日本海縦貫から北海道への旅④ついに北海道上陸!函館の坂道と100万ドルの夜景、朝市を巡る旅

新幹線や特急列車、観光列車を乗り継ぎながら北へ北へと進んできた、日本海縦貫から北海道への旅。

いよいよ北海道に上陸し、今回の旅最大の目的地でもある函館へ到着しました。

異国情緒あふれる街並み、歴史ある洋館、函館山から望む100万ドルの夜景、そして北海道ならではのグルメ。

今回は、初めて訪れる函館で過ごした二日間の様子をお届けしたいと思います。

<日本海縦貫→北海道への旅 第1話>

<日本海縦貫→北海道への旅 第2話>

<日本海縦貫→北海道への旅 第3話>

▲今回の旅をユーチューブでも更新しています。

ついに函館へ!港町散策へ出発

PM3:30。

新函館北斗から函館ライナーに揺られ、ついに今回の旅の最重要目的地、函館へ到着しました。

まず向かったのは、本日のお宿「おやど青空」。

函館駅から徒歩3分という好立地にある小さなお宿です。

ひとまず荷物を置き、さっそく函館の街へ繰り出すことに。

まずは函館駅構内にある観光案内所へ向かいました。

そこで購入したのが「はこだてスペシャルチケット2026」(3,700円)。

このチケットには12ポイント(1ポイント250円~300円相当)が付いており、函館山ロープウェイや旧函館区公会堂、ラッキーピエロなど24か所の施設や飲食店で利用することができます。

