今回の旅はフェリーさんふらわあの格安プラン「舟遊プラン」を利用した3泊4日の九州ひとり旅です。
初日夕方、大阪をフェリーさんふらわあきりしまに乗船し翌日は鹿児島から熊本を経て高千穂を観光。その後別府で宿泊し3日目は別府温泉巡りと地獄めぐりを堪能して、別府港からさんふらわあいぼりに乗船して、早朝大阪着と言う旅行程です。
今回の記事は、日本神話の伝説が残る天岩戸神社を参拝し夜の大分別府巡りをお話いたします。
よろしくお願いします。
初日のフェリー旅はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅1話
二日目、志布志から高千穂峡までの乗継移動はこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅2話
大自然の造形美、高千穂峡を歩くはこちら>>3泊4日九州縦断ひとり旅3話
PM3:50
約一時間弱の高千穂峡ハイキングを終え、結構へとへとな感じで車まで戻りました^^;
さてこれから高千穂でもう一つ行きたかった場所へ向かおうと思います。

車で約15ぐらいで到着いたしました。
日本神話伝説が残る天岩戸(あまのいわと)神社です。



まず天岩戸神社の駐車場に迫力ある銅像?が出迎えます。
これは天之手力男神(あめのたぢからおのかみ)と言う神様だそうで、天岩戸神社神話がハッピーエンドになるきっかけになった神様です。

天の岩戸神社は西本宮と東本宮とあり、今回私は西本宮を参拝いたします。
西本宮が拝する天岩戸に由来し昭和45年に西本宮東本宮が合併しました。
それ以前の旧称は西本宮が「天磐戸神社」、東本宮は「氏神社」でした。 東本宮はかつて「天磐戸大神宮」とも呼ばれ、この名は今でも西本宮社務所で授与される神札の銘「天岩戸大神宮」に残り、また地元年配者を中心に通称として用いられています。

まずは西本宮社殿を参拝。
御神体「天岩戸」は拝殿裏の遥拝所から見ることが出るそうです。
ただ時間が決まっており、約30分に一度程度、神職様が案内しながら遥拝所案内下さると言う事です。
今回は私は参拝のみさせていただきました。
さて、参道を進んで行くと一旦鳥居を抜け西本宮を後にいたします。しばらく歩くと、道路から脇に下っていく道がありその先にあるのが「天安河原」(あまのやすかわら)です。






約500mほどの坂は遊歩道になっており、下って岩戸川の畔までまいります。
段々と厳かな雰囲気から神秘的かつ幻想的な光景になってまいります。

天安河原に到着しました。ここは天照大神がお隠れになった際、八百万の神が相談したとされる大洞窟で、別名「仰慕ヶ窟(きょうぼがいわや)」とも呼ばれています。
古事記 日本書紀等にも記される日本神話、「天の岩戸伝説」を簡単説明します。
①天照大御神(あまてらすおおみかみ)・・・皇室の御先祖神で国民の総氏神と仰がれている。太陽神の性格を持つ女神。
②須佐之男命(すさのうのみこと)・・・天照大御神の弟。海神。
まず伝説の中に出てくるのはこの二大神です。

神代(かみよ)の昔、空の上に高天原という神々の世界がありました。太陽の神天照大御神様や弟の須佐之男命様、その他多くの神々が暮らしていました。
ある時、須佐之男命がしたことで巫女が亡くなってしまいました。
須佐之男命は、田んぼの畦を壊したり馬の皮を逆剥ぎにしたりと、大変な暴れん坊でした。あまりの傍若無人な弟の行動から罪の意識にさいなまれ、天照大御神はここ天岩戸と呼ばれる洞窟にお隠れになりました。


太陽の神様がお隠れになると世の中は真っ暗になり、食べ物が育たなくなったり、病気になったりと大変なことが次々と起こります。
困った他の神々が、なんとか天照大御神を天の岩戸から出そうと作戦を練り、天之手力男神(あめのたぢからおのかみ(神社の駐車場で見た銅像))の明るい力で無事にひっぱり出すことに成功します。
そして世界に太陽が戻りました。めでたしめでたし。

この天の岩戸伝説は天上界の出来事ですが、その伝説となった場所がこの高千穂だと言われています。
ただ高千穂以外にも全国各地に天の岩戸が存在し、中でもここ高千穂町の天岩戸神社と、三重県志摩市の天の岩戸(惠利原の水穴)が有名です。

いつの頃からか祈願する人たちの手によって石が積まれるようになり、ものすごくびっしりと並ぶ整然な石積みが正に神秘的かつ幻想的な雰囲気を漂わせています。
PM5:00
時刻は夕方に差し掛かり、日も陰り始めました。
と言う事で、ここからは一気に大分別府へ向かう事にいたします🚗

高千穂は九州の観光地の中でもアクセスが難しい場所に位置します。
大分別府までは一旦宮崎県延岡市まで出てから大分へ進むのが、距離は長いのですがスムーズかつこの時間帯は早いみたいです。
途中からは九州中央自動車道、東九州自動車道を乗り継いでまいります。高規格道路なのですが大分佐伯までは無料区間です。
PM7:40
さてさて、2時間40分のロングドライブを経て別府市内へ入りました。
本日の宿へ向かいたいところですが、別府の街並みが一望できる「湯けむり展望台」へ立ち寄りました。

今回借りたレンタカー、カローラアクシオと共に夜の別府温泉の街並みを望みます。
風が強く強烈に寒いので長居は出来ませんが、本日この後は温かい温泉に浸かり夜ご飯を食べるだけです。
さて車に乗り込み、今日のお宿へ向かいます。
PM20:00
今日のお世話になる宿は別府タワーからほど近いゲストハウス的な格安ホテルです。
駐車場から5分ほど歩いて本日お世話になるホテルあい浜さんに到着です!



