福島県→群馬県20㎞初秋の尾瀬トレッキング旅①【関西から福島県桧枝岐村へ】

令和5年9月17日。

今回は福島県から群馬県を徒歩で通り抜ける旅と言うのを思いつきまして決行してまいります。

旅の行程は、福島県桧枝岐村の沼山峠登山口から、福島県・群馬県・新潟県にまたがる尾瀬国立公園をトレッキングして、群馬県片品村の鳩待峠登山口へ通り抜ると言う旅程です。

その距離はなんと20㎞以上になります。私は山登りに慣れているわけでもなくトレッキング初心者に近い47歳のおじさんですから、今回は3日間かけてじっくりと景色を満喫しながら行きたいと思っております。

そして連日続くこの残暑、標高1,660mに位置する尾瀬国立公園は下界よりも10℃程気温が低いため、心地よいハイキングになればと、期待と不安を抱き関西を出発いたします。

◆前日PM11:00 夜行バスドリームルリエで東京へ

いつもの大阪駅高速バスターミナルへ到着しました。

今回は以前草津温泉へ行ったときに利用したドリームルリエ号と言う、少々ゆったりできる夜行バスで向かうことにいたしました。

▲2022年に草津へ向かったドリームルリエ乗車記

今回は2:1席のアドバンスクラス一人用シートを利用しました。

半個室でシートピッチも広々、ゆっくりと明日の山歩きに備えて眠りたいと思いますzzz

◆AM7:20 東京から北千住へ

ぐっすり熟睡できまして、東京駅 日本橋口に到着いたしました。ここからもさらに鉄道を乗り継いでいくことになります。

まずは東京上野ラインで上野へ向かいます。

上野からは常磐線に乗り換えて北千住へ向かいます。

この日は祝日だったため車内は空いており大荷物を降ろし座って向かうことが出来ました。

◆AM8:00 北千住で乗換待ち

スムーズに北千住駅に到着しました。

北千住駅には4社5路線が乗り入れており、1日あたりの乗降客数(2018年度)は約160万人と世界6位の利用者数を誇る、日本有数のターミナル駅です。

ここで東武鉄道の特急列車に乗り換えますが、乗り継ぎ時間が一時間半以上もあります。一先ず先に特急指定席券を購入しにまいります。

近くにある銭湯で夜行バスの疲れを癒そうかとも思いましたが、そんなに疲れもなさそうなので駅横のスターバックスで時間をつぶしながら朝ご飯を食べることにしました。

エスプレッソとソーセージサンド的な組み合わせで、普段ではあまり馴染みのない洒落た朝食を頂きます。

そして駅中の売店で車内で食べるお昼ご飯も購入しホームへ降り立ちます。

さてここからは東武鉄道の特急リバティに乗車することになります。

◆AM9:40 東武特急リバティ会津に乗車

特急乗り場はホームの端の方になり、特急乗車専用の改札を通って専用ホームへ入ります。

しばらくすると列車が入ってまいりました。さぁ、これから2時間40分の列車旅です。

北千住駅から東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道の3社路線を経由して会津高原尾瀬口駅まで、168.2kmをまず進みます。そして会津高原尾瀬駅からはさらにバスで2時間かけて、ようやくスタート地点の沼山峠へと到着する予定です。

なんとも長い道のりです。

列車は都心を離れ、埼玉県、栃木県と入ります。特急リバティは3両×2編成の6両で運転されていて、前側3両が私が乗車するリバティ会津、後ろ側3両がリバティけごんと、途中駅で会津方面と日光方面へ分かれます。今日は祝日もあって後ろ3両のリバティけごんの方は満席でした。

しばらくうとうとしてますと網棚に置いていたバックパックが落ちそうになったので座席におろしました。背負っていると感じませんが手で持つととんでもない重さでふらつきます💦

ひと眠りするとお腹が減ってきました。という事で北千住駅構内で購入した「おむすび権米衛」のおむすびとから揚げを頂きます。そして、山歩きはまだ3時間以上先なのでビールです🍺これが列車旅の醍醐味。