さらに函館市電が1日乗り放題。

観光にはまさにうってつけのチケットです。

ということで、このチケット片手に函館の街を巡ってみることにしました。

市電に乗って元町へ

まずは函館駅前電停から函館市電に乗車。

目指すのは、函館らしいレトロな街並みが広がる元町エリアです。

路面電車は10分も待たないうちにやって来ます。

ガタンゴトンと揺られながら十字街電停で下車。

ここからは気の向くまま、ぶらり散策です。

まず目に飛び込んできたのは、かつて丸井今井百貨店函館支店として使われていた「函館市地域交流まちづくりセンター」。

重厚な外観が、港町函館の歴史を感じさせます。

そのまま二十間坂をゆっくり登り、異国情緒漂う元町エリアへ。

カトリック元町教会や洋風建築を眺めながら歩いていくと、やがて函館を代表する絶景スポット「八幡坂」へ。

まっすぐ海へと伸びる坂道の先には函館港が広がり、思わず足を止めて見入ってしまいます。

函館の街は、かつて海に浮かぶ島だった函館山と対岸の陸地との間に、長い年月をかけて砂や礫が堆積してできた土地の上に発展しました。

そのため、函館山の斜面に沿って数多くの坂道が造られ、坂の上から港や街並みを一望できる独特の景観が生まれています。

教会群や洋館、おしゃれなカフェが点在する元町エリアは、ただ歩いているだけでも楽しい場所。

「あてもなく歩く」という贅沢を味わえるのも、函館ならではの魅力かもしれません。

初めての旧函館区公会堂

坂道をぶらぶら歩いているうちに、旧函館区公会堂へ到着。

せっかくなので「はこだてスペシャルチケット」を利用して館内も見学してみることにしました。

明治43年(1910年)に建てられた旧函館区公会堂は、鮮やかなブルーグレーとイエローの外観が印象的な洋風建築。

現在は国の重要文化財にも指定されています。

まずは一階の展示室や応接室を見学しながら、当時の華やかな時代に思いを馳せます。

そして二階へ上がると、豪華なシャンデリアが輝く大広間が現れました。

まるで舞踏会でも開かれそうな優雅な空間です。

さらにバルコニーへ出ると、函館港と街並みを一望する絶景が広がっていました。

函館山の斜面に築かれた街並みと、その向こうに広がる海。

函館らしい景色を前に、しばらく見入ってしまいます。

その時でした。

館内にいた人たちのスマートフォンから、一斉に緊急地震速報のアラームが鳴り響きます。

「えっ?」

周囲がざわつき始めた直後、建物全体が大きく揺れ始めました。

100年以上の歴史を持つ公会堂の中。

シャンデリアが大きく揺れる様子を見ながら、思わず身構えます。

揺れが収まると津波警報が発表された様子。

しかし通信も不安定で、詳しい状況が分かりません。

ひとまず館外へ出ることにしました。

後になって知ったのですが、震源は三陸沖でマグニチュード7.7の大きな地震。

函館市の震度は4だったそうですが、公会堂の二階にいたせいか体感的にはそれ以上に感じられました。

先ほどまで優雅な時間を過ごしていただけに、忘れられない函館の出来事となりました。

ふと見上げると、公会堂の前には満開の桜。

ちょうどこの日、函館の桜が満開を迎えたというニュースも流れており、美しい春の景色が広がっていました。

自然の力の大きさと、美しい景色。

なんとも不思議な気持ちになった函館の夕暮れでした。

函館名物ラッキーピエロと「おやど青空」

念願のラッキーピエロへ

地震で少し慌ただしくなりましたが、公会堂前の満開の桜を眺めながら元町散策を終え、気が付けば時刻はPM5:30。

再び十字街電停へ戻り、市電で函館駅前へ向かいます。

せっかく函館に来たのなら、どうしても外せないものが二つありました。

ひとつは「ラッキーピエロのチャイニーズバーガー」。

そしてもうひとつは「ハセガワストアのやきとり弁当」です。

まずは夕食ということで、函館市民のソウルフードともいわれるラッキーピエロへ向かいます。

やって来たのは、函館駅前店。

ついにラッキーピエロ初潜入です。

店内へ一歩足を踏み入れると、そこには想像以上の世界が広がっていました。

ネオンが輝き、アメリカンポップな装飾が所狭しと並び、どこか遊園地のような不思議な空間。

普通のハンバーガーショップとはまるで違う、函館ならではの独特な雰囲気に圧倒されます。

さすが人気店だけあって店内は大混雑。

今回はテイクアウトにすることにしました。

そして途中、北海道ではお馴染みのセイコーマートにも立ち寄り、ビールやおつまみも調達。

それでは一旦、お宿へ戻ることにしましょう。

駅近で居心地の良い「おやど青空」

宿へ戻り、まずは一杯。

坂道を歩き回った後ということもあり、お腹はペコペコです。

チャイニーズバーガーとポテト、そして大沼ビール。

これがまた最高の組み合わせ。

「これぞ旅先の贅沢!」

そんな気分で、至福の夕食タイムを楽しみました。

ここで今回宿泊する「おやど青空」をご紹介。

函館駅から徒歩3分という抜群の立地で、今回の旅の拠点として選んだお宿です。

お部屋は6畳ほどの和室。

テーブルや椅子、テレビ、茶器セットも揃っており、一人旅には十分な広さです。

