◆AM8:50 別府湾スローサイクリング
神戸港から12時間、フェリーでの船旅を終えて西大分港へ到着しました。
ここからは自転車を組み立てて別府までサイクリングです。

本日の夜再び乗船するさんふらわあに別れを告げていざ出発です。
ここから別府まで別府湾を縫うように走る国道10号線は、自転車ツーリングにお勧めのコースのようです。

目指すは別府駅。約10キロ少しの距離で自転車初心者にはちょうど良い距離です。
西大分港を出発して約30分、4.5㎞ほど走って田ノ浦ビーチに到着です。ここでちょっと休憩。
かなり広い公園です。ちょっと園内を歩いてみます。
砂浜からは別府湾と別府の町が望め、眺めがとても良い!ここで別府までのだいたい中間地点になると思います。休憩ポイントにはちょうど良い海浜公園です。

園内はユニバーサル設計の遊歩道や海水浴場が広がり、公園の中央から田ノ浦アイルと呼ばれる人工島へ渡ることができます。
ヤシの木が公園全体に広がり南国的な雰囲気が良いですね。
さて、出発です。

右手に別府湾、左手に標高628mの高崎山が聳えます。山からの冷たい向かい風にペースを乱されます💦
しかし今日はいい天気に恵まれ、本当に気持ち良いベイサイドサイクリングです🚲
西大分港付近から東別府駅付近まで 別府湾沿いの国道10号線は、自転車と徒歩専用道が整備されていますので、景色を楽しみながらのサイクリングができます。
途中、高崎山の突端付近から一気に別府の街並みが見渡せまして、少し立ち止まり別府方面を見渡します。すると遠く別府港付近にさんふらわあが2隻停泊していました。

1隻は恐らく造船され今春から就航される「さんふらわあくれない・むらさきで」しょうか。
この様に2隻が同じ港に停泊することはかなり珍しい事だと思うので、望遠カメラで撮影📷
さて残り3.5キロ程です。
東別府駅を過ぎると、自転車専用道が終わりベイロードから離れますので、別府駅の西側を目指します。
◆AM10:30 別府駅からバスで本坊主へ
さて別府駅西口に到着しましてバス停を確認すると、かなり混雑している様子。
今日はお正月明けの1月4日です。この混雑状態でバス輪行するのはちょっと難しそうですので、駅近くの駐輪場に自転車を停めてバスに乗車する事にしました。

行動範囲は狭くなってしまいますが、他の方の迷惑になることは出来ませんので^^;
で向かうは本坊主バス停。別府駅西口バス停からは3番のりばから発車します。

鉄輪地区まではかなり多くの路線バスが発着しているのですが、本坊主へは少し本数が限られます。
10時50分、バスが到着しました。

別府温泉ならではの、派手なラッピングバスに乗車します。
バスは約20分かけて別府の町を登って行きます。
別府は南北方向の海岸、西方に連なる活火山鶴見岳を中心とした山々、それらをつなぐ火山麓の扇状地に街並みが形成されています。つまり、別府の町は坂だらけで自転車で巡るのはわりと大変。(下りは楽ですが)
これから向かう本坊主の標高は約250mもの高さに位置し、鉄輪温泉でも標高120mほどはあります。
◆AM11:10 鉱泥温泉を満喫
バスは坂の多い別府の街をゆっくり登って行って本坊主バス停へ到着。ここは天然坊主地獄と言う源泉があります。
別府は「地獄めぐり」が有名ですね。
前回一昨年の年末に別府を訪れた際に「地獄めぐり」をしましたが、地獄めぐりのコースに入っていない地獄が幾らかありまして、天然坊主地獄はその一つです。大分県の天然記念物に登録されているのも特徴です。
そしてこの天然坊主地獄の源泉から引かれている鉱泥温泉を堪能する事が今回の旅の目的の一つです。

天然坊主地獄のパーキング手前から細い階段を上がって行くとお目当ての鉱泥温泉があります。
受付で900円を払って入湯します。何と営業時間が後40分程とギリギリでしたが大丈夫でした💦

