今回の旅は、3泊4日で北海道をぐるりと半周するドライブひとり旅です。

釧路から札幌までを4日間で1100キロをドライブしながら各地を観光して参ります。
▲旅の様子を動画にまとめましたのでよろしければご視聴いただければ幸いです。
今回の記事では3日目の宗谷岬から旭川までの行程をご紹介いたします。
よろしくお願いします。
~前回までの記事~
■北海道半周ひとり旅①はコチラ>>釧路~知床斜里
■北海道半周ひとり旅②はコチラ>>知床斜里~宗谷岬
◇2日目PM6:10 宗谷岬
宗谷岬に到着し夕暮れの日本最北端の海原をしばらく眺めると、おなかが減ってまいりましたが、、
なんと、、、すべて閉店💦今日は5月10日火曜日、ゴールデンウィーク明けの平日のためかどことも閉まっています。実は到着すぐに夕飯を食べようと近くのお店を確認したのですが尽く閉店です( ノД`)。。。




残念ながら宗谷岬を後にし、今日の宿へ戻ります。
ちゃんと営業時間確認するべきでした💦
気を取り直し、、今回お世話になるお宿はペンション斗夢ソーヤさんです。



素泊まりで5900円とリーズナブルな料金でした。
お風呂、自販機、コインランドリーもあります。
到着時刻が読めなかったので食事なしにしてしまったのですが、しておけばよかったぁ(;´∀`)
と言う事で、とりあえず風呂に入って長旅ドライブの疲れを癒します。


そして、お昼に続きセイコーマートで購入したカップ麺におにぎり(予備を購入しておいてよかった^^)を食べてお酒飲んで、いい感じになりますzzz
◇翌日AM7:00 宗谷丘陵へ向かう
さて、3日目の朝は昨日より遅めの起床。

出発前に、今一度宗谷岬訪れてから出発いたします。
宗谷岬の突端から水平線を望みます。近くて遠い、遠いのは文化的価値観の違いだけかもしれないロシア サハリンはここからたった40キロ程です。
さて宗谷丘陵へ向かいましょう。

宗谷丘陵の見どころは「白い道」と言う道。ひとまずナビを頼りにここまで行ってみたいと思います。
しかし、、、
途中、ナビのルートを見誤ってとんでもない悪路を進んで行ってしまう💦

こんな感じの道に誘われ、段々と乗用車では進めないような感じになってしまいました💦💦
バックで来た道を戻ります。。。

どうやらこの様に進んで行くのが正解のようでした。
国道238号線まで戻り、道道889号を通って宗谷丘陵へ登って行きます。

宗谷丘陵の道道889号(宗谷周氷河ロード)は、宗谷岬の南側に広がる丘陵地を走る道道で、広大な土地の広さと360度の雄大な丘陵地帯ゆっくり眺めながらドライブができる道路です。
宗谷丘陵は氷河時代に形成された周氷河地形で「北海道遺産」にも認定されています。周辺には、この地形を利用した牧場や57基の風力発電施設が点在し、北海道ならではの景観を見ることができます。
なだらかに標高が上がる宗谷周氷河ロードを進むと「白い道」へ分岐する標識がありました。




アスファルトの道から急に真っ白な道へ変わります。この真っ白な道はホタテの貝殻を敷きつめた事により真っ白な道となっています。
ホタテの殻は再利用する方法がなく産業廃棄物として捨てられていましたが、2011年に稚内市産業観光課のアイデアで、廃られるホタテの殻を3㎞ほどの長さの砂利道に敷き詰められました。
その結果、空と海の青さと緑がよりくっきりしたコントラストが素晴らしい景観が望める、宗谷の観光映えスポットとなりました。(素晴らしい)
丘陵を下っていく樹林地帯に入ると、眼前に宗谷湾が広がり素晴らしい景観を楽しめるドライブコースです。
◇AM8:30 稚内へ

さてここからは稚内へ向かいます。約26㎞30分少々のドライブ。
稚内市内に入ると大きな建物が見え始め都会を感じます。しばらく大きな集落を目にしていませんでしたので少々新鮮な気分です。
副港通りを北へ稚内駅近くの無料駐車場へ車を停めて、まずは稚内港北防波堤ドームへ向かう。



高さ約14メートル、長さ427メートルの古代ギリシア建築を彷彿とさせる70本のエンタシス状の柱列群が迫力ある巨大な防波堤です。
大正時代、まだ巨大コンクリート建造物が無い時代に作られた北海道遺産です。
ぶらぶら稚内中心地の方へ歩きながら、腹減った。。。朝ごはんを探しましょう。

日本最北端の駅稚内の駅前に到着しました。

駅構内から併設される駅商用施設「キタカラ」へつながっています。残念ながら9時15分のこの時間はまだ空いていませんでした。
そして朝ごはん処をあちこち探しますが、まだ、開いていないようですな💦
早朝から営業されているお店も、GW明けでなのか閉まっています((+_+))残念
と言う事で稚内を後にいたします。
◇AM9:30 サロベツ原野ドライブ
朝ごはんは残念ながらコンビニでパンとコーヒーで済ませることにしました^^;

