここにはヘリポートも設置されており、希望すれば空からの洞爺湖観光も楽しめます。
【ヘリコプター観光料金(飛行時間と税込料金)】
- お試しコース:約3分/2名10,000円・3名15,000円
- 中島コース:約6分/2名20,000円・3名30,000円
- 有珠山火口コース:約9分/2名30,000円・3名45,000円
- 絶景満喫コース:約12分/2名40,000円・3名60,000円
時間とお財布に余裕があれば、ぜひ一度体験してみたいですね!
ここからは一度洞爺湖温泉を通り過ぎ、次の目的地「昭和新山」へ向かいます。
驚異の自然現象!赤くそびえる昭和新山と有珠山へ

PM2:50。有珠山ロープウェイ乗り場に到着しました。
目の前にそびえる赤茶色の山、それが昭和新山。昭和18年の有珠山噴火により、突如として平地に現れた溶岩ドームです。たった2年の間に約400mもの山が形成されたとは驚きですね。
このエリアは、火山活動が作り出した独特の景観が広がっております。この地域の地形の成り立ちをもっと知るために有珠山に登って上から全景を見てみたくなりました。
天候が少し怪しくなってきましたが、ロープウェイで550m上の山頂駅へ。気温は一気に3〜4℃低下し、冷え込みが体にしみます。
ロープウェイ頂上駅からは「有珠山火口原展望台」まで徒歩でアクセス可能。途中までは歩いて行ってみることにしました。
展望台からは、有珠山の噴火口や周辺の山々を間近に見ることができます。現在はウッドデッキの整備中とのことで、やや視界が限られていましたが、完成すればもっと開けた眺望が楽しめそうです。
さらに先の外輪山遊歩道は、4月下旬頃にオープン予定。銀沼噴火口や有珠新山などを巡るハイキングが楽しめそうです。
ですが…寒い!気温は氷点下3度近く。早々に引き返して、ロープウェイ駅の横にある「有珠山テラス」へ。
ここは広々としたウッドデッキにソファーも設置されていて、天気の良い日には絶好の休憩スポット。軽食を楽しめるカフェもあります。
ただこの日は雪がちらつき、気温は氷点下…まさかの貸切状態💦
テラスをあとにして、ロープウェイ乗り場へ。
待合室には、有珠山の噴火の歴史や火山のメカニズム、そして洞爺湖の成り立ちがわかる展示や映像があり、学びの時間としても充実。
ロープウェイ乗り場に併設された「洞爺湖有珠山ジオパーク 火山村情報館」にも立ち寄り、火山と温泉地の密接な関係についてさらに理解を深めました。
👆今回の旅の様子を動画にまとめています^^
洞爺湖温泉へいざ出発!

PM4:20。いよいよ本日の宿泊地・洞爺湖温泉へ向かいます。ここから宿までは約6km。旅の疲れがじわじわと感じ始めるタイミングですが、これからの温泉と夕景が待っていると思うと足取りも軽くなります。

今夜お世話になるのは、「グランヴィレッヂ洞爺 大和旅館アネックス」。洞爺湖温泉の中心に位置し、アクセスにも散策にも便利な立地です。
客室の窓からは、洞爺湖を一望できる贅沢な景色!……のはずが、この日はあいにくの曇り空。
ちょっと残念ですが、晴れていれば羊蹄山が湖の向こうにドーンとそびえ、最高の眺望が楽しめるとのこと。次回へのお楽しみということで。
早速お風呂へ直行♨️もちろん源泉かけ流し。嬉しいことに、無料の洗濯機まで完備されていて、我が家もありがたく使わせていただきました。奥には自販機でアルコールも買えますし、電子レンジもあって何かと便利!
露天風呂こそないものの、ゆったりとした内湯でのんびり。泉質は「トリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)」と記されていました。
硫黄の香りはなく、どこか土のような自然の香りがふわり。身体の芯からじんわりと温まり、旅の疲れが溶けていくようでした。
洞爺湖温泉街をぶらり散策 昭和の雰囲気が残る湖岸散歩
暗くなる前に、洞爺湖温泉街と湖岸をぶらりと探訪。まずは宿の目の前にある「洞爺湖温泉ストリート」を歩いていると、さっそく「手湯」を発見。
今日はとにかく寒い…!ということで、手を温めてから再スタート。
洞爺湖周辺は、支笏湖や有珠山、昭和新山、樽前山、羊蹄山など火山群に囲まれた一帯で、ここ一帯は「火山の生きた博物館」。ただの観光地じゃなく、地球の鼓動や自然との共存を肌で感じられる場所なんですよね。
ちなみに、湖畔の「駅前桟橋」は、かつてJR洞爺駅(当時は虻田駅)と湖を結んでいた「洞爺湖電気鉄道」の名残だそうです。ロマンを感じます。
そこに停泊していたのが、なんともメルヘンなデザインの遊覧船「エスポアール」。この日はもう営業終了でしたが、通常は8:30~16:30の間、30分おきに出航して湖中央の火山島「中島」へと向かうそうです。
湖岸沿いにはさまざまなアートオブジェも点在していて、散策がとっても楽しい。そして、あの2008年の「洞爺湖サミット」もここで行われたんですよね。あの頃はロシアも入ってG8だったなぁ……私31才、ちょうどブログ始めた歳。
光のトンネルで幻想空間に迷い込む
さて辺りが暗くなってきたので、温泉街を歩きながら夕飯のお店を探していると、ふと目に入ったのが眩いばかりのイルミネーション!
洞爺湖温泉の中心「にぎわい広場」には、約40万球の電飾で彩られた光のトンネルが出現。中に入ると、色とりどりの光が幻想的な世界をつくり出し、まるで別世界に迷い込んだかのよう。……いやぁ~テンション上がる⤴
トンネルの中央には「TOYA」の文字と、なんと「どこでもドア」まで登場!これはもうSNS映え確定。はい、我々夫婦も年齢忘れて思わずはしゃぎました。
温泉街の隠れた名店で、優雅な夜ごはん
PM6:20。「あっ、ご飯探すの忘れてた!」と、トンネルを抜けたその先に、ひっそりと佇むお店「レストラン&フラワー KARZZ」を発見。
外観からは想像つかないほど、店内はいい香りに包まれていて、お客さんで賑わっていましたが、運良くカウンター席に案内してもらえました。
まずはワインで乾杯!
メニューは和洋中とジャンルを問わず豊富で、悩んだ末に「ガーリックシュリンプサラダ」と「ペスカトーレ」を注文。これがまた大正解!味付けも本格的で、本当においしい。
店主さんも気さくで、どこかアットホームな雰囲気に癒されました。
●レストラン&フラワー KARZZ
●営業時間:12:00~14:00/17:00~20:00
●定休日:木・金曜日
PM7:20。お腹いっぱいで満足したあとは、イルミネーションが灯った夜の温泉街をのんびりお散歩。湖岸沿いもやさしい光に包まれて、とてもロマンチックな雰囲気でした。
最後は北海道ならではのコンビニ「セイコーマート」で、ご当地サワーや珍しいおつまみを買い込み、宿へと帰還。
宿に戻ったら、もう一度お風呂に浸かってポカポカに♨️
そして……さあ「ご当地お酒堪能大会」の始まりです🍷
そんなこんなで、洞爺の夜はゆっくりと更けていきました🌠
次回<室蘭の絶景とアイヌ文化の拠点白老ウポポイ>に続く
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