鉱泥温泉は「ドロ湯」、きめ細かな泥が混じった温泉です。かなり効能があるとの事で楽しみです♪
支度をして入ると、手前に広い露天温泉があります。まずこちらで体を慣らします。奥へ歩くと、少し小さめの泥湯の浴槽が広がります。
入ってみるとかなり熱い!そして少しピリピリ来ます。湯あたりに注意が必要ですが、かなり体に効いてくるのが実感できます。
浸かって冷ましてを繰り返しますと、体中が軽やかになり肌がつるつるになります。
充分に堪能出来たら、泥を綺麗に流して再び手前の露天温泉で一息つく。露天温泉に浸かってみて改めて泥湯の効能を実感します。

湯上りはポカポカ、しばらく暑さが引きません。
休憩スペースでしばらく涼ませていただきました。
■鉱泥温泉→HP
●住所:大分県別府市小倉6組
●電話:0977-66-1581
●料金:大人900円
●営業時間:AM8:15~AM12:00
●定休日:木曜日、元旦、悪天候時
いやー、想像以上の温泉で満足いたしました^^営業時間がお昼12時までなので注意が必要ですが、30分ぐらいあれば充分に満足できそうです。
◆AM12:00 みゆき坂・いでゆ坂を歩く
さて、今回の目的を一つ達成しました!(^^)!と言う事でここから鉄輪温泉の中心「いでゆ坂」まで歩いてまいります。

本坊主から鉄輪温泉の中心街までは約1.6㎞ゆっくり歩いて20分ほど。
なだらかな下り坂なので楽に歩いていくことができます。
地獄巡り通りを超え「みゆき坂」へ差し掛かりますと、下り坂の上に別府湾が広がります。
ちょうどお昼ですので、どこか良さげなお店を探しますが、お正月明け1月4日はまだ休業されているお店も多く、開店しているお店はどこも混雑しています。

一時間程度の待ち時間があったのですが、ここ「地獄蒸し工房 鉄輪」で名物、地獄蒸しを頂く事にいたします!
予約を取り一時間の待ち時間の間に、もう一つ行きたい温泉へ向かいます。
◆AM12:30 鉄輪むし湯を堪能
いでゆ坂をもう少し下ると、次にお目当ての湯が。

前回の別府旅でも訪れた「むし湯」に今回もやって来ました。
鉄輪温泉と言えばむし湯ですが、特徴は、清流沿いにしか群生しない薬草「石菖(セキショウ)」が敷き詰められ、その上に横たわるスタイルの鉄輪むし湯です。写真の左にある石の建物がむし部屋です。
香りがすごく良くて、リラックスできます。前回訪れてすごく気持ち良かったので今回も訪れました。

入ると、内湯温泉と写真の様な入口があり、まず、内湯で体を洗ってから浴衣に着替えます。
そして浴衣を着た状態でむし湯の石窯部屋に入って、10分間の蒸し風呂を満喫いたします。
プラス5分だったかな、延長もできます。ですから長くて15分間のむし湯を楽しめます。
■鉄輪むし湯→HP
●住所:別府市鉄輪上1組
●電話:0977-67-3880
●料金:むし湯700円(中学生以上入浴可能)レンタル浴衣220円、Tシャツ短パン持参可能
●営業時間:6時30分から20時まで(最終受付19時30分)
●定休日:第4木曜日
◆PM1:15 別府名物、地獄蒸しを堪能
さて、むし風呂を満喫したところでソロソロ地獄蒸しの予約時間です!
メニューがたくさんあり、「地獄蒸し玉手箱」をチョイス
システムはメニューの具材を選んで、地獄の蒸し釜の使用量400円を支払いまして、釜の中に具材を入れます。



さて、待つこと15分。熱々の地獄蒸しが完成です♨

はい!たくさんの野菜(サツマイモ、紫芋、ジャガイモ、芽キャベツ、ニンジン、レンコン、トウモロコシ、カボチャ、玉ねぎ)中華まんと地鶏肉そして卵!!!
中々の量ですよ!

