毎年年末の恒例になっている書写山登山。今回も大晦日登ってまいりました。
今回は最もメジャーな東坂参道から登り西坂参道から下りてくると言うルートで参っていきます。

スタートは書写山ロープウェイの駐車場(無料)からです。
書写山登山で最もスタンダードなコースで景色も良く初心者の方はおすすめのルートです。
AM12:50
さて出発いたします。
ロープウエイの乗り場を山陽道の高架下沿いに、しばらくはのどかな田んぼ道を歩いていきます。
東坂登山道の入り口までは標識が立ってますので迷うことはありません。

住宅街を抜けて緩やかな坂を終えると、いよいよ東坂参道口に到着です。ここまでは駐車場から約1キロ。
今日は非常に風がきつく、しかも雪が舞っています。しっかり防寒対策を整えて登っていきます!











さて東坂登山道は、尾根を登るコースで岩場が多いですが、比較的登りやすく見晴らしも良いので楽しい登山ルートです。
ただ今日は冷たい風が吹き荒れています。尾根を登るので風をもろに受けます(寒い~)
登り口には善意の杖があり、借りて登っていくのも良いでしょう。一丁、二丁、三丁、と進んで行きます。この「丁」は約108m程の間隔にありますので、休憩の目安にいたします。宝池(世界一小さい池)と評された池?を超えると、らかん岩、心の岩が見えてきます。するとすでに景色が美しく広がってまいります。
PM1:14




五丁を超えると展望台になっていまして少し休憩です。ここからの眺望は中々素敵です。ここらで標高140mぐらいでしょうか、姫路の街並みから瀬戸内海まで見渡せます。
標高371mの書写山、この東坂は見どころがたくさんあり登りながら少しづつ足を止めて登ることになりますので楽しいです。





岩場が続く登山道はところどころ分かれ道になり、「坂が緩やかな遠回り」「坂が急だが近道」と、体力に余裕があればどんどんと近道を登って行けば登りごたえもあります。九丁まで到着しました。
登り始めて一キロ弱になる距離でしょうか。






さて九丁を超えると、一気に十一丁までの近道「鰐の背中」を歩いていきましょう。遠回りのルートもございます。
岩肌が荒々しい近道を選ぶと、正に尾根からの美しい姫路市内の景色から瀬戸内海の向こうにある島々までくっきりと見えてきます。


十二丁までたどり着けば、ロープウエイの山上駅はもうすぐです。
ここから私たちは、紫雲堂跡展望広場へ向かいます。
PM1:35

ここの展望台でお昼ご飯を頂きます。

今日のお昼はラーメンです。
寒い日ですからすぐにポッカポカに温まると思いきや、風がものすごく強くて湯が沸くまでに驚くほど時間がかかりました💦

湯が沸くまで15分もかかりまして、震えながら待つことになります💦しかし湯が沸けばいい景色を見ながら熱々のカップヌードル♨
これは最高に美味い!


食後は紅茶を頂く~
ホット一息ついた後は、円教寺摩尼殿を目指して歩いていきます。



しばらく歩くとロープウエイの駅にたどり着き、円教寺志納所に到着です。
ここで拝観料お一人500円を支払います。歩かずにバスで参ることもできますがその際は1000円です。





慈悲の鐘の前を過ぎるとしばらく上り坂が再び始まり西国三十三観音像が安置される圓教寺参道を進みます。

円教寺は、966(康保3)年、性空上人(しょうくうしょうにん)によって開かれた、天台宗の修行道場の寺です。西国三十三霊場の第二十七番札所で、西の比叡山ともいわれています。今回はその広大な境内の中でも有名な摩尼殿まで行ってみることにいたします。



道中、書写山から南東側を見渡せる展望台到着します。
冬の時期は空気が澄んで、今日は明石海峡大橋から淡路島、そして四国まで望むことができました。
そこからしばらく歩くと、円教寺の山門 仁王門を潜ります。



壽量院、圓教寺会、十妙院など円教寺境内を進むと「はずき茶屋」が見え、迫力ある舞台造りが壮大な摩尼殿に到着です。
PM2:45

本日の書写山登山はここをゴールといたします。
少し休憩しますと、雪がチラチラ。歩いていると体は温かいのですが休憩すると寒さが戻ります。
それではこれから下山。





先ほど通ってきた円教寺会館を右へ入り、そのまままっすぐ進むと西坂参道が始まります。
西坂参道は、円教寺へ唯一自動車を通すことができる参道です(一般車は立ち入れません)
なので石段や複雑な路面は無く、延々と坂が続きます。









途中お堂が幾らかあり、文殊堂がほぼ西坂の中間地点でしょうか。
このルートは、登山客の中でもトレイルランの方が比較的多いルートですが、階段がない分下りは結構堪えます。
今日は大晦日の大掃除のためか、造園業などの軽トラックが多く走っていました。
稲荷神社が見えてくると、車止めのゲートが見えてきました。

さて、紅い鳥居が奇麗な宗天稲荷大明神に到着すればもう西坂参道も終了間際です。
PM3:30


日吉神社に到着しました。書写山円教寺の慶雲上人が、比叡山の山王七社を勧請して審写山の鏡守とした神社です。


さて下山し、2キロほど歩いて駐車場へと戻ります。
今回は今までの書写山登山の中で、一番ゆっくり景色を楽しみながら歩けたコースでした。毎年の大晦日書写山登山、次回はまた違ったルートで楽しみたいと思います⛰
最後までお読みいただきありがとうございました!

前回までに登った書写山登山ルート