福島県→群馬県20㎞初秋の尾瀬トレッキング旅④山小屋・尾瀬ロッジに宿泊【山の鼻から鳩待峠そして帰路へ】

今回の旅は尾瀬国立公園を福島県側から群馬県側まで通り抜ける、尾瀬トレッキング22㎞の旅です。

<令和5年9月18日~9月20日の旅記録です>

一昨日の夜、関西から夜行バスと鉄道路線バスを乗り継いで、福島県側の尾瀬登山口から尾瀬へ入山し尾瀬沼で一泊。翌日、尾瀬沼から尾瀬ヶ原を抜け群馬県側の拠点 山ノ鼻の山小屋に到着。

今回の記事は山ノ鼻 山小屋・尾瀬ロッジの宿泊の様子や、翌朝の鳩待峠への登山から関西への帰路までをご紹介いたします。

尾瀬トレッキング前半動画
尾瀬トレッキング後半動画

◆PM2:05 尾瀬、西側の拠点山ノ鼻に到着

さて、昨日の午後から沼山峠を出発しここまで約18.5km歩いて参りました。

かなり長距離に思えましたが、景色の変化が富んで思ったよりもスッと歩けてしまいました。明日は最後の登り3.5㎞を残すのみ。

という訳で今日はこれにてトレッキング終了。

見晴方面から歩いてくると、山の鼻に入って最初に目に入る山小屋が今日の宿泊地です。

◆PM2:15 山ノ鼻 尾瀬ロッジチェックイン

尾瀬の山小屋は大体午後1時からチェックインできるようで、時間的には問題いありません。

部屋に荷物を置いて早速ビールを頂く🍺キンキンに冷えている~~最高です👍

ビールを飲み干して、少し山ノ鼻周辺を散策します。

ビール飲むと、少し足が重くなり💦山小屋付近を少しだけ散策してみる事にしました。

山ノ鼻エリアは3軒の山小屋と1軒のカフェがあり、至仏山へのアクセスも良い事から尾瀬ハイキングの拠点です。

鳩待峠方向の入り口辺りにビジターセンターがあり少し覗いてみました。尾瀬の事を様々知ることが出来るためハイキング前に立ち寄るのが良いと思います。

一通りぐるっと回ると一気に疲れが出てきた様子で、山小屋へ戻ります。

尾瀬ロッジの中は中央付近が吹き抜けとなっていてロビーになっています。ここでしばらくくつろぐことにいたしました。

売店やバーカウンターがあり、ビールやソフトドリンクもいただけます。

尾瀬にまつわる書籍や資料などもあり、ほかの登山者との交流や読書に没頭するのもよさそうです。

ロビーで少し山小屋の方や宿泊者の方と談笑してから、コーヒーを注文。コーヒーを飲みながら本を読んでいると眠たくなってまいりました。

部屋に戻ることにいたしました。今日の部屋は個室です。尾瀬ロッジでは一人でも相部屋になることは無く一人個室を指定する事が出来ました。

という事で今日は手足伸ばしてゆっくり眠ることが出来そうです!昨日はカプセルベッドでしたから^^;(まあそれも良かったですが)

大荷物のザックの中身を整理しているととてつもない睡魔に襲われ眠ってしまっておりました。

zzz

◆PM5:00 野外で夕食

目が覚めたのは夕食の放送でした。もうそんな時間かと時計を確認すると5時です。

という訳で夕食の準備をいたします。今回は野外で食事をしたいと思います。

女将さんに伺うと外のベンチでどうぞとの事で、準備いたします。

さて今日もレトルトな夕飯。さとうのご飯と八宝菜のレトルトを丼にして食いたいと思います。

ジェットボイルに火を付け、湯煎しながらビール飲む🍺

出来上がった頃は日も落ちて、ガスランタンに火を灯すとなんか良い感じです^^

尾瀬では、洗剤の使用は禁止&ごみは持ち帰りと言う決まりなので、この様にナイロン袋を利用し洗い物が出ない様にゴミもコンパクトにできるよう工夫して作ります。するとどうしても見栄えが悪くなりますが、味は最高ですよー👍

