今回は令和7年10月26日夜から3日間で北関東の少し早い秋を感じる旅に出発!
旅は、夜行列車「サンライズ瀬戸」から幕開け。翌日はJR、東武線を経てわたらせ渓谷鐵道へ。大間々駅からは、絶景が広がる「トロッコわたらせ渓谷号」を満喫しました。その後は足尾銅山の歴史に触れ、終点・間藤駅からバスで日光へ移動。
このブログは、日光に到着した夕方からの記事となります。よろしくお願いします!
その一話⇒関西から大間々までの道のり
その二話⇒わたらせ渓谷鐵道トロッコと足尾銅山探検
▲動画
日光で迎えた夜は「ホテル高照」でゆっくりと
バスを降りて30分ほど歩き、ようやく本日のお宿「ホテル高照」に到着しました。
東武日光駅からは少し離れていますが、東照宮に近い静かなエリアにあって、周りは木々に囲まれた落ち着いた雰囲気。旅の疲れを癒やすには、とてもありがたいロケーションです。
建物はどこか懐かしいレトロな佇まい。ロビーや館内には、かつて団体客で賑わっていた頃の名残が感じられます。
大浴場の横には宴会場やスナックの案内板も残っていて、「昔はきっと華やかやったんやろうなぁ」と想像してしまいました。(現在は営業していないようです)
今回泊まったのは、8畳の和室に広縁がついたひとりではかなり広めのお部屋。
窓の向こうには一面の木々が広がり、日光らしい静けさが心地よいです。縁側の奥はバルコニーもあります。
部屋に入った途端、旅の緊張がほぐれ疲れがどっと出てきます。
食事はついていないプランでしたが、1階には電子レンジやお湯が利用できる共有スペースもあり、素泊まりでも困ることはありません。
そして何よりありがたかったのが、大浴場。露天風呂付きで、この日の冷えた身体には本当に染みました…。
旅先で静かに湯に浸かる時間って、やっぱり特別です。
全体的には、レトロ感が残る“昔ながらの大きなホテル”という雰囲気。
値段もやさしく、海外の旅行客の利用も多いのかな?という印象もありましたが、個人的には「静かに休める日光のお宿」として十分満足でした。
こうして日光で迎える一夜。
明日はついに、人生初の日光東照宮へと向かいます。
東照宮へ向かう朝の散歩道
朝8時すぎにホテルをチェックアウトし、朝の散歩を兼ねて日光東照宮へ向かいます。ホテル周辺は坂が多く、歩き始めからなかなかの運動量。
稲荷川を渡り、児玉堂の横を抜けると東照宮の駐車場が見えてきました。平日の火曜日にもかかわらず、すでに参道には人が増え始めています。
8:45 到着。
一の鳥居の前では、鮮やかなピンクの衣装が目立つ二人組が撮影中。
近づいて見てみると…なんと阿佐ヶ谷姉妹! 日光東照宮のロケでちょうど来られていたようで、朝からなんだか得した気分です。
鳥居をくぐると、左手にまず 五重塔 が姿を見せます。
1650年に創建され、その後1818年に再建された高さ約36mの塔で、鮮やかな朱色と精巧な彫刻が印象的。特に一階部分には「十二支の彫刻」が施され、方角の守護を意味しているのだとか。まだ拝観開始前で人も少なく、じっくり鑑賞できました。
やがて拝観受付に列ができ始めたため、そのまま並びます。
ちょうど9時、拝観がスタート。
①三神庫・三猿に見る東照宮の物語
最初にくぐる 表門(仁王門) は、迫力ある仁王像と唐獅子が守る東照宮の玄関口。ここから先が有料エリアです。

(①~⑥の番号は訪れていった順番です)
門を抜けると目の前に並ぶのが 三神庫(さんじんこ)。
校倉造を模した倉庫で、祭礼に使う衣装や道具が収められています。中でも上神庫には狩野探幽が実物を見ずに描いた「想像の象」の彫刻があり、コミカルでどこか愛嬌のある表情が人気です。
三神庫の横にひっそり建つのが 西浄(さいじょう)。
東照宮で唯一、彫刻がない建物で、実は“神様専用のお手洗い”なのだとか。内部は非公開ですが、漆塗りの便器が並んでいるというから驚きです。
手前には樹齢1000年の槙の老木をはじめ、御神木や夫婦杉・親子杉など、立派な杉が立ち並ぶ神域が広がります。東照宮の空気が一気に清らかになる場所です。
さらにその横にあるのが 神厩舎(しんきゅうしゃ)。
馬を守る存在として古くから信じられてきた“猿”の彫刻が施されており、全部で8面にわたって人の一生を風刺するように猿が描かれています。
