1泊4日の九州旅|門司港散策から阪九フェリーで帰る、コスパ最強の旅【別府&門司旅 最終話】

<阪九フェリーで九州旅>
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今回の記事では九州旅最終話「レトロな門司港巡り」をご紹介いたします。門司港は3時間あれば主要スポットを効率よく回れるエリアですので是非最後までお読みくだされば嬉しいです^^


門司へ、九州の玄関口に立つ

AM11:00
さて、今回の別府旅もいよいよ終盤。温泉にグルメにとしっかり満喫し、新たな発見も多い充実した時間となりました。

名残惜しさはありますが、ここからは次の目的地・門司へと向かいます。

別府から門司までは約120km、所要時間はおよそ2時間。九州自動車道を北上し、門司ICで降りて一般道へ。

企救(きく)山地を下っていくと、視界がふっと開け、その先に門司の街並みと関門海峡が現れます。

「ああ、港町に来たな」と実感するこの瞬間。
かつて“九州の玄関口”として栄えた門司に到着です。


まずは空から全体像を|門司港レトロ展望室

AM12:50
門司港レトロ展望台近くの駐車場に車を停め、ここから散策スタート。

ただし今回は時間制限あり。
PM5:30発のフェリー送迎バスに間に合うよう、小倉駅でレンタカーを返却する必要があります。

つまり観光リミットは16時過ぎ。
現在が12:50なので、持ち時間は約3時間半。

この限られた時間で、効率よく巡っていきます。

まず向かったのは「門司港レトロ展望室」。

高さ103m、31階から関門海峡を一望できる絶景スポットです。入館料(大人300円)を支払い、エレベーターで一気に最上階へ。

この建物は、建築家・黒川紀章氏が設計した「レトロハイマート」の一部。住居と展望施設が一体となったユニークな構造も見どころのひとつです。

ガラス越しに広がるのは、門司港レトロの街並み、関門橋、そして対岸・下関。さらに唐戸市場まで見渡せる、スケールの大きなパノラマ。

ただ「景色がいい」だけではなく、これから歩く街の全体像を把握できるのがこの展望台の大きな価値です。

どこをどう回るか、ここで軽くイメージしておくと散策がぐっとスムーズになります。

ちなみに夕方〜夜にかけてはさらに魅力的。
夕焼け、夜景ともに評価が高く、北九州市は「日本新三大夜景都市」にも選ばれています。

今回は時間の都合で昼ですが、これはこれで“街の構造が分かる時間帯”としてかなり有意義でした。


赤煉瓦に刻まれた歴史|旧門司税関

展望台を後にし、次に向かったのは目に留まっていた赤煉瓦の建物、「旧門司税関」。

もともと門司は小さな漁村でしたが、筑豊の石炭輸出拠点として発展。
1889年に特別輸出港に指定されて以降、一気に国際貿易港として成長していきます。

その象徴的な存在がこの建物です。

1912年(明治45年)に建てられた旧門司税関は、建築家・妻木頼黄の指導によるルネサンス様式。

空襲による被害を受けながらも、1995年に復元され、現在は無料で入館可能な施設として公開されています。

中に入ると、シャンデリアが印象的な空間に赤煉瓦と石材のコントラスト。
派手さはないものの、“港町の格”を感じる落ち着いた重厚感が魅力です。

展望台とは違い、ここは“歴史の空気を感じる場所”。
短時間でも立ち寄る価値は十分あります。


海を渡るロマン|ブルーウィングもじ

続いて向かったのは、門司港レトロのシンボルのひとつ「ブルーウィングもじ」。

展望台から見たときは跳ね上がっていましたが、このタイミングでは閉じており、ちょうど渡ることができました。

全長約108m、日本最大級の歩行者専用跳ね橋。
1日6回、音楽に合わせて開閉する門司港名物です。

さらに「最初に渡ったカップルは結ばれる」というジンクスから、“恋人の聖地”にも認定されています。

実際に歩いてみると、木張りの柔らかな足触りと潮風が心地よく、観光スポットというより“体験型の風景”といった印象。

関門橋や船を眺めながらゆっくり歩くこの時間は、門司らしいゆったりとした空気を感じられるポイントです。


海峡を体感するミュージアムへ|関門海峡ミュージアム

ブルーウィングもじを渡ったあとは、そのまま海沿いの遊歩道を歩いていきます。

しばらく進むと見えてくるのが、ガラス張りで帆船のような外観をした建物――「関門海峡ミュージアム」。

今回の門司観光でも、特に訪れてみたかったスポットのひとつです。

館内に入り、まずはエスカレーターで2階へ。
このフロアには「海峡こども広場」と呼ばれる遊具スペースが広がっていますが、今回はそのままエレベーターで最上階へ向かいます。