夕飯を終えお風呂タイム。

熱いお湯が気持ち良い♨昨日の尾瀬沼ヒュッテは専用のシャンプーなど備え付けられていましたがここ尾瀬ロッジは石けんシャンプーの使用は禁止されています。

もともと尾瀬全体、下水設備が整っていないため環境保全から洗剤の様な分解されにくい汚水の処理は厳しく制限されています。

さてお風呂を上がると、外は真っ暗。今日は天気も曇り空の様で星空も望むことが出来なさそうですのでこのまま寝ることにいたしましたzzz

◆AM5:30 朝食の放送で目が覚める

さて、まだ外が薄暗い時間ですが朝食の放送が流れ目覚めました。

朝食は山小屋でいただきます。このようにお弁当形式で頂けるのでテイクアウトも可能の様でした。

同じくお一人で至仏山に登られる女性の方と相席になり、「今朝は天気がちょっとね~」などと少しお話しながら、朝からボリュームある朝食をいただきまして、私は鳩待峠への出発の準備をいたします。

そうなんです。今朝はこの様な曇り空が広がっており、午前中は雨模様だそうです^^;残念

◆AM7:40 山ノ鼻から鳩待峠

雨が降り出しまして30分少々雨足の様子を見ておりましたが、どんどん天気が悪くなる一方です。

という事で、出発です☂

鳩待峠までは約3.5kmと短い距離ですが、全体的に上り坂となります。

山の鼻を抜けると緩やかな登りの木道が続きます。

しばらく進むと沢を渡る橋が見えてきました。川上川を東側へ渡り川に沿って木道が続きます。

歩き始めて15分。眼前に大きな岩があり、木道はそれを避けるように設置されています。まだこの時点ではわりと楽に進めており、景観を楽しむ余裕があります。ハイペースで進んで行きます。

テンマ沢を渡ると約半分の距離。残り1.8kmです。少しずつ登りが急になってまいりました^^;

ヨセ沢を超えると一気に急な登り階段が続きます。

木道は雨が降ると非常に滑りやすく、注意を払いながら登って行くと結構足に堪えます。

延々と続く登り階段の途中にはベンチがたくさん増えてきて、鳩待峠までの距離が記されています。

ちょっと休憩を挟みます。

急な登り階段を上り続けると、少しなだらかな感じになり始め、雨も小雨に変わりだしました。ペースがちょっと上がります。

そして、深い森から徐々に光が広がり木々が少なくなってくると漸く鳩待峠の登山口に到着です!

到着すると、これから入山するハイカーの人たちが大勢入山して行きました。

ここ鳩待峠は至仏山への登山ルート口にもなっていて、至仏山へ向かう場合は西側から入山します。

さて、いったん休憩しましょう。

◆AM9:15 鳩待峠で一服

いやー、到着したとたん雨が止むと言う、日頃の行いが天気に現れたのか^^;(結構頑張っているつもりなんですが汗)

雨具を片付けて、荷物を整理し休憩所で一服させていただきます。

鳩待峠の休憩所は、軽食を頂ける食堂と売店があります。

という事で、、

ビールです🍺もうここからは歩きませんからね^^無事完遂できたご褒美でございます(^^♪

さてゆっくりさせていただき、鳩待峠からはバスで帰路へと向かう事になりますが、尾瀬戸倉と言う場所まで乗り合いバスで一旦向かう事になります。

乗り合いバスは約一時間ごとに発着しているようです。戸倉までの運賃は1000円。

◆AM10:40 鳩待峠から戸倉へ乗り合いバスで移動

休憩所の前で乗車券を購入し、バスは少し離れたバス駐車場から発車します。

また、鳩待峠は一般車の乗り入れができないため、車で尾瀬に訪れる場合は尾瀬戸倉の駐車場に停めて乗合バスで向かう事になります。なのでバスの本数も一時間に一本程度とまあまあ多いのですね。

乗車して約20分ほどで尾瀬戸倉に到着しました。

さて、ここでバスに再び乗り換えますが乗り換え待ちが一時間近くあります。

すごい広いバスターミナルのようですがバス案内所は閉まっており無人のようですね。

隣には尾瀬ぶらり館と言う温泉施設があり、ここに立ち寄る予定でしたが何と今日は休業^^;

仕方なく一時間のバス待ちです。

天気も回復し、ここまで下山するとポカポカ温かくなってきまして、このベンチでしばらくうとうとしてきまして、ほんのちょっと仮眠のつもりが、、

爆睡(-_-;)

一時間ほどぐっすり寝てしまい、乗る予定のバスを乗り過ごすことになってしまう💦💦

時刻表を確認すると、乗る予定だったバスが12時2分発で、次に来るバスが70分後の13時12分。

いやぁ~💦やってしまいました(>_<)

