《秋旅ドライブ&鉄道紀行④》日光いろは坂へ──渋滞の先に広がる紅葉絶景と帰路の余韻

今回は令和7年10月26日夜から3日間で北関東の少し早い秋を感じる旅に出発!

旅は、夜行列車「サンライズ瀬戸」から幕開け。翌日はJR、東武線を経てわたらせ渓谷鐵道へ。大間々駅からは、絶景が広がる「トロッコわたらせ渓谷号」を満喫しました。その後は足尾銅山の歴史に触れ、終点・間藤駅からバスで日光へ移動。翌朝は初めての日光東照宮を参拝しました。

この記事は、その東照宮参拝を終えたあとの後半戦となります。

その一話⇒関西から大間々までの道のり

その二話⇒わたらせ渓谷鐵道トロッコと足尾銅山探検

その三話⇒日光での一夜と初めての日光東照宮参拝

▲動画


日光街道を歩き、早めの昼食探し

10時50分。
日光東照宮を後にし、この後はレンタカーを借りて奥日光ドライブへ向かう予定。
その前に、少し早めの昼食を取ることにしました。

神橋を起点とする日光街道を、日光駅方面へぶらぶらと歩いていきます。
飲食店や土産物屋が並ぶ通りですが、まだ時間が早く、営業前のお店も多め。

ここからは駅前方面へ歩いていきます。

「どこか開いていないかなぁ」と歩いていると、ちょうど暖簾を出し始めたラーメン屋さんを発見。
声をかけると「今から開けるところですよ」とのこと。これはもう入るしかありません。

ラーメン梵天|旅先で出会う、ちょうどいい一杯

一番乗りで入店すると、ほどなくして次々とお客さんが。
注文したのは、こがし醤油ラーメンと餃子(ミニ)

魚介系の香りが立つスープに、太めの麺がよく絡み、歩いた後の身体にちょうどいい。
餃子もラーメンとの相性がよく、正直この後がドライブでなければ、ビールを頼みたいところでした(笑)。

東武日光駅前でレンタカーを借りる

お腹も満たされ、駅前に到着。
ここは東武日光駅。JR日光駅は、ここからさらに少し先になります。

駅前のトヨタレンタカーで車を借り、
AM11:40、いよいよ日光ドライブへ出発!


🍁 日光いろは坂・紅葉ドライブ奮闘記

奥日光の絶景を目指し「いろは坂」へ! 10月末の秋色に染まり始めた日光。楽しみにしていたドライブの始まりです。事前の計画は甘かったものの、ハプニングも含めて忘れられない最高の旅になった、その奮闘記をお届けします!

🚨 1. 【教訓あり】1時間半の試練!明智平の”渋滞”という名の洗礼

AM11:40に日光駅前でレンタカーを借りて出発。じわじわと標高を上げ、馬返(うまがえし)を過ぎると、いよいよ上り専用の「第二いろは坂」に突入です。

道路は二車線あり、右車線側に明智平の案内が。もちろん絶景を求めて右車線へ。ところが、、、

AM12:15、右車線に突如として長蛇の渋滞が発生! 平日だからと油断していたのですが、紅葉シーズンの明智平を甘く見てはいけませんでした。車はなかなか進まず、駐車場に辿り着いたのはなんとPM1:40。わずかな距離を2時間かけて進むという、まさかの大洗礼!いやー渋滞の時間、予定が大番狂わせになるかもとヒヤヒヤ状態です。

💡 ドライブ教訓:駐車場選びが命運を分ける!

実は、反対側の左車線側には無料の県営明智平駐車場がありました。私が並んだ右側はロープウェイ利用で無料になる民間駐車場。もちろん県営も混雑していますが、この地獄の渋滞を避けるためにも、事前の駐車場ルート確認は本当に重要だと痛感しました💧

🚠 2. 寒さも吹き飛ぶ!標高1,390mの絶景パノラマ

車から降りると、日光駅周辺から600m以上も標高が上がったため、空気がキンッと冷たく、紅葉が色づき始めているのが分かります。

そして、次はロープウェイの列へ。ここでも30分の混雑を経て、ようやく乗車です。

明智平ロープウェイ【絶景への投資】
料金往復 1,000円(駐車場代500円は相殺!)
所要時間5分少々

展望台(標高1,390m)に到着すると、強烈な寒さと風に驚きますが、それ以上に目を奪われたのが、その圧倒的なパノラマです!

西側には、中禅寺湖を背景に、壮大な華厳の滝が!さらに右には雄大な男体山がそびえ立ち、東側には関東平野の北縁が広がる大絶景。長時間の渋滞や、思わぬ混雑も、この景色を見たら一気に浄化されました。「ああ、これを見るために来たんだ」と心から思える瞬間でした。

🍜 3. 予定変更を楽しみ、冷えた体に染み渡る湯葉と団子

展望台で絶景を堪能した後、寒さに負けて早々に帰りのロープウェイへ。PM2:40。すでにこの時間です。

ここで私は決断しました。当初予定していた中禅寺湖の散策は潔く断念! 代わりに、焦らずゆっくりとご当地グルメとドライブを楽しむことに切り替えました。

駐車場横の売店で、熱々で美味しそうな「明智だんご」を購入!冷えた身体にみたらし団子の甘さが染み渡り、ホッと一息。さらに、近くには「日光鋼索鉄道遺構」という、かつてのケーブルカー計画の遺構があることを発見し、ロマンを感じることもできました。

🏞️ 4. 圧巻の華厳の滝と、旅を締めくくるグルメ

PM3:00、第二いろは坂を登り終え、そのまま華厳の滝の駐車場へ(こちらは空車でラッキー!)。

滝壺近くまで行けるエレベーター(有料)は混雑しそうだったので、今回は無料の展望台から望みました。中禅寺湖から一気に97メートルを流れ落ちる大迫力の滝は、本当に圧巻!