展望×くつろぎ空間|上層フロアの魅力

まずは5階「展望デッキ」へ。

水が張られた開放的なデッキからは、関門海峡を一望。
手前には門司港レトロの街並み、対岸には下関、そしてその両岸を結ぶ関門橋がくっきりと見渡せます。

ここは“屋外で体感する展望スポット”。
風や光も含めて、海峡のスケールをダイレクトに感じられるのが魅力です。

続いて4階へ降りると、「プロムナードデッキ」と呼ばれるラウンジ空間が広がります。

大正〜昭和の豪華客船をイメージした内装で、落ち着いた雰囲気の中、カフェを楽しみながらゆったりと過ごせる空間。

展望デッキが“外のダイナミックさ”なら、こちらは“内から眺める優雅さ”。
同じ景色でも印象がガラッと変わるのが面白いところです。


巨大映像と体験展示|海峡アトリウム

プロムナードデッキを抜けると、有料エリア(大人500円)へ。

まずは「海峡アトリウム」へ進みます。

ここは建物中央の吹き抜け空間を活かした、ドーナツ状のスロープ展示。
壁面に設置されたモニターを見ながら、クイズや演出を楽しみつつ、ゆっくりと下へ降りていく構造になっています。

特に印象的なのが、2階〜4階を貫く巨大スクリーン。
約18m×9mのセイルスクリーンに映し出される映像は迫力十分で、思わず足を止めて見入ってしまうレベルです。

映像は30分ごとにテーマが切り替わるため、タイミングが合えば違った演出も楽しめます。

“展示を見る”というより、空間ごと体験していく感覚
このミュージアムの核となるエリアです。


歴史を“体感する”展示|海峡歴史回廊

スロープを降りていくと、3階「海峡歴史回廊」へ。

ここでは関門海峡にまつわる歴史を、精巧な人形とジオラマで再現。

・「穴門の伝説」
・壇ノ浦の戦い
・巌流島の戦い
・馬関戦争

といった、古代から近代までの出来事が、ストーリー性を持って表現されています。

特に印象的なのは、人形の造形と演出の細かさ。
単なる展示ではなく、“一場面を切り取ったドラマ”として見せてくるので、つい見入ってしまいます。

歴史が苦手な方でも、直感的に理解しやすい構成になっているのもポイントです。


タイムスリップ門司港|海峡レトロ通り

有料エリアを抜け、別館へ進むと――

そこに広がるのが「海峡レトロ通り」。

大正時代の門司港の街並みを、実物大で再現した空間です。

これが想像以上にリアル。
まるでそのまま過去に入り込んだような感覚になります。

館内には、郷土資料や古写真を展示した「思い出ステーション」や、門司港名物“バナナの叩き売り”の歴史を紹介する資料室も併設。

門司港は、かつてバナナ輸入の拠点として栄えた港。
その文化的背景までしっかり学べる構成になっています。

そして何より、このエリアの魅力は“空気感”。

ロマンチックな照明に照らされた街並み、路面電車、活気ある商人の風景。
歩いているだけで、当時の門司港の賑わいが自然と伝わってきます。

しかもこの「海峡レトロ通り」、無料で見学可能

正直ここだけでも立ち寄る価値は十分。
時間が限られている方にも強くおすすめできるエリアです。


見て・歩いて・感じる、関門海峡ミュージアムの真価

関門海峡ミュージアムは、

・展望で“スケール”を感じ
・体験展示で“理解し”
・レトロ通りで“時代を歩く”

という、三段構えの構成。

単なる展示施設ではなく、五感で楽しむ体験型スポットという印象でした。

限られた時間でも満足度はかなり高め。
門司港観光では外せない一ヶ所です。


空腹も旅のスパイス|門司名物・焼きカレー

さてさて、じっくり見て回っているうちに、気がつけば時刻は午後3時前。

夢中になりすぎて昼食のことをすっかり忘れていましたが、思い出した瞬間、一気に空腹が押し寄せてきます……。

もちろん門司港に来たら焼きカレーは外せない名物グルメ

ということで、門司港駅へ向かいながらお店を探し、駅前で見つけた「ミルクホール門司港」さんへ。

店内に入った瞬間、スパイスの効いたカレーの香りが食欲を一気に刺激します。

迷わず焼きカレーを注文。ひとつはコーヒー付きのセットに、そして嫁さんはクラフトビールをチョイス🍺(運転手じゃない特権、うらやましい…)

早速いただくと、スパイスの効いたコク深いカレーに、とろけるチーズと半熟卵が加わり、まろやかさと奥行きが絶妙なバランス。

これは……文句なしに美味い。

ビールは“サクラビール”という日本最古の復刻ラガー。
この焼きカレーとの相性、間違いなく抜群でしょうな(私は我慢ですが^^;)

