【秋の立山黒部アルペンルートの旅②】標高2000m弥陀ヶ原の紅葉ハイキング

◆AM7:00 翌朝立山国際ホテルを出発

さて、翌朝天気は回復しました☼

立山国際ホテルからは立山駅への送迎を行っていただけます。(朝7:00から)と言う事で朝一に立山駅まで送っていただきました。

立山黒部アルペンルートは大変混雑する事が予想されるため、前もって「webきっぷ」で予約していたのですが、本日はさほどの混雑はなさそうでした。

ただ余裕を持して8:00で予約していたため時間があります。荷物をコインロッカーに預け立山駅前を少し散策。

駅前ロータリーの「おにぎりの志鷹」でおにぎりを2パック購入いたしました🍙

早速出発前に一パックいただきます。できたてホカホカの大きなおにぎりは昆布と梅が入っていてめちゃウマです♪ご馳走様です。

●おにぎりの志鷹

●営業時間 6:30~16:00

さて、立山駅へ向かいます。ケーブルカーの時間にはまだ少し時間があるので、横の待合ソファーで待ちます

駅待合スペースのテレビ画面にそれぞれ現在の気温が表示されるのですが、只今の気温は弥陀ヶ原が6.8度、室堂はなんと氷点下2.9度です🥶

これを見て着こむ服装を再度考えます。ヒートテックなどでインナーの防寒もしっかり整えます。

◆AM8:00 立山ケーブルカーに乗車

それでは、いよいよ立山黒部アルペンルートへ。

立山アルペンルートは今回で3回目ですが、様々な乗り物に乗って絶景を進んで行くと言うとても面白いルートです。

まずはケーブルカーに乗車し、標高475mの立山から約7分で標高977mの美女平に到着。

立山ケーブルカーは平均勾配角度が24度。美女平付近では29度に達し、美女平駅から望む急峻な坂の眺めは少々恐ろしい💦

美女平駅からは「高原バス」と呼ばれる一般車は通行できないルートを通るにバスに乗車します。

バスの種類は室堂直行タイプと室堂までの途中下車ができるタイプと2種類あり、室堂直行バスはお客さんの人数に応じて台数が増発したりして出発しているみたいです。

なので室堂直行の方やアルペンルート通り抜けの方は、美女平でバスを待つ必要はなさそうでした。

我々は弥陀ヶ原で一旦おりますので、時刻表通りの途中下車専用の窓口で待ちます。

さて、立山黒部アルペンルートとは 富山県と長野県とを最短距離で結ぶ交通路のことです。

立山駅(富山県)から扇沢駅(長野県)までは、約25 km 程度の直線距離ですが、最大高低差は 1,975 m もあり、ルート内の交通機関として、立山連峰の景観を望む立山ロープウェイ、全線地下式のケーブルカー、黒部ダム建設に用いられたトンネルを通る電気バス、日本国内一の堤高を持つ黒部ダムの堰堤上の徒歩での移動など、様々な乗り物を乗り継いで移動すると言った特殊なルートです。

そのほぼ全区間が中部山岳国立公園内にあり、飛騨山脈・立山連峰を貫き、黒部ダムなどのいくつもの景勝地を通って長野県側へ続いてます。

ルートの最高地点は立山登山の基点ともなる室堂(標高 2,450m)で、富山県側の立山から黒部湖までの区間は山岳観光や立山登山客の旅客目的に作られたルートですが、黒部ダムから扇沢の区間は黒部ダム建設の資材運搬のために建設され、ダム完成後に一般の旅客ルートとして整備されました。

アルペンルート美女平から室堂区間、これから通る高原バスの途中駅にはホテルや山荘などの宿泊施設があり、単なる交通ルートではなく登山、散策、トレッキングなど観光を主とした交通路なんですね。

4月半ばから開通し11月半ばに閉鎖され12月から3月までは利用することは出来ません。

◆AM8:20 高原バスに乗車

それでは高原バスに乗車します。バスは排ガスの少ないハイブリッドバスで運行されています。

室堂までの途中、ブナ坂 – 滝見台 – 上ノ小平 – 弘法 – 追分 – 弥陀ヶ原 – 美松 – 天狗口 – 天狗平と9つのバス停があり、弘法・弥陀ヶ原・天狗平3カ所(共に季節開設)のバス停では、途中乗降できます。その他のバス停は下車のみの利用が可能。