※この時間は逆光が強烈で、写真撮影は難しかったですが、その壮大さを肉眼で焼き付けました!

華厳の滝特徴
高さ97メートル
景観中禅寺湖から流れ落ちる壮大な滝。
写真撮影この時間は逆光が強く、写真撮影には難しかったです。

周辺の売店でブラブラと散策していると、ヤマメの塩焼き、すいとん、湯葉など美味しそうなご当地グルメがずらり。

そこで、「湯葉」。日光名物なのにまだ食べていなかったことに気づき、熱々ホクホクの湯葉入りコロッケが、冷えた体を温めてくれ、最高の締めくくりとなりました。

🔚 5. ラストハプニングも笑いに変えて帰路へ

PM3:20、そろそろ駅へ戻る時間。しかし、最後まで日光はサービス精神旺盛(?)で、駐車場から公道に出るまで、ここでも20分の渋滞

「最後の試練や😂」と焦りを沈め、渋滞を抜けてからは、下り専用の「第一いろは坂」をスムーズに下山。無事日光駅まで戻ることができました。

今回のドライブは、渋滞という手痛い洗礼を受けましたが、その先に待っていたのは、すべてを忘れさせるほどの絶景と、計画変更を楽しめた柔軟な気持ち。最高の紅葉旅になりました!


🚉 最終章:帰路も想定外の「混雑」!JR切り替えからのグリーン車で極上フィニッシュ

PM4:20、試練のいろは坂を乗り越えたレンタカーを返し、帰路へ。しかし、日光は最後の最後までドラマを提供してくれました。次の試練は「駅での混雑」です。

🚨 ラストミッション:特急満席と、潔い東武断念

東武日光駅に入ると、切符売り場周辺は国内外の観光客で大混雑!特にインバウンドの熱気がすごかったです。

そして衝撃の事実が判明。東武線の特急は、この時間から終日満席とのこと…😱各駅停車では時間がかかりすぎるという現実に直面し、焦りが一瞬MAXに。「最後まで想定外の混雑トラブルか😰」と嘆きました。

「日光はJRより東武が強い」ということを痛感しつつも、この混雑に身を投じるのは得策ではないと判断。潔く東武線での帰宅を諦め、JRでの帰路を選択しました。

🚄 柔軟…という名の決断力!JRへの切り替えとグリーン車への布石

JR日光駅へ進路変更!宇都宮経由で新幹線に乗るルートは、東武線より割高にはなりますが、背に腹は代えられません。

JRのみどりの窓口もやはり混雑していましたが、ここで私が発揮したのは「柔軟な判断力」…と見せかけた「めんどくさがり」でした!

事前に購入していた姫路までの切符を、混雑した窓口で一から変更してもらうのは手続きが煩雑で時間がかかりそう…。そこで私は、「日光→東京近郊までの乗車券を追加発行」という、係員さんの手間を省く簡単な方法を選択。1,000円ほどの割高にはなりましたが、「もう、これでいいや!めんどくさいし!」という心の叫びに従いました😂。

この「めんどくさいからこその英断」こそが、過密な旅程を乗り切るための負け惜しみを含んだ秘訣だと確信しました(笑)。とにかく切符をゲットでき、一安心です!

🏛️ 時の流れを感じる、JR日光駅の静かな魅力

JRの発車時刻PM5:19まで待ち時間ができたため、最後の散策タイムに。

賑やかな東武駅前に対し、JR日光駅は対照的に静かな雰囲気。

しかし、趣のある大正モダンな駅舎、またその2階には、大正時代の一等客専用の豪華な待合所が今も残っており、見学が可能でした。煌びやかなシャンデリアと、日光駅の歴史を物語る説明書きに、しばしタイムスリップ。

💡 日光駅の裏話 賑わいの東武と、歴史を守り続けるJR。この対照的な駅の雰囲気も、日光観光の奥深さだと感じました。

🍻 旅のフィナーレは、快適すぎる新幹線グリーン車へ

PM5:19、各駅停車(宇都宮行き)で出発。混雑を耐え抜き宇都宮に到着後、東北新幹線「なすの」へ!自由席で無事着席でき、ゆったりと東京へ。

東京駅で駅弁とビールを買い込み、いよいよ姫路への長旅は、奮発したグリーン車(10号車)で迎えます!

PM7:39、のぞみ87号で出発!夜の東京の街が遠ざかる中、早速ビールで乾杯です🍺!

3時間のグリーン車満喫に備え選んだ駅弁は「ローストビーフステーキ寿司」。握り寿司サイズのローストビーフにわさびを付けていただくと、もう至福!ビールが止まりません。

グリーン車は、電動リクライニングやオットマン、広いピッチに加えて、モバイルオーダーによる車内販売や、こまめなゴミ回収、おしぼりサービスなど、「格上のサービス」が満載。最後の最後で、この極上の快適さが、いろは坂で疲弊した私を労ってくれました 笑

さてPM22:36、快適なグリーン車乗車を経て、無事に姫路に帰着!

🌟 旅の終わりに

夜行寝台列車から始まり、トロッコ、探検、東照宮、いろは坂ドライブ、そしてグリーン車での帰路と、短い時間ながらも内容が凝縮した旅でした。

いろは坂の混雑ぶりや駅でのトラブルも、最終的には「旅のスパイス」として最高の思い出に変わりました。

旅は本当に楽しいですね!近々またどこかに旅立ちたいと思います。では次回の記事でお会いしましょう🚅!


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