今回は、青森の旅最終回。青森市街を観光していきます。
これまでの記事はこちら:
- その1:伊丹空港から青森空港へ、鶴の舞橋観光
- その2:高山稲荷神社参拝とメロンロードから十三湖、竜泊ラインドライブ
- その3:龍飛崎・階段国道、青函トンネルと高野崎を巡る旅
- その4:むつ湾フェリーで津軽から下北へ、過酷✕絶景の海峡ライン
- その5:仏ヶ浦の奇岩を歩き、本州最北端の地・大間崎へ
- その6:本州最果てのレトロ温泉街・下風呂温泉郷ぶらり散策
- その7:恐山から陸奥湾沿いをめぐる穏やかな午後
📍3日間の旅全体ルートマップ

📺 今回の旅はYouTubeでも公開中!
ワ・ラッセ──ねぶたが息づく館
15時過ぎに、本日宿泊する青森市街のホテル「ウィークリーホテルチトセ」に到着。
チェックインは16時からなので、車をパーキングに入れ、先に青森観光へ向かうことにしました。
歩いて15分ほどで青森駅に到着できる便利な立地。
ホテルの紹介はまた後ほどとして、まずは駅方面へと歩き出します。
🚶♂️青森ベイブリッジと駅前の風景
歩き始めてすぐ、視界に入ってきたのは大きな吊り橋のような橋脚。
少し進むとその全貌が見えてきました──青森ベイブリッジです。
青森港の交通をスムーズにするため平成初期に建設された橋ですが、今ではすっかり街のシンボル。
その足元には、駅前に広がる小さな人工ビーチ「あおもり駅前ビーチ」があり、
奥には遊歩道の「青森ラブリッジ」も架かっています。
潮の香りと、秋の日差しが穏やかに交わる港町の空気を感じながら歩くうちに、
今回の旅で訪れてみたかった場所──「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に到着しました。
🏮ねぶたの家 ワ・ラッセとは
ここワ・ラッセは、「ねぶたがつなぐ、街・人・こころ」をコンセプトに、青森ねぶた祭の保存・伝承の拠点として、また一年を通じてねぶたを体感できる施設です。
外観を包む幅30cm・高さ12mもの鋼板スクリーンは、
ブナの原生林に差す光と影をイメージしており、
季節や時間帯によって外観の表情を変える“生きたデザイン”。
建築的にも見応えのある施設です。
館内の中心にある「ねぶたホール」には、実際に祭りで運行された大型ねぶたが5台展示されています。
1階にはお囃子の練習やセミナーにも使える交流室、2階にはイベントホールや情報コーナーなどを備え、建物全体が“ねぶたの魂”を感じられるよう設計されているのが特徴です。
✨迫力のねぶた展示を間近で
いよいよ館内へ。1階はお土産売り場になっており、2階の「ねぶたミュージアム」へと上がると、入館料は大人620円。
展示エリアでは、ねぶた祭の歴史が映像や資料とともに紹介され、過去から現在まで、人々とともに進化してきた青森の祭り文化を感じられます。
そして目の前に現れる、迫力満点の大型ねぶた!
綺羅びやかで色鮮やかな造形の一つひとつに、職人の息遣いが伝わってきます。
近くで見ると、和紙の貼り方や光の通り方、立体的な造形の美しさが際立ち、ただの「山車」ではなく、まるで巨大な光の彫刻。
しばし足を止め、圧倒的な存在感に見入ってしまいました。













八甲田丸──青函連絡船の歴史と迫力
時刻は16時15分。
続いて訪れたのは、もう一つの目的地「八甲田丸」。
かつて本州と北海道を結ぶ交通の要所として活躍した“青函連絡船”の実物を見学できる場所です。
ワ・ラッセから港沿いを少し北へ歩くと──
その雄大な姿が目の前に現れます。青函連絡船・八甲田丸。
いまも現役さながらに、静かに青森港に停泊しています。
まず目を引くのは、船尾へと続く線路。
そう、この船は当時「列車をそのまま船に積み込む」方式で運行されていたのです。
一枚の写真だけでも、そのスケールの大きさに驚かされます。
この「八甲田丸」は現在、当時の船内を再現しつつ、青函連絡船の歴史や青森駅周辺の様子を紹介する博物館として公開されています。さっそく乗船してみましょう!