お部屋は広々ツインの部屋をお借りさせていただけました!お値段は格安3500円!
トイレ付きでシャワーは別室でシャワールームがあります。そして、キッチンや団らんスペースがありここで料理など自由にできるらしいです。海が近いので釣りをされた方など利用される場合が多いのでしょうかね。ゲストハウスらしさがあります。
店主の方はすごい親切な方で、色々とおすすめのお店や温泉の営業時間など教えていただきました。
しばし部屋でくつろぎ、まずは夜の別府を歩いてみたいと思います。
●〒874-0920 大分県別府市北浜2丁目11−18
さて、今日の晩酌はホテルの店主の方に教えてもらった「ろばた仁」さんへ向かいます。

歩いて五分少々。
さすがに今日はいつもより歩いたためちょっと疲れております💦(日頃如何に運動不足なのが良く分かります)

別府タワーが、夜の別府のシンボルです。
PM8:30
さてさて、到着いたしました!ろばた仁さんで晩御飯です!





まずはビールでのどを潤す🍺
クゥ~美味し~!!よく歩いた後のビールはいつも以上に格別~♪
新鮮で分厚いお造りに、げそのから揚げがビールにピッタリです!
ビールお代わりし、揚げ出し茄子に最後は芋焼酎湯割りでチビチビ頂きます♪
この後一風呂立ち寄るので、ほどほどにしておこうと、一応お店のスタッフの人にこれから立ち寄る竹瓦温泉の営業時間を聞くと、なんと受付は9時半までとの事💦
ホテルの店主の方は10時半までと言われていたのですがそれは営業時間であってもう、あと10分しかございません💦
と言う訳で、お湯割りを一気に飲み干して、お店を後にいたします。
いやーしかし美味しかったですご馳走様!
●ろばた仁
●〒874-0920 大分県別府市北浜1丁目15−7
●営業時間17時00分~22時30分
さて、急いで竹瓦温泉に向かいます!!

これ後で地図で確認すれば真っすぐ南へ3分で着くのですが、この時は焦っていまして少し道に迷いながらギリギリに到着!

レトロな佇まいの竹瓦温泉に到着しました。急いで受け付け済ますと、番台の方から「焦らんでもゆっくりどうぞ^^」とお話しいただき少し気が緩ました♪
竹瓦温泉は別府温泉(別府八湯)の中でも明治時代からの佇まいを醸す、とても味のある温泉です。
正面に唐破風の屋根を持ち、これに入母屋造や寄棟造の屋根や裳階が組み合わされ、複雑な表情を見せる壮麗で大規模な木造2階建ての建築が特徴です。
砂湯と普通湯があり、観光客には砂湯が人気です。
砂湯1500円 普通湯300円

さてさて、ここで面白い出来事が2つありましてw
まず、私が訪れた時間は9時30分丁度頃で、もうほとんどお客さんがいない状態でした。
着替えて湯船に入ろうとすると先客がおられたので軽くご挨拶して浸かりますが、その方は背中に絵柄が入った方でした。
私は昔から地元の銭湯によく通っていて、こう言った光景は珍しくなかったので気にしなかったのですが、この後少し大柄な方が入浴されます。その方もまた背中に竜が舞っていますよ(゜.゜);
💦いやいや~ 、気にしたらあかん。私はただ普通に温泉に浸かりに来たのです。そう!私の主観的な思いはあかんのです!
しばらくすると、またもう一人、今度は若い方が入浴されまして、その方もまた背中に絵が。。。

湯船はこの様な感じです^^;こうなると、もう温泉の熱さとほろ酔い加減♨頭がコンガラガッてきましたぞ(゜.゜)
さらに、今日の旅路の疲れで、夢でも見てるのかと言うような感じですww
10分程浸かって、早々に上がらせていただきました~どうやら夢ではなさそうでしたww
いやー浴槽を出れば酔いも覚めましたぁ(*^_^*)別府温泉は全体的に熱湯と言われており、かなり湯上りポカポカです。
湯上り番頭のおじさんと少し色々お話させてもらい、「今日はいつもよりぬるい湯やった」と言われてましたがいつもはもっと熱いのかと思うと長湯は恐らくできないでしょうね。
そして湯上り外に出て、煙草を吸おう思った矢先、「すいません」と声がかかりかなりビビる💦
先ほどの件もあり、もうすっかり酔いも冷めてまして、見知らぬ土地で声をかけられるのはちょっと怖い💦
すると、砂湯に入っていた方が私の地元と同じ姫路から来られた方で、なんと自動車を納車するために姫路から別府まで来られたのだとか。
湯上りの話を聞かれててお声がけいただきました(*^_^*)
こう言った出会いも一人旅の面白いところです。
これからトラックで仮眠して姫路まで帰られるのだそうでした。
いやーお仕事頑張ってください^^

さて、我に戻って(*^_^*)
この竹瓦温泉の佇まいは、ジブリアニメの千と千尋の神隠しのモデルにもなった温泉。
そしてこの温泉の真横にはソープ街などピンク通りが広がります^^そんなカオスな雰囲気もなかなか味があって面白い別府の街並みでございました。
PM10:30

ホテルに戻り、再び飲みなおしです。

芋焼酎ハイボール飲みながら、今日の旅を少しまとめます。
いやーとっても長い一日となりました。そして普段経験できない体験を色々して今日は一瞬で眠れそうです。
さて、明日はいよいよ別府温泉巡りです!明日も楽しみでございます!おやすみなさいzzz
次回<おんせん県別府を巡る>へ続く
▲今回の旅の動画その②