▲クリックで拡大できます▲

高原バスは美女平から室堂までの23㎞区間を約50分かけて室堂までを結びます。この区間はマイカー規制として路線バス観光バスや公安委員会の許可を受けた車両、緊急自動車しか通行できません。

このルートが計画された当初は富山と長野を結ぶ全線自動車道路が計画され、昭和40年代の開通当初には一般車両を通行させる計画もあり、小型乗用車12,800円・普通乗用車18,900円と具体的な料金設定までなされていましたが、交通渋滞や自然環境悪化といった問題も生じるため、実際に一般車両を通行させることなく現在に至っています。

バスは、見どころスポットでいったん停車したり、ガイド説明を聞きながらゆっくりと美しい景観の中を進んでまいります。

美しい景色を車窓から望みながら進んでくのと並行し、緩やかなカーブが続くため心地よい睡魔との格闘です。

◆AM8:50 弥陀ヶ原到着

美女平より30分で弥陀ヶ原に到着。

バスを降りると先ほどとは打って変わって肌寒いです。そして空気が美味しい。

弥陀ヶ原バス停付近は、宿泊施設もあり立山ハイキングの拠点でもあります。

下車したバス停の受付で次の乗車バスの予約をしなくてはなりませんので、2時間後の10:50を予約します。

▲弥陀ヶ原ホテルHPより▲

一般的な弥陀ヶ原の散策は、遊歩道を内回りに巡るお気軽コース(40分~1時間)と、外回りに巡るじっくりコース(1時間20分~2時間)の2種類があります。

さて、天候はと言うと、、、微妙🌥 曇ったり晴れたりの様子。そして時より風も強い。。。

まあ、山の天気は変わりやすいので、上の図のA→B→C→D→E→F→Gの順に外回りコースを歩いていきたいと思います。その後晴れていればHの展望台まで歩いていきたいと思います。

●まずはAからBへ歩く

天候は少々心配ですがこの時期紅葉が始まり、ちょうど見頃に差し掛かった時期でございました(令和4年10月11日)

コース前半は緩やかな下り坂。高級そうなカメラや三脚を持ったハイカーの方々居られます。

特にこのエリアでは富山市内から富山湾をバックに広大な湿原地帯のパノラマが奇麗に見渡せます。

●BからCへ

最初の分かれ道を過ぎるとガキ田と呼ばれる約3,000個の水たまりが回り一面に広がってきます。

この水たまり池塘(ちとう)と呼ばれ、堆積した泥炭層の隙間が水で涵養された部分ができます。高層湿原が形成される過程できる池です。通称(ガキ田)と呼ばれています。

昨日勉強した立山曼荼羅でも説明がなされていましたが、地獄に堕ちた餓鬼が飢えを凌ぐために田植えをした場所としてそう呼ばれるようになったとされています。

●CからDへ

C地点からはしばらく平坦な道を進んできます。ここからも富山平野と富山湾を右手に絶景ハイキングです。

後半は少しアップダウンが出てきます。25mぐらいの高低差の谷には小さな沢が流れており、そこを超えると松尾峠への分岐点D地点に到着。

松尾峠は佐々成政が厳冬のさらさら越えを行ったときに通ったと伝えられる峠で、かつての立山への登山ルートです。かつての登山玄関口だった立山温泉が閉鎖されるまでは、立山温泉と弥陀ヶ原の行き来に使われていましたが、現在、立山温泉跡から松尾峠までは通れないらしいです。
 

●DからEへ

ここからは少し緩やかな上り坂。紅葉に木々に囲まれた木道を歩いていきます。

様々な植物をスマホアプリで確認しながら進みますと、時間はあっという間。

●EからFへ

少しアップダウンが出て着まして、紅葉に囲まれた遊歩道を進みます。

登りを終えるとバス道が見え六甲学院 立山ヒュッテに到着。

●FからGへ

段々と雲行きが怪しくなり晴れ間が出たり隠れたりしてまいりましたが、約一時間半かけてゆっくり歩いてまいりました。

◆AM11:20 弥陀ヶ原バス停へ

ハイ!と言う事で、ゆっくりと弥陀ヶ原ハイキングコースを歩いてきました。

カメラ片手に歩くと案外時間がかかりましたので余裕を持った時間でバスの予約を取ることをお勧めいたします。(今回は大回りコースで一時間半ぐらい)

この後、カルデラ展望台まで歩く時間はなさそうですね💦

今朝購入したおにぎりを頬張りながら、バスを待つことにいたしましょう~

秋の室堂散策へ続きます。

立山黒部アルペンルート秋の室堂ハイキングの記事はコチラ

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