🚢タラップを上がる瞬間、感じる“船旅の記憶”
タラップを渡る感覚は、まるでこれから北海道へ旅立つかのよう。
当時を知る人なら、懐かしさが込み上げる瞬間でしょう。
受付のある2階・船楼甲板から、3階の遊歩甲板へと進みます。
船内は展示エリアごとに見応えたっぷりで、じっくりと時間をかけて巡れます。
🧳昭和の港町が息づく「青函ワールド」
▲3階・遊歩甲板
まず目にしたのは「青函ワールド」。
昭和30年代──戦後の復興を経て、高度経済成長へ突き進む時代。
その頃の青森駅前を再現した一コマが広がります。
市場でりんごや魚介を売る元気な売り子さん、
大きな風呂敷を背負って連絡船へ急ぐかつぎ屋さん。
活気に満ちた港町の息づかいが、リアルに感じられます。
映像『青函連絡船 ─栄光の航跡─』も上映されており、
青森と北海道を結んだ人々の努力と情熱を知ることができます。
さらに、グリーン船室跡や寝台室、船長室なども当時のまま残され、
旅情あふれる船内の雰囲気を味わえます。
🧭4階 航海甲板・展望ブリッジ
▲4階 航海甲板・展望ブリッジ
次に向かうのは4階の航海甲板。
操舵室には当時そのままの計器や舵輪が並び、
窓の向こうにはベイブリッジと青森の街並みが広がります。
展望プロムナードからは港の風景を一望。
穏やかな秋の光が、海面に反射してキラキラと輝きます。
🚂1階 車両甲板──海を渡った“レールの道”
▲車両甲板
いよいよ1階の車両甲板へ。
青函連絡船の最大の特徴が、この線路のある広い船内空間です。
鉄道車両は船内にそのまま積み込まれ、
航行中は“緊締具”と呼ばれる器具でしっかりと固定。
船尾には分厚い扉(船尾扉)が備わり、航海中は波の侵入を防ぎました。
この可動橋を通じて列車が海を越えていったのです。
昭和の時代まで、本州と北海道をつなぐ「線路」は海で途切れていました。
だからこそ、この連絡船が人と物資の命綱だったのです。
しかし昭和29年、「洞爺丸台風」が青函航路を直撃。
船尾扉を持たない船に海水が流入し、制御不能となった結果、座礁・転覆──
タイタニック以来とも言われる大惨事となりました。
その教訓を経て新型船が建造され、同時に“海を越える線路”──
青函トンネルの建設が始まります。
そして昭和63年3月、青函トンネルの開通と同時に、
80年の歴史を誇った青函連絡船は静かにその役目を終えました。
⚙️エンジンルームの鼓動
▲地下一階・航海甲板
さらに地下甲板へ降りると、巨大なエンジン室が姿を現します。
単動4サイクル・ターボ付きディーゼルエンジン1,600馬力×8基。
総重量5,400トンの船体を動かしていた当時の“心臓部”です。
普段は乗組員しか立ち入れなかった場所を、いまは間近に見ることができます。
鉄と油の匂いが、どこか懐かしく感じました。
こうして約1時間ほど、船の歴史と構造をたっぷり堪能。
昭和のエネルギー、そして“ものづくり”の力強さを肌で感じました。
青森駅で締めくくる夕暮れ──煮干しラーメン
🍜さて、夕暮れの青森駅へ
港に吹く風もすっかり冷たくなってきました。
そろそろ夕ごはんを探しに、青森駅方面へ戻ることにします。
少し青森駅周辺をぶらぶらと散策しながら、夕飯どころを探します。
時刻は17時。旅の前半はグルメに遊覧船にと、なかなか贅沢をしてきましたので、今夜は少し気軽に──そう、ラーメンです!
青森といえば「津軽ラーメン(煮干しラーメン)」が有名。
津軽地方では、イワシが豊富に獲れたことから、古くから煮干しだし文化が根付き、市内には100軒以上ものラーメン店があるとか。しかもその8〜9割で煮干しラーメンを出しているというから驚きです。
そんなわけで、駅ナカで見つけた「龍麺」さんへ。
看板メニューの「熟煎煮干らーめん 上(煮玉子トッピング)」を注文しました🍜
見た目はこってり系かと思いきや、スープは意外にもすっきり。
それでいて煮干しの旨味がしっかり効いており、まさに津軽の味。
ビールとの相性も抜群で、旅の疲れを癒やしてくれる一杯でした。
素泊まり3500円の安らぎ──ウィークリーホテルチトセ
さて、そろそろホテルへチェックインです。
今夜の宿は、青森中心地でもおそらく最安クラスの「ウィークリーホテルチトセ」さん。
チェックイン時間は16時からと少し遅めですが、シングルルームが1泊3,500円。このご時世にありがたい価格です。
お部屋にはお風呂・トイレ・冷蔵庫が完備されており、必要なものはすべて揃っています。
シンプルながら清潔感があり、ビジネスや一人旅には十分すぎるほどの快適さ。
コスパで言えば間違いなく◎です。
夜、窓の外からは「ラッセーラ!ラッセーラ!」というかけ声と太鼓の音がかすかに響いてきました。
ねぶた祭りの練習でしょうか──その音をアテに、今夜も一杯。
地元の音と夜風を感じながら、静かに旅の終わりを噛みしめます🍺
✈️ 青森旅の締めくくり──帰路はJALクラスJで快適フライト
翌朝7時すぎ、チェックアウトを済ませ、いよいよ青森ともお別れです。
今日はこのまま関西へ戻れば、仕事モードに切り替えなければなりません。
長かったようで短かった3日間の青森旅。充実した時間でしっかり心も体もリフレッシュできました。
ところが、出発ロビーへ向かうと、なんと出発が遅れるとの案内が…(^_^;)
しばらくすると、詳しい遅延時間が表示され、1時間15分の遅延になるとのことでした。
ようやく飛行機が到着し、無事に旅立つことができました。
今回の帰り便はJALの「クラスJ」。少しだけ贅沢な座席です。
さくらトラベルで予約したところ、偶然にもこのクラスJに割り当てられました♪
快適なフライトになりそうで、期待が高鳴ります。
座席は2×1の配置で、在来線特急グリーン車のようなゆったりした雰囲気。
機内は全体的に混雑していましたが、クラスJは空席も目立ちます。
隣の席も空いており、荷物も置けて快適。青森の上空を飛び立つと、旅の余韻に浸れます。
窓の外の景色を眺めながら、今回の旅を振り返ります。
青森の各地で触れた文化や歴史、美味しい食、温かい人々、険しい地形と絶景が続くドライブ道。
本当に心に残る旅になりました。
そして、次回の旅のことを考えつつ帰路へ♪
また近いうちに、新たな旅に出たいと思います\(^o^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の旅もどうぞお楽しみに!

















































































