【上高地・奥飛騨ドライブ旅①】仕事終わりに出発!沢渡で車中泊して早朝の上高地へ

令和8年10月5日。

今回の旅は、仕事終わりからスタートし、最終日はそのまま仕事へ直行するという、なかなかトリッキーな3泊4日のスケジュール!

そんな弾丸プランで巡るのは、信州・上高地から奥飛騨にかけてのドライブ旅です。

まず目指すのは、雄大な北アルプスの絶景が広がる信州・上高地。一泊目は車中泊で夜を明かし、翌朝は約10kmのハイキングを楽しみます。その後は、秘湯・白骨温泉でゆっくりと疲れを癒やす予定です。

3日目は標高2,510mの新穂高へ。奥飛騨温泉郷を巡るドライブを楽しんだあとは、酒蔵と白壁土蔵の町並みが魅力の飛騨古川を散策。そして夜は名古屋へ。今春から新生活を送る娘のもとを訪ね、その様子を見てくることにします。

最終日は早朝に名古屋を出発し、そのまま仕事へ!

絶景ハイキングに秘湯、山岳ドライブ、風情ある町歩き、そして娘とのひとときまで。盛りだくさんの4日間を、今回から数回に分けてお届けします。

まずは第1話。仕事終わりの出発から、上高地を目指す道中、そして最初の夜の車中泊までを綴っていきます!よろしくお願いいたします。

初日PM5時前 仕事を少し早く終えて、仕事場である加古川を出発。422km、6時間のドライブの始まりです。

関西から信州へ!夜の山道を走り、上高地の玄関口・沢渡を目指す

まずは加古川バイパスから第二神明道路を経て、阪神高速7号線、中国道、中央道へ。

中津川インターで高速道路を降り、ここからは一般道をひたすら北へと走っていきます。

国道19号線を進むと、木曽川に沿って山あいの道が続きます。このあたりは、かつての中山道と並行するように宿場町が点在する木曽谷。昼間なら歴史ある町並みも楽しめるエリアですが、今回はすっかり夜のドライブです。

途中のコンビニで、今夜の晩酌のアテと翌朝の朝食を調達。こういう旅の買い出しも、車中泊旅の楽しみのひとつですね!

藪原まで進んだところで、県道26号線へと分岐。いよいよ上高地方面を目指して、さらに山の中へと入っていきます。

道路標識にも「上高地」の文字が見えるようになり、目的地が少しずつ近づいてきたことを実感します。

真っ暗な山道を越えて、境峠へ

ここから走る県道26号奈川木祖線は、木曽谷と松本方面を結ぶ山間のルート。歴史的には野麦街道と関わりの深い地域でもあります。

夜も更け、周囲はすっかり真っ暗。すれ違う車もほとんどなく、ヘッドライトに照らされた道路だけを頼りに、夜の山道を進んでいきます。

道は次第に山深くなり、幅員も狭くなってきました。そして差し掛かったのが、標高約1,480mの境峠です。

この境峠は、木祖村と松本市奈川の境界付近に位置する峠。木曽川水系と信濃川水系を分ける分水界にあたり、こちら側と向こう側で水の流れる方向が変わるという、地形的にも興味深い場所です。

とはいえ、夜のドライブでは周囲の景色を楽しむ余裕もなく、ひたすら安全運転。峠を越え、トンネルを抜けると、やがて左手に大きな湖が見えてきました。

湖の正体は、梓川に造られた奈川渡ダムによって形成された梓湖です。

奈川渡ダムを越え、国道158号線へ

この奈川渡ダム付近で、ようやく国道158号線へと合流します。松本方面から上高地を目指す際にも利用される、山あいを縫うように走る道路です。

実は今回、8月の豪雨による国道158号線の通行止めがあったため、事前に道路状況を確認しながらルートを検討していました。

そのため、今回は高山方面から平湯を経由するルートではなく、木曽谷を抜けて沢渡へ向かうルートを選択。夜間の山道が続く行程となりましたが、なんとかここまでやって来ました。

ここまで来れば、目的地までもうひと息!

いくつものトンネルを抜けながら国道158号線を進み、ついに上高地の玄関口、沢渡駐車場へ到着しました。

上高地の玄関口、沢渡駐車場に到着!