特に有名なのは、もちろん――
「見ざる、言わざる、聞かざる」
観光客の多くが足を止める人気スポットですが、実際に見ると想像以上に可愛らしいデザインです。
ここまででも見どころ満載で、すでにかなり寄り道しながらの参拝。
そして、いよいよ最大の見どころ 陽明門 へと向かいます。
陽明門の左右には、神域を守る全長約220mの回廊が広がり、南面には日本最大級の花鳥の大彫刻25枚が並びます。
細部まで丹念に彫り込まれた彩色美は圧巻で、こちらも見逃せない見どころです。
②豪華絢爛・陽明門の圧倒的な存在感
陽明門は日光東照宮の象徴とも言える建築で、豪華絢爛という言葉がぴったり。
極彩色の彫刻は全部で508体。精密さと美しさに圧倒され、立ち止まってしっかり目に焼き付けます。
「日暮門」と呼ばれるのも納得で、見ているだけで時間を忘れてしまいます。
12本ある柱のうち、裏側の2番目だけ文様が逆向きになっている“魔除けの逆柱”もチェック。
完全に仕上げると“崩壊が始まる”という昔ながらの考え方から、あえて未完成の部分を残したそうです。
陽明門の楼下には随身像や狛犬が安置され、まさに東照宮の聖域にふさわしい荘厳な雰囲気。
国宝に指定されているのもうなずける圧巻の美しさです。
③眠り猫が語る“平和への祈り”
祈祷殿と神楽殿を抜けると、「眠り猫」の案内板が目に入り、そのまま奥へと進んでいきます。
日光東照宮の眠り猫は、一見かわいらしい彫刻ですが、そこには「平和の象徴」という深い意味が込められています。
戦乱の世が終わり、徳川家康によってもたらされた泰平の時代を象徴し、猫が安心して眠る姿には“争いのない世界が続きますように”という祈りが込められているのだとか。
また、小さい猫は「隠れキャラ要素」もあり、探し出す楽しさもありますね。
眠り猫の先は、家康公が眠る奥宮へ通じています。
ここからは少し体を動かしながら、神聖な空気に包まれた参道を進みます。
④奥宮へ続く207段の石段と家康公の宝塔
奥宮へ向かう最初の難所は、207段の石段。歴史と祈りが積み重なった道をひたすら登りますが、これがなかなかの良い運動…!
登り切った先には、家康公の御霊を祀る宝塔と、願いが叶うと伝わる叶杉が静かに佇んでおり、訪れる人々の心を穏やかにしてくれます。
⑤国宝・御本社で感じる重厚な佇まい
参拝を終えると、再び急な石段を降り、続いて御本社へと向かいます。
靴を脱いで上がるこの空間は、日光東照宮の中でも最も重要な場所。拝殿・石の間・本殿の3つが連なる“権現造り”の完成形で、寛永13年(1636年)、三代将軍・徳川家光によって造営されました。国宝に指定された重厚な空気に包まれ、左右には「将軍着座の間」「法親王着座の間」も配されています。
また、東照宮全体で5,000体以上ある彫刻のうち、本殿だけでも2,468体の彫刻が施されているのも圧巻。獏(ばく)の彫刻が多いことでも知られています。
⑥鳴竜の響きと神橋の伝説へ
さらに進むと、鼓楼の後方に建つ本地堂へ。境内で最大の建物で、天井には6m×15mの巨大な「鳴竜」の天井画が描かれています。
竜の頭の下で手を叩くと、天井と床が共鳴し鈴のような不思議な音が響く名所。説明の方が鳴らす拍子木の音が、空間全体に広がりなんとも神秘的です。
石段を降りて戻ってくると、視界に飛び込んでくるのは真紅の太鼓橋「神橋」。奈良時代末期、勝道上人が日光山を開いた際、深沙王が2匹の蛇を放って橋を作ったという伝説が残り、日本三大奇橋のひとつに数えられる神聖な橋です。
こうして、じっくりと人生初の日光東照宮を満喫できました。
気づけば参拝時間は約1時間50分。歴史と信仰の深さを感じながら、本当に貴重で有意義な時間となりました。
日光東照宮は知れば知るほど面白い!皆様も訪れる際はぜひ「歴史の予習」という名の最高のスパイスを添えて参拝すれば、この偉大な世界遺産は何倍も楽しめますよ^^
さて、11時前になったところで、ここからは日光駅前までぶらぶら歩いて向かいたいと思います^^
続きはこちら▶いろは坂ドライブ
























































