そして締めは「門司プリン」。

昔ながらのシルエットに、生クリームとチェリーが添えられた王道スタイル。濃厚でどこか懐かしい味わいが、旅の途中にちょうどいい余韻を残してくれます。

大満足のランチでした。


歴史と風格を感じる|門司港駅舎

本当はこのあと「九州鉄道記念館」にも立ち寄りたかったのですが、時間的に少し厳しい状況。

ということで、門司港駅をじっくり見学することに。

1914年(大正3年)に建てられた門司港駅は、1988年に鉄道駅として日本で初めて重要文化財に指定された歴史ある駅舎。

ルネサンス様式の木造建築で、九州でも屈指の歴史的価値を持つ駅として知られています。

約6年にわたる保存修理を経て、2019年に創建当時の姿へと復原。

駅構内も当時の雰囲気が再現されており、1階の旧三等待合室にはスターバックス、2階にはかつての「みかど食堂」を再現したレストランが入っています。

直径1mにもなる青銅製の手水鉢や、真鍮巻きの柱、銅板屋根など、細部にまで宿る重厚感。

かつて大陸交通の要所として栄えた、門司港の“格”を感じさせる空間です。


ノスタルジックな街歩き|門司港レトロ散策

時刻はPM3:50。いよいよタイムリミットが近づいてきました。

駐車場へ戻りながら、最後の門司港レトロ散策へ。

駅前には「バナナの叩き売り発祥の地」の石碑。少し歩くと、洋館が美しい旧門司三井倶楽部の姿も見えてきます。

この一帯は、門司港駅などとともに「日本遺産」に認定されているエリア。

歩いているだけで、どこか映画のワンシーンのような雰囲気を感じられます。

海峡プラザ周辺では、関門海峡を望みながらゆったりとした時間が流れます。

「ブルーウィングもじ」や、周遊船の発着する桟橋を横目に、のんびりと歩くこの時間もまた贅沢。

フォトスポットも点在しており、「ジーモくん像」や、インパクト抜群の「バナナマン」像などで記念撮影。

こういう遊び心も、門司港らしい魅力です。

さらに歩いていくと現れるのが「大連友好記念館」。

中国・大連市との友好の証として建てられた建物で、異国情緒あふれるデザインが印象的です。

現在は観光・交流施設として開放されており、休憩スペースとしても利用可能。

最後まで“港町らしい多文化の空気”を感じられるスポットでした。


名残惜しさを胸に|小倉駅から帰路へ

さて、これにて門司港観光は終了。

名残惜しさを感じつつ、小倉駅へ向かいます。

PM5:05
レンタカーを無事返却し、北口の送迎バス乗り場へ。すでに多くの人が列を作っていました。

PM5:20
バスに乗り込み、新門司港へ。

いよいよ九州ともお別れです。


海を渡る帰り道|阪九フェリーの夜

今回の旅では行き帰り阪九フェリーを利用しています。

フェリーって、ただの移動手段じゃなくて「移動しながら休める宿」みたいな感覚なんですよね。
時間も無駄にならず、コスパ的にもかなり優秀。こういう旅の組み立てができるのもフェリーならではですね。

チェックインを済ませ、乗船🚢

帰りはリーズナブルにスタンダード洋室を選択。
通常料金8,690円がネット予約で20%OFF――約7,000円ほど。

この価格で横になって移動できる快適さ、やはり阪九フェリーの旅はコスパが良い。

客室は2段ベッド仕様ながら、阪九フェリーは2人単位で区切られているため、しっかりプライベート空間が確保されています。

想像以上に快適です。

まずは7階の展望ロビーへ。ちょうど席が空いていたので、ここで一杯🍺

新門司港を離れていく夜景を眺めながら、夫婦で今回の旅を振り返ります。

PM8:00
レストランが落ち着いてきたタイミングで夕食へ。

阪九フェリーはバイキングではなく単品注文スタイル。
おでんやひじきの煮物をつまみに、焼酎やハイボールでゆっくり過ごす夜時間。

その後は大浴場でさっぱりと汗を流し、マッサージ機で旅の疲れをリセット。

こういう“移動しながら整う時間”もフェリー旅の魅力です。

翌朝AM7:00
気がつけば神戸・六甲アイランドに到着。

ぐっすり眠れて、移動の疲れもほとんどなし。

送迎バスに乗り込み、そのまま帰路へ。


旅の余韻と、また次の旅へ

今回の旅は、阪九フェリーを利用した1泊4日の別府&門司旅。

夜に出発して、朝には現地に到着。
そして丸一日しっかり観光できるこのスタイルは、時間の使い方として非常に効率的。

さらに、移動費を抑えながら“宿泊も兼ねる”という点で、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力でした。

何より印象的だったのは、
「移動そのものが旅になる」という感覚。

フェリーで過ごす時間、港町の景色、土地ごとの空気感――
それぞれがゆるやかにつながり、旅全体に深みを与えてくれます。

限られた日程でも、ここまで満足度の高い旅ができる。
これはまた違う航路や行き先でも試してみたくなりますね。

さて次はどこへ向かおうか。

そんなことを考えながら、今回の旅はこれにて締めくくりです。

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