今回、車中泊の場所に選んだのは、長野県側の上高地アクセス拠点となる沢渡(さわんど)駐車場です。

上高地は自然環境を守るため、一般車両の乗り入れが通年で規制されています。そのため、マイカーで訪れる場合は、長野県側の沢渡、または岐阜県側の平湯温泉にある「あかんだな駐車場」に車を停め、シャトルバスやタクシーに乗り換える必要があります。

高山方面から向かうなら、平湯側のあかんだな駐車場が便利。一方、今回は木曽谷から国道158号線へ抜けてきたため、そのままアクセスしやすい沢渡を利用することにしました。

沢渡には複数の市営・民間駐車場があり、駐車する場所によってバス停へのアクセスや周辺施設の位置関係も異なります。

今回は車中泊を予定していたので、トイレへのアクセスも考慮して市営第2駐車場を選択。翌朝のバス乗車に向けて、まずはここでひと晩過ごすことにします。

【沢渡駐車場を利用する際の注意点】

ここでひとつ、沢渡駐車場を利用する際の注意点です。

駐車料金は1日800円。日付が変わる午前0時を境に日数が加算される仕組みです。

例えば、午後11時に入庫して翌日の午前中に出庫した場合、わずか数時間の駐車でも2日分の料金となり、1,600円かかることになります。

そのため、車中泊を予定していて時間に余裕がある場合は、午前0時を過ぎてから入庫すると、駐車料金を節約できます。

これから沢渡駐車場を利用される方は、到着時間も考慮して計画を立てるとよさそうですね!

さて、長い夜のドライブもようやく終了!出発時降り出した雨もすっかり上がりました。

明日はいよいよ、今回の旅の第一目的地である上高地へ。早朝の澄んだ空気の中、北アルプスの絶景を楽しみに出発します!

ムーヴキャンバスで初めての車中泊!夜の晩酌から雨の朝へ

今回のドライブ旅で活躍してくれたのは、ダイハツのムーヴキャンバス。

小柄な軽自動車ですが、今回は移動と睡眠がメインということもあり、2人での車中泊でも十分なスペースを確保できました。

車中泊に向けて準備したのは、カーシェードやカーテンなどの目隠しグッズに、寝袋、そして厚めの正方形クッション。

このクッションがなかなかの優れもので、車内の段差をカバーしながら、フラットに近い寝床を作ることができます。これがあるだけで寝心地が大きく変わるんですよね!

ひと通り寝床の準備が整ったところで、お待ちかねの晩酌タイム♪

途中のコンビニで仕入れてきたビールとご当地の日本酒をいただきます。長距離ドライブの疲れもあってか、お酒が進むにつれて、だんだんウトウト……。

ふとトイレに行こうと車外へ出てみると、そこには満天の星空が広がっていました✨

街明かりの少ない山あいならではの美しい星空。長い道のりを走ってきたご褒美をもらったような気分です♪

そんな余韻に浸りながら、午前1時ごろに就寝……zzz。

翌朝5時、まさかの雨!

翌朝、午前5時。

目を覚まして外の様子を確認すると……なんと雨が降っています!

山の天気は変わりやすいとはいえ、これから楽しみにしていた上高地のハイキング。ちょっと気になる空模様です。

ただ、事前の天気予報では上高地は曇り時々晴れの予報。すぐに出発するのではなく、少し様子を見ることにしました。

そして午前6時30分。

そろそろ出発しましょう!

雨に備えてレインコートを羽織り、ハイキングの準備を整えます。さて、今日の上高地はどんな景色を見せてくれるのでしょうか。

沢渡第二駐車場には足湯も!

今回利用した沢渡第二駐車場は、別名「足湯公園駐車場」とも呼ばれる場所です。

駐車場内にはトイレがあるほか、うれしいことに「さわんど温泉」の足湯も設けられています。

ハイキングで歩き疲れた足を温めるには、ぴったりの施設ですね! 今回はこれから出発するところなので、足湯は帰ってきてからのお楽しみということで。

ちなみに、沢渡には複数の駐車場があり、場所によってバス停までの距離が異なります。今回は車中泊でトイレへのアクセスも考慮して第二駐車場を選びましたが、バスターミナルに近い駐車場を選ぶなど、目的に合わせて使い分けるのもよさそうです。