列車は栃木県日光市に入り下今市駅に到着。ここから東武鬼怒川線へ入り、単線区間になります。

スピードを落とし駅々で対向列車の行き違いなどを行いながらゆっくり進んで行きます。

途中の新高徳駅では、SL観光列車大樹とすれ違い。鉄道旅の感じが高まってまいります。 

さて、北千住を出発しもうすぐ2時間と言うところで、関東の奥座敷 鬼怒川温泉に到着です。

車窓からは立派で巨大なホテル群が鬼怒川沿いに立ち並びます。しかし、バブル崩壊以降近年は巨大な観光施設群などの荒廃が見られることも多くなり、ところどころ廃墟化する建物などもあるようです。

列車は鬼怒川温泉を過ぎ、東武鉄道の終点新藤原に到着。

ここからは野岩鉄道線に入ります。

一気に山深い景観に様変わりし、トンネルと鉄橋の山間区間に入ります。

長いトンネルを抜ければ峡谷を渡る鉄橋と、集落が見えると温泉駅が増えてきました。

川治温泉、湯西川温泉、中三依温泉と温泉の名の付く駅ばかりになってまいりました。なんか旅情感が出てきます♨

◆AM12:20 会津高原尾瀬口駅から2時間の路線バスの旅

さて、北千住駅から2時間40分かけて会津高原尾瀬口駅に到着いたしました。

ここからさらにバスに乗り換え2時間でございます^^;まだ先は長い。。。

そして雨脚が怪しくなってきて雨がパラついています。

さて、駅から階下に降りてくると憩の家と言う売店やお食事処があります。ここでバスのチケットも購入できました。

これから乗車するバスは10分少々で発車するようで、列車の到着に合わしてあるようでした。

バスが発車する間、駅前に大きな地図があったのでこれから進んで行く距離などを確認いたします。

これから70㎞ほどまだあります。いやぁ、まだまだ先は長そうです。

バスに乗車します。バスは乗客私を含め2人を乗せて山道を進んで行きます。

良い景観の中うとうとしますzzz

途中大雨の車窓になり不安を覚えますが、そんな事よりバスの揺れが気持ちよくしばらく熟睡です。

乗車後、一時間少々、桧枝岐村の中心地区に入りました。南会津、日本有数の豪雪地帯の村で平家の落人伝説が残る村です。あと一時間程度ですがここからは一気に標高が上がっていきます。

会津高原尾口駅が約標高700mでした。そしてここ桧枝岐村中心地区の標高が950m程度。

ここからはバスはさらに登っていき、最終1700mまで登ります。

さて、午後2時を過ぎた辺り、ようやく尾瀬登山道口の一つでもある御池(みいけ)に到着。

ここで少しトイレ休憩です。

ここはロッジや休憩所があり、多くの登山客でにぎわっておりました。

それからここから沼山峠登山口までは一般車は立ち入り禁止。バスのみが通行できるようです。なので車で沼山峠へ向かう方は、ここで駐車しバスに乗り換えて向かうことになります。

バスは専用道を通り沼山峠を目指します。この時点で乗客は私一人。途中運転手さんの計らいで広大なブナの原生林が見える場所で停車し窓を開けて撮影させてくださいました📷

そしてようやく沼山峠登山口に到着です!

親切で優しい運転手さんでとても楽しい路線バスの旅になりました!感謝

◆PM2:30 沼山峠登山口到着

さて、昨夜から本日の半日、ほぼ電車とバスを乗り継いではるばるここ福島県の沼山峠までたどり付きました。ほんとはるばると言う言葉がピッタシです。

尾瀬内の地図があったので確認します。

今回の旅はこの福島県の沼山峠から群馬県の鳩待峠まで 約22㎞の山歩きがメインです。このルートを3日間かけて歩いていきます。ですから、ようやくスタート地点にたどり着いたと言う感覚ですね。

バスを降り改めてバックパックを背負うと、2泊分の山歩き荷物が半端なく重いのを再確認いたします💦少々不安がよぎります。。。

まぁ唯一心配だった雨が止んだので、良かったです。

と言う訳、支度をして出発したいと思います!

▲旅前編動画

次回へ続く→尾瀬トレッキング沼山峠から尾瀬沼まで

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