トイレや洗面、お風呂は共同ですが、宿泊料金は4,800円と非常にリーズナブル。

そして何より印象的だったのは、女将さんの温かい人柄。

一階の談話室では気さくに話しかけてくださり、旅の話で盛り上がることができました。

電子レンジや冷蔵庫も自由に利用でき、お風呂も一階にあります。

豪華なホテルも良いですが、こうしたアットホームな宿との出会いも旅の楽しみのひとつですね。

函館山から100万ドルの夜景を眺める

ロープウェイで函館山へ

PM7:00。

窓の外はすっかり暗くなり、再び函館の街へ。

函館といえば、やはり「100万ドルの夜景」。

せっかく函館まで来たのですから、函館山からの夜景を見ないわけにはいきません。

再び市電で十字街へ向かい、ロープウェイ山麓駅を目指して坂道を歩きます。

やはりこの時間帯は夜景目当ての観光客が多く、坂道にはたくさんの人の姿がありました。

ようやくロープウェイ乗り場へ到着。

予想通りかなりの混雑です。

しかし125人乗りの大型ゴンドラが次々と運行されており、この日は5〜10分間隔で運転されていたため、思っていたよりスムーズに乗車できました。

料金は1,800円。

今回は「はこだてスペシャルチケット」の7ポイントを利用しました。

徐々に高度を上げるロープウェイ。

窓の外では函館の街に灯りがともり始め、まるで宝石箱を開けていくような美しさです。

期待に胸を膨らませながら、山頂へと向かいました。

100万ドルの夜景を堪能

ついに函館山山頂へ到着。

展望台へ出ると、まず感じたのは想像以上の寒さ。

昼間とは打って変わって、冷たい風が吹き抜けています。

事前に寒いと聞いていたため、手袋や防寒具を用意してきたのは正解でした。

展望台には屋内スペースもありますが、せっかくなら屋外から夜景を楽しみたい。

ということで屋上展望台へ向かいます。

標高334mの函館山から見下ろす夜景は、まさに絶景。

両側を海に挟まれた独特の地形の中に、街の灯りが美しく広がります。

昼間の景色も美しいそうですが、日没後20〜30分頃の「マジックアワー」が最も美しい時間帯なのだそうです。

そして、この夜景の中には「ハート」や「スキ」の文字が隠されているとも言われ、恋人たちの聖地としても人気なのだとか。

しかし、おじさん一人旅でも十分感動できる景色です(笑)。

しばらく夜景を眺め、夢中で写真や動画を撮影。

さらにロープウェイとは反対側にある漁火公園からも夜景を撮影してみました。

こちらは比較的人も少なく、ゆっくり夜景を楽しむことができる穴場スポット。

函館の夜景を心ゆくまで満喫することができました。

いやぁ、本当に心に刻まれる景色でした。

函館までやって来て良かった。

そう思える瞬間でした。

再びロープウェイで山を下り、お宿へ戻ることにします。

函館駅前横丁で旅の締めの一杯

函館駅へ戻った頃には、まだ20時半過ぎ。

せっかくなので、駅のすぐ隣にある「ハコビバ(HAKOVIVA)」の「函館駅前横丁」へ立ち寄ってみることにしました。

2019年に函館駅前に誕生した複合商業施設。昭和レトロな「函館駅前横丁」を中心に、グルメやショッピングを楽しめる新たな観光スポットです。

昔の駅の雰囲気や飲み屋街のレトロな様子が楽しめ、どこか懐かしく、旅情を誘う雰囲気が漂っています。

函館茶漬酒房さんで、1杯だけ引っ掛けて宿に戻ることにいたしましょう🍶

ここから宿までは徒歩1分。

酒飲みおじさんにはめっちゃ好立地♪

こうして函館での長い一日が終わりました。

函館朝市で迎える北海道の朝

翌朝、AM9:00にチェックアウト。

向かうのは函館駅前に広がる函館朝市です。

戦後間もない1945年、農家の人たちが駅前で野菜を販売したのが始まりとされる函館朝市。

現在では約250店舗が軒を連ねる函館を代表する観光スポットになっています。

駅二市場、どんぶり横丁市場、ひろばエリアなど複数の区画に分かれ、新鮮な魚介類や土産物店、食堂などが所狭しと並んでいます。

朝から威勢のいい掛け声が飛び交い、水槽で泳ぐ活イカやカニなど北海道らしい海の幸が並ぶ光景は、見て歩くだけでも楽しいものです。

ひと通り市場を散策した後、朝食はどんぶり横丁市場へ。

数あるお店の中から選んだのは、いくらとウニのミニ丼。

北海道ならではの新鮮な海の幸を味わいながら、函館最後の朝をゆっくり楽しみました。

次回は函館郊外へ

さて、お腹も満たされたところで、ここからは函館郊外へ足を延ばします。

移動はカーシェア。

トヨタレンタカー横のトヨタシェアを利用することにしました。

ということで、今回のブログはここまで。

次回は、日本初の男子修道院「トラピスト大修道院」、桜が満開を迎えた五稜郭公園、そして旅の最後を飾る特急北斗に乗車し、新千歳空港を目指します。

日本海側を北上してきた長距離鉄道旅も、いよいよフィナーレ。

次回の最終章も是非どうぞお付き合いください。

次回に続く→日本海縦貫から北海道への旅⑤ 満開の五稜郭とトラピスト修道院、特急北斗で旅の終着点へ


にほんブログ村 旅行ブログへ

にほんブログ村

コメントを残す