沢渡バスターミナルへ!いよいよ上高地へ向かう

駐車場を出て、沢渡バスターミナルへと向かいます。

少し歩く必要がありますが、早朝の空気を感じながら歩くのも気持ちがいいものです。

バスターミナルに到着すると、まだ朝の早い時間にもかかわらず、ちらほら乗客の姿も。今日はこの時間は雨ですがこの後は少しマシになる予報です。

それでも登山装備を整えた方や、ハイキングを楽しもうという観光客の姿も見られます。これから時間が経つにつれて、松本方面から到着するバスなども加わり、さらに賑やかになっていくのでしょうね。

上高地行きのシャトルバスは、ここ沢渡から乗車できます。

今回利用した乗車券は、往復3,000円。上高地でハイキングを楽しんで同じルートで戻ってくるなら、往復券を購入しておくと便利です。(片道のみの場合1,600円)

一方、上高地からさらに奥の山小屋へ向かい、別の登山口へ抜けるような縦走登山をする方なら、片道券を利用することもあるのでしょうね。

上高地はマイカーでの乗り入れが規制されているため、こうしてバスやタクシーに乗り換えることが、自然を守るための大切な仕組みになっています。

沢渡ナショナルパークゲートを見学

バスターミナル周辺には「沢渡ナショナルパークゲート」という施設もあります。

ここは上高地へ向かう人たちのための案内・情報提供施設。館内には上高地の歴史や自然景観、散策コースなどに関する展示があり、天候や遊歩道の状況、自然保護のための利用ルールなども確認できます。

上高地の自然をより深く理解し、マナーを守って楽しむための玄関口といったところでしょうか。

バスの待ち時間に立ち寄れば、これから訪れる上高地について予備知識を得られるのもいいですね。

施設内には観光案内所や売店、待合スペースもあります。上高地を初めて訪れる方にとっても、心強い場所だと思います。

※開館時間は上高地のシャトルバス運行時間に合わせており、冬季は閉館期間があります。

朝7時発のバスで、いざ上高地へ!

さて、そろそろ出発の時間です。

今回は午前7時発のバスに乗車できそうです。いよいよ上高地へ向けて出発!

バスは沢渡バスターミナルを出発。車内はまだ5割ほどの乗車率で、比較的ゆったりしています。

その後、少し離れた場所にある第四駐車場(岩見平)付近の乗り場に停車すると、さらに乗客が乗り込んできました。車内もだいぶ賑やかになってきましたね。

バスは国道158号線を進み、山あいのトンネルや渓谷を抜けていきます。

そして、いよいよ上高地への入口となる釜トンネルへ。

この先は一般車両では通行できない区間です。普段のドライブでは自分でハンドルを握って走る道も、ここからはバスの車窓から眺めることになります。

釜トンネルは長く、上り勾配が続くトンネル。車窓の景色が途切れる中、バスはゆっくりと上高地へ向かって進んでいきます。

上高地の歴史を支えてきた釜トンネル

ここで少し、釜トンネルの歴史について。

このトンネルが初めて掘られたのは、昭和初期の上高地観光が本格化するよりも前のこと。もともとは、大正池の水を利用する発電所の建設資材を運ぶための道として整備されました。

その後、昭和8年(1933年)には釜トンネルが開通し、バスが上高地まで乗り入れるようになります。それまでアクセスが容易ではなかった上高地に、多くの登山者や観光客が訪れるきっかけとなりました。

ただし、かつての釜トンネルは道幅が狭く、急勾配やカーブもある難所だったそうです。現在のトンネルとは違い、車両の通行にも苦労が多かったといいます。

そして平成17年(2005年)、安全性や通行のしやすさを改善した新しい釜トンネルが開通。現在、私たちがシャトルバスで通過するのも、この新釜トンネルです。

上高地の美しい自然を守りながら、多くの人が訪れられるように支えてきた道。そう考えると、何気なく通り抜けるこのトンネルにも、長い歴史が詰まっているんですね。

さて、トンネルを抜けると、そこはもう上高地の世界!

……と言いたいところですが、今回の空模様はまだどんより。期待していた青空は見えるのでしょうか。

今回は大正池で下車します。

ここからは、いよいよ徒歩で約11kmの上高地ハイキングがスタート!

雨の心配は残るものの、せっかくここまで来たのですから、思いっきり楽しみたいと思います。

さて、天候はいったいどうなるのか!?

次回、上高地ハイキング編へ続きます。

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