「旅に出たい」と言う数か月に一度に衝動に駆られて、今回も突如思い立った突貫旅計画を出発二日前に立てました。
今回はJR在来線で日本で最長の山陰本線を横断する旅です。どうぞよろしくお願いいたします。

山陰本線は、東の始点「京都」から、西の終点 下関の一駅手前「幡生」(はたぶ)駅を結ぶ、全長673.8キロの路線です。まずは、綿密な計画を立てるため、今回はJR時刻表を参照し計画を立てます。

少し前の時刻表ですが、ほぼダイヤは変わってないので参考にします。
地理的にも納得いきますが、時刻表を見ると特に山陰本線は西へ行くほどに列車の乗り継ぎが大変になることが分かります。
ただ、乗り継ぎが大変な西側の区間こそをゆっくりと進んでみたいと思いまして、旅に充てられる日数2日間と限られる中、突貫旅計画を立てます。
当初予定していた山陰本線の東から西ルートを変更しまして、出発地点から最も遠い西の始点から旅を進めることにいたしました。
最近の一人旅の必須公共交通機関になってきている「夜行バス」を活用すれば、仕事終わりの夜から一気に西の始点にワープできる事が分かり、これを利用すれば丸二日間フルに移動と観光に時間が使えることになりそうです。。
さてそれでは、まずは出発の姫路駅へむかいます。
■前日PM10:40
今回は仕事終わりの旅前日の夜中に姫路を発ち、翌朝早朝に下関へ着くと言う夜行バスを見つけました。 姫路を23:45に出発し明朝6:10に下関へ到着する森山観光バスのブルーライナーを利用いたします。
そして先にみどりの窓口で切符を購入いたします。

さてさて、面倒な事は先にすべて済ましておこうと、特急指定券も全て購入してしまったため乗り過ごしや乗り遅れはできません💦大丈夫でしょうか。。。
さてバスの到着時刻まで一時間近くありましてしばし駅南口で待ちます。
■PM11:45

バスが到着しました。
4列シートの夜行バスです。少しながら窮屈ですが座席は余裕があるように乗客配列をなされてましたので、ゆったりと出来そうです。
料金は3200円と新幹線の1/4ぐらいの乗車賃でしょうか、かなり安いです。
車内にはトイレはごさいません。
座席は窓側でしたがカーテンで仕切られていますので、ゆったり行きたい場合は窓側、パーキングエリアなどでトイレ休憩などをする場合は通路側を選ぶとよいと思います。
■AM5:30

途中2回パーキングエリアで休憩をはさみます。
今回は一度目のパーキングエリアは熟睡で降りる事は無かったのですが、写真は2度目の休憩エリア下関の「王司パーキングエリア」に翌朝5:30頃に到着です。
パーキングエリアを過ぎれば30分少々で下関駅前に到着します。
■AM6:10

早朝の下関駅はまだ静かです。列車の乗り継ぎ時間が40分ほどありますので、コンビニで簡単な朝食を買い込みホームへと上がります。
さてホームへ上がると北側に海辺が見えます。
しかし対岸は九州ではございません。眼前の海辺は関門海峡ではなくて小瀬戸または小門海峡と呼び、その先に見える本州最南西端部の島「彦島」と本州を隔てる海峡です。
海とオイルの匂いを少し感じ、海峡の町下関へはるばる辿り着いた事を実感します。
国鉄時代からの気動車キハ40型気動車に乗り込み、まずは終着駅滝部駅まで向かいます。

滝部までは約1時間10分程度の乗車になります。
途中段々と乗客が増えて参ります。朝の通勤通学のラッシュ時間に重なって参ります。
沿線の車窓は左手に日本海沿いを進んで田畑の広がる内陸へ入る事を繰り返しながら進みます。段々と都会から田舎の雰囲気に移り変わります。

宇賀本郷ー長門二見間の車窓に見える夫婦岩を望みます。
列車が揺れて中々撮影が難しかったですが何とか撮影できました。
さてここを超えると最初の乗継駅、滝部駅に到着いたします。
■AM7:54

次の列車到着まで20分少々ありますので、途中下車いたしました。駅の時計がおかしいですね、今は8時です💦
さて、混雑しておりました列車内でしたが、ここで皆さん降りられました。特に学生の方が多かったのですが、近くに学校があるのでしょうね。
列車発着時に合わせバスが出ていきます。
列車が居なくなれば、広い駅前は静まり返ります。
駅前はタクシー乗り場とバスロータリーがあり、この駅から近くの観光地と言えば角島でしょうか。ここから角島行のバスも出ていきました。
さて引き続き列車に乗車。再び一両編成のキハ40型に乗車。

ガラッと変わって、一気に乗車率が下がりました。と言う事で朝ごはん頂きます。
次の乗継駅は長門市駅。終着駅の長門市までは50分少々です。
■AM9:07

長門市駅は山陰本線のうち益田駅 – 幡生駅間では要衝となる駅です。国鉄時代はここが鉄道管理局の境界でした。
駅前には少しレトロなビジネスホテルなんかもありまして、山陰本線の始点幡生を出てからは、最も立派な駅です。
さて30分少々の乗り継ぎ時間を経て、またまたキハ40型車両に揺られます。長門市からは一両の車両に私一人だけの乗客です。
次の途中下車は東萩駅です。




山々の合間に集落が見えて、山陰特有の茶色い粘土瓦の家屋が目立つようになります。この石州瓦の家々が山陰路の旅情を掻き立てますな。
30分少々列車に揺られますと、萩駅へ到着。そして線路は萩平野の三角州を迂回するかのようにカーブを描き、阿武川を越えますと東萩駅へ到着いたします。
■AM10:17

下関を出発し3時間半、おそらくまだ今回の旅全区間の1/7程度ぐらいですかね。
さて、次の列車は、、、
なんと、14時発でございます(◎_◎;)
次の乗り継ぎまで3時間40分ありますから、萩観光が思う存分出来そうです!!
と言う事で、レンタサイクリングで萩をくまなく観光したいと思います!
次回へ続く
続きはコチラ→ <レンタサイクルで萩観光>