さて、稚内からは日本海岸線を南下して行くドライブです。まずは道の駅てしおを目指して進みます。
今回のドライブ旅で最も車の数が少なかった稚内-天塩間ですが、景色がものすごく良いオロロンラインを進みます。
全く対向車と合わない区間もしばしば。時間を忘れるスローリードライブと美しい青と緑の景色の中、車窓左側の水平線の先には利尻島(利尻富士)がどこまでも追いかけます。




途中「こおほねの家」と呼ばれる休憩スポットで足を止めます。
日本海の手前に草原とコオホネ沼が広がり何とも言えない独特な素晴らしさがある風景です。
「こうほねの家」は以前、軽食や売店の営業があったのだそうですが現在は無人の休憩展望施設です。建物内で自由に休憩できるほかトイレもあります。
屋上は展望台になっていて、東にオロロンライン沿いに続く海岸砂丘(原生花園)を望み、西に日本海に浮かぶ利尻富士を眺望でき、夕陽を眺める一等地にもなっています。

道北の西側は利尻礼文サロベツ国立公園に指定されており、山岳、お花畑、海食崖、湿原、海岸砂丘など変化に富んだ北海道ならではの地形と景観を誇る日本最北の国立公園です。
「こおほねの家」から広がる浜勇知園地はコウホネ沼を一巡する一周400mの遊歩道が整備され、初夏から夏にネムロコウホネが開花するらしいです。

と言う事で遊歩道を歩いてみますと海岸にも降りることのできる貴重なポイントになっています。
誰もいない、聞こえるのは波の音だけです。
さて、30分ほど休憩ボチボチ出発。
オロロンラインの絶景ドライブを満喫しながら南下して行くとずいぶん遠くから巨大な建造物群が見えてきます。

近くまで進んでようやく風車群だったと確認できる、オトンルイ風力発電所。
南北3.1kmに28基の風車が並ぶ姿は実に壮観で、近づくと風車の巨大さに圧倒されます。地上から羽根の先まで99mもあります。

年間発電量は5800万kWhは、一般の家庭が1年間に消費する電力の1万2000世帯分(幌延町全体消費電力の2倍)に相当し、送電線で、17 km先にある北海道電力幌延変電所へ送電されています。
◇AM11:00 道の駅てしお
オトンルイ風車群を過ぎると、大きな川、天塩川を渡ります。天塩川は全長256 kmは北海道内では石狩川に続き2番目の長さで、日本国内でも4番目の長さとなる長流河川。これを過ぎると人口約3000人の町天塩町に入ります。
稚内から日本海岸線を下ってきて、ようやく大きな集落に到着です。




そしてようやくまともなご飯が食べれます!少し早いお昼ご飯をいただきましょう!
ただ、海鮮丼は残念ながら売り切れでして、ホッキカレーをチョイス!大きなホッキ貝がたっぷり入って旨味抜群!
さてさて、お腹も一杯になったところで、再びオロロンラインを南下してまいりましょう。
◇AM11:30 天塩~留萌

約110㎞です。頑張って参りましょう!
ここから留萌まではスライドショーでご紹介します。
さて、宗谷岬を出発して230㎞、留萌市へ入ります。
PM2:40 カズノコの町留萌 黄金岬
留萌はニシン漁で栄えた町でカズノコの国内最大の加工地でもあります。
かつてニシンを満積した船が往来したその姿は、黄金をちりばめた「一起こし千両」の浜に見えたことから名付けられた「黄金岬」へ向かいます。

黄金岬から積雪が残る山並みを望みます。積丹半島かと思い違いしていましたが、恐らく山並みは暑寒別岳でしょうか。
黄金岬に「留萌市海のふるさと館」があります。
留萌市海のふるさと館
少し立ち寄ってみましょう。



ふるさと館の2Fは留萌の自然、歴史、文化について学ぶことができる展示がなされており、なんと無料!
無料ですがすごく興味がそそられる展示がなされていてとても良かったです。




日本海や留萌の誕生を語る貝の化石、ニシン漁で栄えた浜の道具、古い時代の留萌を映した映像など工夫を凝らした展示はなかなか見入ってしまいます。


いやー、留萌の歴史から地形の成り立ち、ニシン漁による産業の発展など深く知れました。
なんと言ってもこれだけ知ることができて無料と言うのが良いですね♪♪
PM3:30 留萌~旭川

さて、いい時間。ここからは本日の宿泊地旭川へ向かいます。
約80㎞、一時間弱のドライブです。
留萌からは深川留萌道(高規格自動車専用道)の無料区間を通って深川西ICまで行きます。深川西ICから道道57号、国道12号を通り旭川市内へ入ります。

さて今日も長いドライブを経てようやく3日目の終着地へまもなく到着。本日の走行距離は約300㎞でした。
次回「旭川~美瑛~富良野~札幌」へ続く>>北海道半周ドライブひとり旅その④