まぁしかし、一時間後に来るとの事で良かったです。。。

◆PM1:12 戸倉から上毛高原へ

結局2時間以上もバス待ちし、ようやく乗車です。

バスは約2時間かけて上毛高原駅へと向かいます。

実は途中の吹割の滝に立ち寄りたかったのですが、バス乗り遅れたので時間的にちょっと無理そうですね^^;

車窓は片品川沿いに山深い景観がしばらく続き、沼田市へと向かいます。

乗客は4人、尾瀬戸倉から上毛高原まで行く乗客は私一人だけでした。

話は変わりますが、尾瀬はごみはすべて持ち帰ることになっております。3日間なるべくごみはコンパクトにしてきましたが、工夫すればたったのこれだけになりました^^

沼田市の中心エリアに入ると、なんだかレトロな建物群が車窓を横切ります。

沼田市の中心エリアに残る大正期の歴史的建造物4棟を核とし大正浪漫をイメージした「大正ロマンエリア」と呼ばれる地区だそうです。

沼田市の中心エリアを過ぎると急に下り道を降り利根川に沿って走るJR上越線の沼田駅に到着。

沼田市街地までのバスの車窓が、高台から見下ろすような景色が続いていたのは片品川の河岸段丘を道路が通っていたからなんですね。沼田にはこの他、利根川、片品川、薄根川沿いの3方向に河岸段丘がひろがります。

バスからの車窓を楽しみながら、2時間の乗車時間もあっという間。まもなく上毛高原駅に到着。

◆PM3:00 上毛高原駅で上州そばを食べながらどうでも良い疑問が

さて、上越新幹線の上毛高原駅へ到着しました。

駅前にはみなかみ町観光センターと言うのがあります。とりあえずお腹が減りました。朝6時の朝食以降何も食べていないことにこの時気付きました💦

駅中に上毛高原そばと言う蕎麦屋さんを見つけました。とりあえず新幹線の時間も迫っていることから、ここでサクッと上州そばを頂きましょう。

山菜そばを頂きます。いや~冷たくて美味い!

上州そばの注文を待っている間、ふとした疑問が浮かびました。なぜ上州高原駅ではなく「上毛」高原駅と言うのかw

この「上毛」、何となく昔の廃藩置県以前の国名に由来がある気がしますが、群馬の旧国名は「上野国」ですし、上州は上野国という事で播州や紀州などの様に理解できるものの、なぜなんだろう。また、上毛とあるなら下毛もあるのかと💦

スマホで色々調べていたら、注文した山菜上州そばが出来上がりました。

<群馬県には“毛”がたくさんある!? 呼称・“上毛”のルーツを探ってみた!>

この記事を読みながら、そばを啜ります。

調べてみれば下毛と呼ばれるエリアもかつて栃木県にあったっぽいですね(゚д゚)ちなみに現在は、栃木県南西部と群馬県南東部の広域エリアを両毛と呼ばれています。JRにも両毛線などがあります。

とまぁ、どうでも良いことを考えているうちに新幹線の時間が近づいてまいりました。

◆PM3:25 上越新幹線に乗車(上毛高原ー姫路)

さてここからは上越新幹線から東海道山陽新幹線で姫路まで800㎞の旅が始まります。

上越新幹線は結構な混雑で、自由席はほぼ満席。今回は乗車賃を節約しようと自由席で帰ります。何とか座れましたが結構混雑疲れ💦

東京からはのぞみ号ではなく、少し遅く東京を出るひかり号の自由席の一番良い席を取ろうと(*‘∀‘) 駅弁とビールと酎ハイを購入して、ひかり号自由席の後方ドアに一番乗りで並びます。

という事で東京駅からは、自由席の一番後ろの席をゲットできまして、大荷物も座席の後ろに確保できましたー。

ひかり号は名古屋までの停車駅は多いですが、乗り降りも激しいため3列の方のA席に乗車しておけば割と中央席に座る方は少なく、ゆったりと過ごすことが出来ます。

◆PM8:30 姫路到着

すっかり日も暮れ、5時間半の新幹線の旅が終わりました。新幹線改札を抜けて、見慣れた駅の風景を見て少しホッとします。

さて、今回は今までにない「歩く旅」と言う内容の旅路でしたが、なかなかと思い出に残る旅となりました。

今後も時間が出来たら「少し変わった旅」をテーマにあちこち旅立ちたいと思いますのでどうぞ今後ともmars旅をよろしくお願いいたします。

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最後までお読みくださりありがとうございましたm(_ _)m

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