城下町松本さんぽ【信州松本旅3】

浅間温泉から松本市内まで歩いてきました。息子の下宿先の用事を済ませば既に時刻は11時に差し掛かりました。

ここからはバスに乗車して松本城の方へ訪れたいと思います。

6つ先の市役所口で下車し、ここから松本城まで歩きます。

AM11:00 松本城を望む

市役所口から歩くと、松本城の南側の外堀りに出ます。

外堀から、堂々とした5重6階の天守が見えて来ました。

日本には現存する12天守のうち、国宝に指定されている城が5つ(姫路城、松本城、犬山城、松江城、彦根城)あり、「国宝5城」と呼ばれています。 その一つである松本城は、黒塗りの外観が印象的です。

また現存する12天守の中では唯一の平城でもあります。

姫路城とは対照的な黒塗りのどっしりとした天守閣は「白鷺城」と対照的に「鳥(からす)城」と呼ばれることがあったとか言われていますが、私はこの戦国時代を思わせる勇ましい風格が大好きです。

内堀から天守閣を望むと、朱塗された西側の埋橋、そして東側にある月見櫓の廻縁・高欄がアクセントとなり気品を感じます。

時期的には桜はまだ咲いていませんでしたが桜満開の松本城も素敵でしょうね。

松本城の桜と梅 MAP

松本城の桜と梅 MAPはこちらをクリック

AM11:30 なわて通り散歩

さて、松本城を後にして大名通りを500mほど南へ歩いて行きますと、女鳥羽川へと出ます。その岸沿いに「なわて通り」があり、女鳥羽川を挟んで二つ目の南側の通りに「中町通り」があります。

この二つの通りが城下町の2大ストリートとなっていて観光そぞろ歩きが楽しめます^^

今回はなわて通りを歩いてみたいと思います。

さて、なわて通りの入口まで歩いてきました。

2001年に全面改装され、昔の町並みを再現した下町風情あふれる商店街となっています。なわて通りのシンボルはカエルだそうです。

入口には「ガマ侍」がお出迎え。そこかしこにカエルのオブジェがあります🐸

女鳥羽川にかつて多く生息していたカエルと商店街に活気が「かえる」をかけているのだそうです 笑

通り内にはカエル大明神などもあり、カエルの雑貨屋さんや玩具屋さんなどユニークなお店がたくさん立ち並んで面白いです。

なわて通りは江戸時代、女鳥羽川と松本城総掘りの間にあった土手だった場所で、明治時代に入ると南側の掘りを埋め立て明治天皇をお迎えするために「四柱神社」が建立されました。

四柱神社の参道としても、なわて通りは栄えて行きました。

先ほど歩いてきた三の丸周辺を囲む総掘りも埋め立られまして、その跡地には市役所など街の公の施設も建てられ、現在の松本城下町の形になりました。

四柱神社の前にはかえるの石像の傍らに湧き水が湧いています。若返りの水と呼び美味しい水を飲めるスポットです。たくさんの鳩が水浴びしておりまして、人が近寄っても逃げません。

ぶらぶら歩いているとお腹が減ってきて、いい匂いのする路地へ入って行きました。

路地を入ると雰囲気がまた変わります。

匂いに誘われるがまま路地裏を進んで行くと、猫が歩いていてこちらの様子を伺いながら歩いて行きます。ついて行くと赤ちょうちんの前で座りました。

なるほど、君のお勧めのお店なんやね🐈

という事で入店することにしました。

昨年の夏にオープンしたばかりの「麺家 むら瀬」さん。

昼間はラーメン、夜は和食店「城町ろばた 縁」として営業されているそうです。

とりあえずビールで乾杯🍻

突き出しにチャーシューとネギのごま油和えが出てきましたが、ビールが進みます🍺

メインは醤油のどぐろ中華そばです!魚介スープがアラフィフの胃には程よい♪しかし味はしっかり、旨味効いてます。また、ワンポイントに小さなアラレが面白い触感があり、美味しかった~♪

さて、ふたたびなわて通りへ出て、目に入った安曇野のわさび漬の看板。

店内に入ると3種類のわさび漬けを食べ比べさせていただけました^^

3種類すべてうまかったのですが、特に海苔と味噌が気に入りまして2つ購入しました。

さて、なわて通りからさらに南へと歩いてまいります。

AM12:30 松本市美術館を訪れる

バスに乗るか迷った結果、結局歩いて向かう先は松本市美術館です。

なわて通りから約1㎞弱歩いてきますと、木々の後ろに派手なデザインの建物が見えてきました。

松本市美術館に到着しました。

この奇抜&派手なデザインは、松本市出身の画家 草間彌生氏のデザインです。

平面デザインは元より立体デザインも有名ですね。

何とも独特なデザインが一度見ると脳裏に焼き付きます。

●松本市美術館大人410円(大学生・高校生200円)9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日は月曜日

館内はよくある美術館の展示スタイルではなく、鏡や光 暗闇などを使った視覚から体感できる展示方法などを取り入れ、芸術にそれほど関心が薄い方でも楽しめます。

館内はほぼ撮影できないエリアとなっておりましたが、唯一の撮影スポットであったかぼちゃのオブジェ。

草間作品で代表するモチーフとして有名なものは「水玉」と「かぼちゃ」です。

水玉は、草間が幼少期から悩まされていた幻覚や幻聴から身を守るためのおまじない、そして強迫観念を表しているといわれています。また、かぼちゃのモチーフのチョイスについて、かぼちゃがどれ一つを取っても私たちと同じように同じ形のものがないこと、そして愛嬌があり気取りがなく、どっしりとしたフォルムであるということを述べられています。

今でも、常設展示として巨大なかぼちゃの彫刻は瀬戸内海の直島に設置されており、こちらも有名です。

▲以前、直島に訪れた際のブログ記事

館内は草間作品以外にも松本や信州の著名アーティストらの作品なども展示されていたり、特別展示として現在2024年4/13から2024年6/2までは「手塚治虫・ブラックジャック展」が開催されています。

松本市美術館の企画展HP

PM1:45 特急しなので帰路へ

美術館を後にして松本駅へ向かう事にしますが、歩いて行ける距離です。1.2㎞15分程度で到着できそうです。

さて、少し早い時間ですが、今回はこれにて松本を後にいたします。

帰路は、今後松本へ訪れる際に利用できそうかどうかを実験しながら少しイレギュラーなルートで姫路まで向かいたいと思います。

次回、豪華近鉄特急「ひのとり」に乗ってみたに続く

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