ビールは売っていなかったのでノンアルコールのドライで乾杯!
量も凄いですが、野菜、肉、全て新鮮でした!そして温泉の蒸気で蒸された野菜はめちゃくちゃ甘みが増していました。調味料などもありましたが、使わなくても美味しく、より素材の味を楽しめます♪
また、地獄蒸しは体にも良いらしいです。血糖値を下げたりなどの効果が見込めるようですよ^^


そして卵がまた、濃厚でめちゃウマでした!
■地獄蒸し工房 鉄輪→HP
●住所:別府市風呂本5組
●電話:0977-66-3775
●営業時間:10:00~20:00(地獄蒸し釜の最終受付 19:00)
●定休日:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)

さて、当初の予定ではこの後自転車で坂を下って別府海浜砂湯へ向かう予定だったのですが、バスで向かうのは時間的に難しそうです。
鉄輪を後にしバスに乗車し別府駅まで戻ることにいたします。
◆PM3:20 別府駅界隈をポタリング
再び自転車に乗って別府駅前へやって来ました。

駅前には別府の町を温泉都市として観光開発に尽力した油屋熊八の銅像が立っています。
そして、その後ろには足湯があります。

都会の中にそこかしこ足湯があります。足湯だけでなく公衆温泉浴場もそこかしこにります~。いや~さすが別府ですね。
と言う事で、続いては自転車でブラブラしながら竹瓦温泉へ向かいます。

別府温泉の看板と言えばこの唐破風屋根が印象深い竹瓦温泉です。
今回は入湯はしませんでしたが、別府を訪れたら一目立寄りたい場所です。
竹瓦温泉の正面から南側に、中々趣のあるアーケード道があります。

この通りは竹瓦小路と言いまして現存する日本最古のアーケードで、なんと木でできているんですね😲
竹瓦温泉とともに「別府温泉関連遺産」として近代化産業遺産に認定されてもいて、この様な本物のレトロ感が街のあちこちに垣間見れるのも別府の魅力ですね♪
さてと、ぼちぼち帰りのフェリーの時間が近づきます。乗り遅れは厳禁ですので余裕を持って別府を出発する事にいたします。
帰りの別府湾サイクリングは、朝とは逆で追い風です。かなり楽に進めるかと思いきや、慣れない自転車にお尻が痛くなりまして中々疲れました🚲
◆PM5:40 西大分港からさんふらわあで帰路へ

無事乗船できる時間前に到着できました。帰りのさんふらわあで食べる夕飯を西別府港近くの「とんかつ濵かつ」さんでテイクアウトし乗船です!
さて、フェリーに乗り込みくつろぎタイムです。
行きのフェリーは空いていましたが帰りのフェリーは割と混雑していました。正月休みからの帰省なんでしょうかね。


カキ弁当と唐揚げ弁当を頬張りながら、一杯やります🍶
帰りのフェリーは疲れもあってか、晩酌もそこそこにシャワーを浴びて就寝zzzz

翌日の朝6時。目覚めると到着ギリギリの時間でした💦もう30分程度で神戸港に到着です。
まだ日が昇っていない時間帯に到着するので身支度に焦りを感じながら下船準備をいたします。

下船すると、日が昇ってまいりました。早朝の神戸港は凛とした空気で旅の終わりを告げます。
自転車を組み立てて、パーキングへ向かいます。

さて、今回の神戸ー大分 弾丸フェリーの旅、これにて帰路に着きます🚗
◆さんふらわあ弾丸フェリーとおおいたサイクルシェアで旅の幅が広がります
今回は年末年始の航海スケジュールのため残念ながら大分の滞在時間が2時間ほど少なかったのですが、通常運航ならば12時間ゆっくり観光できます。

2022年より西大分港からレンタサイクルも出来るようになったようです。
24時間いつでも利用できるおおいたサイクルシェアを利用すれば、手ぶらで弾丸フェリーを利用し時間も無駄なく観光に時間を当てることができるので非常に効率の良い旅計画を立てることも出来そうです。(大分エリアから別府エリアへの乗り捨ては出来ないようです。)
と言う事で、今回も楽しい旅路となりました!
今年の4月にはさんふらわあの大阪ー別府航路の新船が就航するとの事で、おんせん県への旅プランがさらに充実しそうですね^^是非また訪れたいと思います!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。